米国のGRAVEL社が開発したシリーズ最新作
筆者が、トラベルポーチの必要性を痛感したのは、わりと最近のことだ。
一つには、防水仕様であるはずのバックパックを過信して、中に入れておいたスマホが雨で水没死したこと。
そのとき自分は、雨合羽の上にバックパックを背負い、雨中の山を歩いていた。それが、いつの間にか雨水が底にたまり、スマホを台無しにしてしまった。
もう一つは、本格的にカメラを使うようになり、撮影用小物を遠征時に持ち運ぶ必要性が出てきたからというのがある。
その際に持参する(歯ブラシなどの)サニタリー用品と湿気を嫌う撮影機材は相いれない。
最初はジップロックを多用していたが、それも限界があって、トラベルポーチの活用に思い至り、自分のニーズを満たすようなものがないかと探していた。
そんな折に出合ったのが、「GRAVEL トラベルポーチMAX」。米国のGRAVEL社が開発ししているシリーズ化製品の最新作で、「MAX」は3代目になる。
元祖や2代目と大きく異なる点は、その大容量。6リットルものモノが入れられ、サニタリー用品と撮影機材を一緒に入れられるという大きなメリットがある。
しかも、中で混在するのでなく、完全に別々に収納できる。メーカーによれば、「目安として、2人の旅行で3~4週間分の小物を入れられる」という。また、以前使っていたバックパックと違い、本当の意味での防水仕様である点も嬉しい。
試しに筆者の旅行時の必携品を入れると、こんなふうになる。
物品を詰めたところ
物品をすべて取り出したところ
本製品は、2つのトラベルポーチを合体したかのようなつくりになっていて、メッシュポケットが複数ある区画と、大きなものを放り込んで収納できる区画に大きく分かれる。
メッシュポケットはサニタリー用品収納に最適で、筆者もそうしたモノを一切合切入れた。
一方、大きなものが入る区画には、撮影機材を入れた。そこには、小型の単焦点レンズ、ストロボ、何枚ものレンズフィルター、レリーズにくわえイヤホン、タブレットなども入れてまだ余裕があった。
さすがに、(単焦点レンズよりもずっと大きい)ズームレンズを装着した一眼ミラーレスカメラは無理だったが、コンパクトデジタルカメラならまったく問題なく収納できる。
筆者の場合は撮影機材となったが、そこにはシェーバーやヘアアイロンなど大きめの旅行携行品を入れてもよいし、キャンプ好きならキャンプ用小物を入れてもよいし、リモートワークに必要なガジェット入れとして活用するのもOK。
トラベル用途にとらわれず、趣味嗜好に合った使い方ができるのが、本製品の一番の魅力だろう。
「GRAVEL トラベルポーチMAX」は、壁掛けできるフックなど、先代製品が持つ機能を継承しつつ使い勝手を一気に高めた製品として、大きく評価できる。
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文/鈴木拓也(フリーライター)