睡眠時間は十分に取れているはずなのに、昼間に眠くなることがしばしば……。そんな、眠りに関する悩みや不安を抱えている人は多く、特に最近は睡眠を数値化=見える化できるウエアラブルデバイスが続々と登場している。その中から最新モデル3機種を試してみた!
いびきや呼吸レスを検知する!
one A『Sleeim(スリーム)』
3万2780円
首に装着し、気道を流れる呼吸音を〝モニタリング〟するのが特徴。睡眠中のいびきや呼吸レスを検知すると本体が振動し、快眠状態へ誘う。生活習慣病のリスクを高めるいびきの抑制に役立つデバイスだ。
私が試しました
編集 タジリ
枕が変わってもぐっすり寝られる体質。最近は寝起きの悪さと、日中に強烈な眠気に襲われることも。原因を探るべく『Sleeim』で睡眠中の状態をチェックした!
首に当たる部分にはマイクを内蔵。睡眠中、上気道を通過する呼気と吸気の音を常に確認し、いびきと呼吸レスの回数をカウントする。
ほとんど気にならない装着感
ネックバンドと本体により、首をやさしく挟むようにして装着する。4サイズのネックバンドが付属し、自分の首に合わせて選択可能だ。
頭を動かす際にも邪魔にならなかった
首にマフラーなどを巻くのが苦手なほどだが、本機を装着して寝転がっても気になることはほぼナシ。頭の位置を動かす際にも思った以上に邪魔にならず、いつもどおりに快眠できた。
〈Review結果〉実用度:★★★★☆ 拡張性:★★★☆☆ コスパ:★★☆☆☆
普段から寝付きがいい一方で、最近は朝の寝起きが悪い日が増えている気がする。「睡眠の質に問題があるのか?」と思い、今回『Sleeim』を試してみた。本機を装着しても意外と気にならず、いつもと変わらず朝まで眠れた。睡眠中のデータはスマホアプリを同期することでチェック可能。いびきが検知されていることのほか、これまで無自覚だった呼吸レスの時間帯があることにも驚いた。日ごとのデータを見比べてみると、特に就寝する時間が遅いほど、いびきや呼吸レスが生じやすいようだ。ちなみに「振動モード」に設定して使うことで、いびきまたは呼吸レスを検知すると本機が振動し、その刺激によって快眠に導くという。実際に同モードをオンにした場合には、呼吸レスの最長継続時間が明らかに短縮された。長期間使い続ければ、睡眠改善につながりそうだ。
無自覚だった呼吸レスの状態があることを知ったのはかなりのショック。一晩で22回も呼吸レスで、最長で60秒も継続している日も……。今後も継続して確かめたくなった。
アプリでは、日ごとのデータを見比べられる。特に就寝が遅くなるほどいびきや呼吸レスが多いことも丸わかり。規則正しい生活の重要性を痛感させられた。