東京のランドマーク、「東京スカイツリー」が、2022年5月22日に開業10周年を迎えました。
それを記念して、東京スカイツリーをあなた好みに照明デザインできるかもしれません。ご存じでしたか?
開業から10年。改めて東京スカイツリーの過去をおさらい
東京スカイツリーは、2003年12月にNHKをはじめとする在京放送事業者6社が、地上波テレビ放送のデジタル化に伴い、首都圏に600m級の新電波塔が必要であるとして、推進プロジェクトが発足したのが始まりでした。
そして、2008年7月14日に「安全祈願祭」と「起工式典」を行い、いよいよ東京スカイツリーの建設工事が始まりました。
当初計画では高さ610mとされていましたが、その後、自立式電波塔として世界一を目指し、634mへと高さを変更しています。
それは、〝多くの人から覚えてもらいやすい数字にしたい〟という願いからで、武蔵の国など日本人にとってなじみ深い「むさし」を、「634=むさし」という響きと結びつけ、2009年10月16日に、634mへと高さを変更したのも、今となっては懐かしいエピソードのひとつです。
その後、東京スカイツリーの建設は順調に進み、2011年11月17日に「世界一高いタワー」としてギネス世界記録に認定されました。
そして、2012年5月22日、ついに東京スカイツリーはグランドオープンを迎えることとなりました。
東京スカイツリーに欠かせない照明は創業以来進化
2012年5月22日の開業以来、東京スカイツリーはご存じのとおり、東京の夜を彩るライティングを点灯し続けています。
改めてその10年を振り返ってみましょう。
開業当初は1995台の照明機器により、隅田川の水をモチーフにした淡いブルーが美しい「粋(いき)」、 江戸紫がテーマカラーの「雅(みやび)」を点灯しました。
開業3年目の2015年5月には照明機器を2075台へ増設。「雅」に動きのある演出を加え、好評となりました。
さらに、開業5年目の2017年5月には縁起の良い橘色が基調の「幟(のぼり)」が加わりました。
そして、2020年2月に照明機器を2362台まで増設しました。その際、アンテナ設備が設置されたゲイン塔とよばれる部分がフルカラーで点灯できるようになり、加えて塔体250m付近と150m付近の中間部も連続性のある点灯演出が可能となりました。
「粋」「雅」「幟」全てのデザインも一新され、 さらなる輝きと躍動感あふれる多彩な演出や動きで魅了してくれます。
【参考】東京スカイツリー ライティング演出を徹底解説!|東京スカイツリー/TOKYO SKYTREE【公式】
当初からLED照明機器を用意。パナソニックがパートナー企業としてサポート
美しい照明で、東京の夜空を美しく彩る東京スカイツリーは計画当初から、周辺地域との調和と地球環境に配慮した照明を考えてきました。
2010年3月に、パナソニック電工(当時。現在はパナソニック エレクトリックワークス社)をパートナー企業に選び、翌6月には1995台(当初)の照明機器をすべてLED照明機器にすると決定したのも、省エネ性を意識したからです。
そして、LED照明機器を高速制御する演出システムを共に開発したのです。
【参考】パナソニック株式会社「EVERLEDS TOKYO SKYTREE & LED PROJECT」
あなたのデザインで東京スカイツリーをライティングしてみよう
開業10周年を迎えた東京スカイツリーはこれを記念して、特別ライティングのデザインを広く募集することになりました。
募集テーマは『みんなのスカイツリー』。
これまでの10年で自分の環境、生活などで心に残る想い出あるいは、これからの10年に自分で叶えてみたい夢や希望、目標など、あなたのこれまで、これからの10年にまつわる〝想い〟を、スカイツリーのライティングデザインに表現してみませんか?
募集期間は2022年7月31日(日)23:59まで。応募資格は日本在住の方で、未成年なら保護者の同意を得て応募してください。
応募方法は東京スカイツリー公式ホームページ内の特設ページから塗り絵イラストをダウンロードして、ホームページに掲載されているサンプル投稿を参考に、応募方法と応募規約、注意事項などを確認して、応募してください。
最優秀賞の1名さまには、受賞者の発表イベントへの招待と登壇してもらい、特別ライティングとして東京スカイツリーの点灯が予定されています。
また、優秀賞の9名さまには、特別ライティングとして東京スカイツリーの点灯がこちらも予定されています。
取材・文/中馬幹弘
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