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戸建て信仰はもう古い?マンションを終の棲家として選ぶ時の注意点

2022.07.07

マイホームと言えば、「戸建て」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。

特に、戸建ての多い地域で生まれ育ち、自分も周囲も戸建て住まいだった人にとって、「マイホーム=戸建て」というイメージはなかなか捨てがたいものだろう。

筆者も郊外の田舎出身で、周囲の友人も親戚もみな戸建て住まいだったことから、マイホームと言えば「戸建て」というイメージが大人になるまで抜けなかった。

ところが、最近はマンションを「終の棲家」に選ぶシニア層が増えているそうだ。これはかつてのトレンドとは異なるという。

最近のシニアが老後を過ごす「終の棲家」として「マンション」を選ぶ理由とは。そして、その際の注意点とは――。

マンショントレンド評論家である日下部理絵さんの新刊「60歳からのマンション学」講談社+α新書より、「終の棲家」としてマンションを選ぶ際のヒントを紹介する。

「住宅すごろく」の崩壊

かつて日本には「住宅すごろく」と呼ばれるものが存在したという。

「住宅すごろくでは、賃貸アパートなどからはじまり、分譲マンションを購入後、戸建てに買い替えることがゴールとされてきました。その背景には必ず地価は上昇し続けるという土地神話があり、実際に転売を繰り返しながら資産を大きく増やせました。住宅ローン減税やすまい給付金、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置といった行政の様々な支援策もその後押しをしていました」と日下部さんは語る。

しかし、この土地神話はすでに崩壊しており、かつての住宅すごろくの途中である分譲マンションを「終の棲家にしたい」という永住志向が高まっているという。

実際に、国土交通省の「平成30年度マンション総合調査結果」においても、マンションに「永住するつもりである」が過去最高の62.8%になっている。

出典元:国土交通省ウェブサイト

つまり、現代においては「マイホーム=戸建て」という認識は以前より薄れつつあり、「マンションからいずれ戸建てに住み替えたい」という需要よりも「そのままマンションに永住したい」という需要の方が多くなっているのだ。

「加えて、同調査では分譲マンションの世帯主のうち60歳代が27%と最も多く、70歳代以上は22.2%へと増加しており、居住者の高齢化が着実に進んでいます」と日下部さんは指摘する。

もはや、マンションをシニア層が「終の棲家」として考えることは珍しいことでもなく、ごく一般的なこととなってきているのだ。

「終の棲家」としてマンションを選ぶ際の注意点

かつて存在した「住宅すごろく」の崩壊により、「終の棲家」としてマンションを選ぶことは珍しいことではなくなってきているとはいえ、マンションを選ぶことによるデメリットが減ったわけではない。それは戸建てを選んだとしても、戸建てには戸建てのデメリットがあるのと同じである。

「分譲マンションは、戸建てのように自らの懐具合や人生のタイミングで修繕したり、更地にしたりできるわけではありません」と日下部さんは指摘する。自分が購入したマンションであっても、すべてを自らの希望通りにすることができないのがマンションなのだ。

「終の棲家」としてマンションを選ぶ際、問題になりやすい点についても、本書と同調査 から引用して紹介するので参考にしていただきたい。

出典元:国土交通省ウェブサイト 

「特にトラブルがない」マンションは23.2%しかなく、何らかのトラブルを抱えているマンションが多いことが分かる。特に、居住者間のマナーのトラブルが55.9%と突出して高くなっている。

このうち、居住者間のマナーをめぐるトラブルについては、「生活音」が38.0%、次いで「違法駐車・違法駐輪」が28.1%、「ペット飼育」が18.1%となっている。

出典元:国土交通省ウェブサイト 

この「生活音(騒音)」「違法駐車・違法駐輪」「ペット飼育」は「マンション3大トラブル」と言われているそうだ。

そのため実際に、「終の棲家」としてマンションを購入する際には、「立地」「間取り」「日当たり」といった一般的な条件に加え、上記のようなマンションを巡るトラブルがあることも考慮した上で検討すると、住み始めてからの安心感につながる。

その他にもシニア層のマンション選びで注意したいことを本書では具体的な事例を挙げて細かく教えてくれるのである。「60歳からの~」とあるが、60歳以上でなくとも、どのようなマンションを選べば失敗しにくいのか知りたい人にも、とても参考になるだろう。

「終の棲家」としてマンション選び

30代、40代の働き盛りにとっては、「終の棲家」のことなどまだ無縁の話題かもしれない。しかし、親世代のこととして考えれば、案外現実的な問題である。

「住まいほど人生に密着したものはありません。どんな人の人生にも、その中心には家があります。家が理想的な状態であれば、心の拠り所として安心して外に行くこともできる。住まいは人生の拠点であり、幸せの象徴なのです」と日下部さんは述べている。

長く住めるのはどんなマンションか。どのようなマンションを選ぶべきか迷っているなら、参考にしてみてはどうか。親御さんへのプレゼントとしても喜ばれるであろう。

日下部理絵さんプロフィール
マンショントレンド評論家。第1回マンション管理士・管理業務主任者試験に合格。管理会社勤務を経て、「オフィス・日下部」を設立。著書に「マイホームは価値ある中古マンションを買いなさい!」(ダイヤモンド社)ほか多数。

60歳からのマンション学(講談社+α新書)

文/平塚千晶


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