新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークが急速に普及したことで、「働く場所」や「住む場所」を見つめ直したビジネスパーソンは多いに違いない。こうした考え方の変化は、コロナ禍のキャンパスライフを経て、就職活動に臨む2023年卒の学生たちにも生じているのだろうか?
学情はこのほど、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生525名を対象にした「UIターン」に関する意識調査の結果を発表した。
UIターンや地方での就職を希望する学生が約4割
UIターンや地方での就職を希望すると回答した学生が、39.2%に達した。コロナ初期の2020年6月に実施したアンケートと比較すると、UIターンを希望する学生の割合は17.4ポイント増加した。
UIターンを希望する理由として、「実家の近くに住みたい」「実家の近くのほうが、結婚や出産などのライフイベントがあっても長く働き続けることができると思う」「仕事を通して、地元に貢献したい」などの声が寄せられた。
8割超が「コロナ禍で、より地方での就職を希望するようになった」と回答
地方での就職について、「新型コロナウイルスの流行により、地方での就職を希望するようになった」と回答した学生が82.9%に上った。
回答者からは「コロナのような非常事態があった際に、家族が近くにいると安心できる」「思うように帰省できないことを経験し、家族の近くに住みたいと思うようになった」「なかなか人に会えない中で周囲との繋がりの大切さを感じ、地元に貢献したいと思うようになった」などの声が寄せられた。
UIターンを希望する理由は、「家族と一緒に暮らしたいと思うから」が最多
UIターンや地方での就職を希望する理由は、「家族と一緒に暮らしたいと思うから」が35.0%で最多だった。以下、「もともと卒業後は地元に帰ろうと思っていた」が33.5%、「地元に貢献する仕事をしたいと思ったから」が29.6%と続いた。
UIターンで希望する勤務地は「出身の都道府県」が最多。次いで「出身の都道府県に近く、求人の多い地域」
UIターンで希望する勤務地は、「出身の都道府県」が72.8%で最多。次いで、「出身の都道府県に近く、求人の多い地域」が36.9%という結果になった。
<調査概要>
・調査対象:「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2022年5月9日~2022年5月30日
・有効回答数:525名
出典元:株式会社学情
構成/こじへい
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