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M2搭載で高性能化が進むMacBookとよりPCに近づいたiPadOS 16でワークスタイルはどう変わる?

2022.07.02

2022年6月7日(日本時間)、アップルは開発者向けイベント「WWDC」を開催。2022年9月の発売が予想される「iPhone 14(仮名)」に搭載予定の「iOS 16」に加え、最新の自社開発チップ「M2」搭載といった、様々な最新情報が紹介されました。

ここでは、WWDC内で紹介されたM2チップを搭載する、新型のMacBook Air、13インチMacBook Proに加え、大型アップデートとなったiPadOS 16に焦点を当て、詳細を紹介していきます。

新機能が豊富に紹介されたiOS 16については、別の記事で紹介予定なので、気になる人はそちらもぜひご確認ください。

アップルの最新自社開発チップ「M2」は「M1」からどれくらい進化した?

2020年11月に発表され、約1年半の間に、MacBookやiMacといった製品に搭載されてきた、アップルの自社開発チップ「M1」は、高い処理性能や省電力性能から、多くの注目を集めました。

そんなM1チップの次世代モデルとして、WWDC 2022で発表されたのが、M2チップです。高処理性能で話題を呼んでいるM1チップ比で、CPUが18%高速化したほか、GPUは35%パワフルになり、機械学習に使われる「Neural Engine」は40%高速化しています。

トランジスタ数はM1より25%多い200億個となっており、処理スピードの高速化や、省電力性能の向上に期待ができます。また、最大で24GBのメモリを搭載可能となっており、4K動画編集や、3Dゲームといった、負荷の大きい作業も快適にこなせると考えられます。

デザイン刷新の「MacBook Air」、最大20時間のバッテリー性能を有した「MacBook Pro」が登場

M2チップを搭載したMac製品として登場するのが、13.3インチディスプレイを搭載した「MacBook Pro」と「MacBook Air」です。

新型MacBook Airは、前モデルの丸みを帯びたデザインを刷新し、体積を20%削減。天板を閉じた状態で、厚さがわずか11.3mm、質量は1.24㎏となっています。カラーバリエーションはシルバー、スペースグレイ、ミッドナイト、スターライトの4色展開となります。

本体左側面には、2つのThunderbolt 4ポート(USB Type-C)に加え、MagSafeが復活。右側面には、イヤホンジャックが搭載されています。バッテリーは、最大18時間のビデオ再生に対応しており、67Wの高速充電にも対応。30分で、最大50%まで充電可能とのことです。

ディスプレイは13.6インチとなっており、iPhoneでおなじみの「ノッチ」を上部に搭載。表示領域をより広く確保しており、ノッチ内には、1080pのFaceTime HDカメラが搭載されました。ディスプレイの最大輝度は、前モデル比で25%明るくなっています。

一方、同じくM2チップを搭載した、13.3インチディスプレイの「MacBook Pro」は、アクティブクーリングシステムを搭載することで、発熱を抑制。より負荷の大きな処理を行うシーンでも、安心して利用できるように設計されています。

M1チップを搭載して2021年に発売された、14インチ、17インチのMacBook Proでは廃止されたTouch Barですが、13.3型の新型MacBook Proには搭載。従来のMacBook Proユーザーで、Touch Barでの操作に慣れているという人には、うれしいポイントでしょう。

バッテリーは、最大で20時間のビデオ再生に対応。MacBook Airと同様に、67Wの高速充電に対応しています。

新型のMacBook Air、MacBook Proでは、新しく「macOS Venture」を搭載。起動中のアプリやウィンドウを、画面左端にまとめて表示し、スムーズに切り替えができる「ステージマネージャ」機能や、FaceTime HDカメラの代わりに、iPhoneのアウトカメラを使用する「連係カメラ」機能などが利用できます。

販売価格は、MacBook Airが最小構成で16万4800円から、MacBook Proが最小構成で17万8800円からとなっています。

ほかのユーザーとの連携を大幅に強化した「iPadOS 16」

iPadOSの最新バージョン「iPadOS 16」には、多数の新機能が追加されています。

まず紹介したいのがFaceTimeで通話をしながら、メモやKeynoteといったアプリを、任意のユーザーと共有し、リアルタイムに共同編集ができることです。SafariでWebページを共有して、一緒に閲覧することもでき、iOSやmacOSでも利用可能となっています。

また、年内に登場予定の「共同作業」機能は、FaceTimeでのグループディスカッション中に、共有のホワイトボードに、Apple Pencilでのスケッチやメモに加え、ファイルや書類、ビデオ、オーディオといったコンテンツを挿入できるようになっています。

ほかのユーザーが編集中の箇所には、ライブカーソルが表示されるため、リアルタイムで、どんな作業をしているのかがわかるようになっています。オフラインで会議しているのに近い感覚で話し合いができる、便利な機能です。

また、macOS Ventureと同様に、「ステージマネージャ」機能に対応。これにより、iPadで複数のウィンドウを重なり合うように表示し、一目で確認できるようになります。

ステージマネージャ機能を使用することで、iPad Pro、iPad Airは、最大6K解像度の外部ディスプレイと同時に使えるのもポイント。iPadシリーズが、パソコンにより近い形でも、使用できるようになります。

iPadOS 16にて初登場となる新アプリに、「天気」があります。その名の通り、天気予報の確認ができるアプリですが、iPhoneよりも大きな画面を活かし、1時間ごとの予報や、今後1時間のうちの1分毎の雨の強さといった、細かな情報まで確認できるようになっています。

そのほか、最大6人の家族メンバーで写真をシームレスかつ自動的に共有する「iCloud共有写真ライブラリ」機能や、メールアプリでのメッセージの送信を取り消したり、動画内のテキストを抽出する機能なども、新たに追加されます。

高性能化が進むMacBookとパソコンにより近づいたiPadOS 16

新たに登場するMacBook Air、MacBook Proでは、最新の自社開発チップM2を搭載することで、これまで以上にパワフルな動きに期待ができます。特にMacBook Airは、デザインを刷新し、充電の高速化や軽量化も特徴なので、ノートパソコンを屋外に持ち出して利用するユーザーにも、より使いやすくなっています。

一方、iPadOS 16は、ほかのユーザーとの連携機能を強化しながら、マルチウィンドウ機能に対応するなど、パソコン代わりに使うのも便利なソフトウエアに。MacBookや、iPadOSの進化ポイントを見ると、 “誰がどこにいても繋がれる”世界観が広がっているように感じられます。

ここ数年は、コロナ禍の影響もあり、働き方を大きく変えられたという人も多いはず。デジタル製品の進化によって、場所にとらわれない働き方が、今後よりオーソドックスになっていくかもしれません。

取材・文/佐藤文彦

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