ベントレーにとって特別な意味を持つ「208」本限定で公開
ベントレーモーターズは、NFT市場に初めて参入し、2022年9月に1回限りのわずか208本の限定でNFTドロップ(公開)を予定していること発表した。
この“208”という数字は、ベントレーにとって特別な意味を持ち、最速のグランドツアラー「コンチネンタルGTスピード」の最高速度(208マイル≒335km/h)であると同時に、現代のベントレーデザインのDNAに影響を与えた1952年の象徴的なRタイプコンチネンタルの総生産台数と同じとなる。
このNFTはベントレーのデザイン部門が制作したユニークなアートワークであり、ホルダーにはユニークなアクセスと限定特典が提供される。ベントレーは、この初めてとなるNFTの公開を、Web3.0エコシステムにおけるベントレーのオーナーシップを拡大し、強化するための長期的なアプローチの先駆けと位置づけている。
そしてベントレーは、ポリゴンブロックチェーン上でNFTに参入する予定となっている。ベントレーは、今回の発表にあたり複数のブロックチェーンを検討したが、強力なコミュニティと持続可能性への取り組みという、英国ブランドにとって最も重要な要素を兼ね備えているポリゴンを選択したという。
さらに2030年までにエンドツーエンドのカーボンニュートラルを達成することを公約しており、それまでにすべてのベントレーが完全にバッテリー電気自動車になるため、Web3.0への最初の冒険も持続可能な方法であることが極めて重要であった。
セールスおよびマーケティング担当の取締役、アラン・ファビィー氏は以下のように述べている。
「ベントレーのお客様は、オンラインで生活し、デジタル通貨で高級品を購入し、メタバースでビジネスを確立しています。私たちは常に、お客様が情熱を注ぐ場所に関わり続けてきました。そして今日、それはデジタルマーケットプレイスで存在感を示し、NFT資産を提供することを意味します。私たちは、NFTがアートやアーティストの知名度を向上させたことを目の当たりにしており、同じことが高級車の分野でも起こりうると信じています。
ベントレーのNFT参入は、Web3.0空間への不可欠な第一歩となるでしょう。ベントレーは、NFC(非腐食性チップ)、オンラインゲーム、メタバースアプリケーション、組織全体でのブロックチェーン技術の使用など、他のデジタルプラットフォームも模索する予定です。ベントレーNFTの所有者は、近日中に発表される予定のコミュニティ限定の機会、報酬、およびユニークなユーティリティを利用することができます。
今回の活動および今後の活動から得られる収益は、ブランドの社会貢献活動に役立てられます。ベントレーは、エンジニアリング、デザイン、および製造に関心のある学生への支援を強化する予定であり、これらはすべてベントレーが毎年新しい人材を必要としている分野です。また、ベントレーは、特に運輸部門において、持続可能性の向上に取り組む組織を支援する予定です」
NFTに描かれたユニークなデジタルアート作品は、9月の発売後に公開される予定である。
関連情報
https://www.bentleymotors.jp/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)