DIME MAGAZINE
隙間を狙っているから刺さる人にはドンピシャ！
コロナ禍により経済が停滞する中、堅調だったのが生活家電。特に自粛生活が始まった2020年には販売額が前年を上回り、生活家電や美容家電を購入した人が多かったという。おうち時間の増加、新しい生活様式の誕生に合わせて、スマート家電など最先端を突っ走る高性能家電が続々登場している。
そんな中、かなり趣きが異なるユニークな家電も密かに増えていることをご存知だろうか？それは大手メーカーではなかなか実現できないようなマニアックすぎる家電の数々。一芸に特化し、かゆいところに手が届く、とにかく変わり種のアイテムが世間を騒がせているのだ。
今回、そんな日常の隙間を狙ったようなニッチ家電を紹介したい。欲しい人は欲しいけど要らない人は要らない！でもそれでいい！そんな珍しい製品ばかりだが、知れば知るほど買いたくなってしまうモノばかり。話のネタにもなるので是非チェック欲しい！
まずは、ニッチ家電のパイオニアとも言える人気メーカー、サンコーの人気製品から。
ラクしたい人にオススメ！ シワを伸ばす乾燥機「アイロンいら～ず3」
簡単操作でシャツのシワを伸ばして尚かつ乾燥までしてくれるスグレモノ。2017年、2019年の発売に続き、今年6月さらなる進化を遂げた「アイロンいら～ず3」が登場。コレさえあれば面倒なアイロン掛けからサヨナラできる。
使い方も簡単。脱水後のシャツを付属のエアバッグにセットし、本体の電源を入れると約65度の温風が吹き出す。エアバックが膨らむことで、自動でシャツの乾燥とシワ伸ばしをしてくれる。
ワイシャツならわずか30分でシワ伸ばしと乾燥が完了。Tシャツやポロシャツにも使用できる。
今回、サンコーの広報部部長・えきさんに開発秘話を聞いた。
「面倒なアイロンがけをなんとか無くしたいと思い、最初の案が出たのが2015年。市販の布団乾燥機にアタッチメントをかぶせるなど試行錯誤するもパワーが足りず保留に。その後、エアバッグが使えないかと思い、何度も作り直してようやく2017年に販売できました」
「2019年にはズボンの乾燥が行なえるパート2を発売。そして今回のパート3はよりコンパクトでS～LLまでのシャツに対応できる機種に進化しています。アイロン掛けが苦手、クリーニングに持っていくのが面倒くさいと思っている皆さまに使って頂きたいです」
https://www.thanko.jp/view/item/000000003996
もこもこ泡で飛び跳ね抑制「後付けトイレバブル洗浄機BIG」
こちらもサンコーのオススメ！トイレでの飛び散り問題を解決してくれる泡洗浄機だ。取り付け簡単な上、ボタン一つでトイレの内部に泡を放出。泡のクッションで埋め尽くすことで用を足した時の飛び散りを防いでくれる。
さらに、泡のコーティングにより汚れがつきにくくなるというメリットも。
「他のメーカーさんで同じような機能を持った温水洗浄便座やトイレが8万とか15万のものしかなく、もっと安価で手軽に後付けできるものがあったらよいと思って開発しました。市販の中性洗剤を入れるだけで泡が出るという手軽さも魅力。非常に反響も多く、生産してもすぐに売り切れになり予約待ちの状況が続いています」（広報部部長・えきさん）
https://www.thanko.jp/view/item/000000003981
続いては、常識に捉われないニッチな商品を次々と生み出しているドウシシャ！
メガ盛り ふわふわ電動かき氷器
専門店で食べるようなボリュームのあるかき氷が自宅で作れる夢の電動かき氷器。据え置きのスタンドタイプと、取り外しができるハンディタイプの2WAY仕様が特徴で、付属の製氷カップを追加することで写真映えするメガ盛りのかき氷を作ることが出来る。
作り方は氷を入れてセットしボタンを押すだけ。刃の調節ネジを回すことで削りの粗さも変えられるので好みの食感を実現。とにかくメガ盛りに目がない方に一度使って欲しい！
https://www.doshisha-marche.jp/c/lifestyle/LS008/4550454698323
CIRCULIGHT EZ(イージー)シリーズ スイングモデル
「CIRCULIGHT」はサーキュレーターとLEDライトを組み合わせた製品。本モデルはリビングや寝室の天井から空気循環を促し、部屋の換気をサポートしながら通常のLEDシーリングライトと同様しっかりと照らしてくれる、超お得な便利家電だ。引掛けシーリングの形に関わらずネジ止め不要で簡単に取り付けられるので初心者にもおすすめ。
部屋中にくまなく風を届ける便利なスイング機能は角度も2段階で調整可能。部屋の広さやシーンに合わせて切り替えができるのも嬉しい。また、羽根を逆回転させて空気を吸いこむ気流も創り出せるので、冬場など風を直接浴びたくない季節にも最適だ。
https://www.doshisha-marche.jp/c/lighting/LT001/4550454790300
続いて、オモシロ調理家電が人気のメーカー、ライソン！
流しそうめんでござる
自宅でもアウトドアでも気軽に本格的な流しそうめんを楽しめる電池式電動流しそうめん器。和を感じさせる竹のようなフォルムが特徴的で、しかもサイズは全長約1m。インパクトのある超ビッグサイズなので豪快な流しそうめんも楽しむことができそう。
スペースに合わせて様々な形にアレンジして使えるのもgood!大人から子供まで、場所を問わずに夏の風物詩を満喫できる。ちなみにガラス食器のような涼しげでおしゃれなデザインの『流しそうめん MILKY WAY』も魅力的！
https://www.lithon.co.jp/product/others/kdsm007/
LITHON×タイガース 秒速トースター
通常のオーブントースターではなし得ない高火力を備え、外はカリッと中はふんわりとした極上のトース卜を焼くことができるライソンの人気商品「秒速トースター」が阪神タイガースとコラボ！タイガースのロゴを大胆に配置した限定デザインだ。
「秒速トースター」は忙しい朝にわずか58秒で極上トーストを焼きあげるポップアップトースター。水分をほとんど蒸発させないため、食パン本来のもっちり感を堪能できる。コレさえあれば優雅な朝のひとときを実現できるのだ。
ちなみに、タイガース限定デザインの『焼き鳥グリル』もあるので要チェック！余分な油を落とし、気になるカロリーもカットしてくれるので晩酌のお供に最適だ。阪神ファンなら絶対に手に入れるべき！
https://www.lithon.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/5d85a26b64025387dfb923b6595b25b0.pdf
いかがだっただろうか？全ての製品が心のスキマをくすぐり、食指が動いてしまうモノばかり。それにしても、なぜこのようなニッチ家電が最近流行っているのか？前出のサンコー広報部部長・えきさんはこう語る。
「家電を買うという行為が店舗に加えてインターネットでも気軽にできるようになり、多くの会社が今までにないものに挑戦しようと新たな製品開発に果敢に取り組んでいるのかもしれません。また、SNSやDIMEさんのような媒体を含め、様々なメディアで家電特集が組まれることでユーザーさんが情報を得やすくなったことも一因だと思います」
ちなみにサンコーさんでは毎週1回、アルバイトを含む全従業員（社員49名+アルバイト1名）が新商品のアイデアを社内のWeb上の新商品企画掲示板へ投稿するのをルールとしているという。そのネタをもとに商品開発や海外の商品を探し、商品展開をしているのだ！（スゴイ！）
今後も「面白く」て「役に立つ」ニッチ家電が生まれるはず。全国民の心を揺さぶる凄まじいアイデアに期待したい。
文／太田ポーシャ
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