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FIREブームで見落としがちな「経済的な自由」を得るために最初にすべきこと

2022.06.30

連載/FIREの向こう側

世はすっかり「FIREブーム」。資産運用でお金を殖やし、「経済的な自由を得よう!」とうたう記事やテレビ番組がずいぶんと増えた。が、それらに現実味を感じることができずうんざりしている人も多いだろう。

どうしてFIRE(Financial Independence,Retire Early)は遠いものに感じてしまうのか――『投資をしながら自由に生きる』の著者で、自身もFIREしたという投資家の遠藤洋さんに、本企画では素朴な疑問をぶつけてみることで「自由に生きる」ための方法を探っていきます。

Question「経済的な自由を得るためにまず何をすべきなのか?」

「今のままじゃいけないと思って、何か行動しなくちゃと焦っています。将来はFIREしたいです。でも、そのためには何から始めたらいいのでしょうか?」(34歳・男性)

Answer「まずは自分が理想とするゴールを明確に決めること」

例えば都心のタワーマンションで優雅に暮らしたいのか、田舎で家庭菜園をしながら自炊するスローライフを送りたいのか。いろいろな価値観の方がいると思います。どんな人やモノに囲まれて、どこでどんなライフスタイルを送りたいのか、まずは「自分が理想するゴール」を明確にすることが第一ステップとなります。

そのようなライフスタイルを実現するには毎月100万円必要なのか、月10万円でもできるのか、またそのためには週5日働かないといけないのか、それとも週2日くらいでもできるのか、全然違ってきますよね。それによって自由な時間もどれくらい持てるのか、変わってきます。

まずは「自分が理想するゴール」を決め、それを実現するには毎月いくらお金が必要で、どれくらい自由な時間が欲しいのか、具体的に落とし込んでいくといいと思います。

「とりあえずお金を増やそう」と、ゴールを定めない状態で始めてしまうと失敗しがちです。100万円を投資して300万円、500万円、700万円と増えていったときに、「もっと増やそう」とレバレッジかけたら大暴落してなくなってしまった、という人を多く見てきました。最近ではFIREしようと「レバナス」(NASDAQ100にレバレッジをかけて投資する投資信託)に追加投資して、資産を半減させてしまったような人も多くいますよね。

自分の目指すゴールを明確にせず、目先のお金ばかり求めてお金を増やそうとしても、FIREの「FI」(Financial Independence:経済的自立)は実現できません。投資手法とか銘柄以前に、まず「自分の理想の状態を明確にする」っていうのが大切になると思っています。

どんなライフスタイルを送りたいのか定めると、行動力にもつながる

目的によって手段は自ずと決まってくる

例えば、東京にいて「今から12時間以内に札幌駅の改札に行く」とすると、自然と交通手段は限られてきますよね。飛行機なら可能ですが、自転車は現実的じゃない。時間帯によっては新幹線も間に合わない。つまり、ゴールが設定されれば、それを実現する選択肢っておのずと見えてくるものです。

自分が理想とするライフスタイルを実現するには、仮に月100万円必要で、仕事をするのは週3日だけとしましょう。僕が新卒で入った会社は手取りが25万円だったから、ギャップは75万円。このギャップをどう埋めるか。転職ももちろん選択肢に入りますが、週3日で100万円稼ぐ仕事って限られますよね。サラリーマンを続けている延長線上には、その未来はないと思ったんです。

そこで「ビジネスをやろう」って思って、最初は月額600円、粗利300円のサービスを始めました。月100万円を得るには、目標は約3000人集めること。このビジネスを頑張って成功させた延長線上になら、自分の理想とする未来が実現できるんじゃないかと思ったんです。

ただ2年くらい頑張ったんですが、集客コストが想像以上にかかってうまくいかなかった。単価が安すぎたのが反省点でした。そこで単価の高い事業だったら、月10万円払ってくれる人を10人確保できれば100万円を得られるわけですよね。月30万円なら3~4人集めればいい。こうやって噛み砕いていって、僕の場合は「投資を教えてほしい」っていう声があったので、月額3万円くらいで投資の勉強会のようなものを始めました。3万円でも33人集めたら100万円のキャッシュフロー生まれるので、サラリーマンも辞められるなって。

次は「どうやって生徒を集めようか」とか「月額3万円払ってくれる人のために、それに見合った価値提供は何か」と突き詰めていきました。こうやって一つずつ構築していくと、「自分の理想のゴール」が達成できるようになっていきます。

「今の延長線上」で考えず、サラリーマン的発想から抜け出して考えるのがポイント

当然失敗はつきものですからトライ・アンド・エラーを繰り返しながら、こういったプロセスを面倒くさがらず、きちんと考えて実行していくことが大切です。

また、普通のサラリーマンをやっていると、「毎月自由に使える100万円を得る」なんて現実的じゃないって思ってしまう。今の延長線上にはそういう生活がないわけですから、想像すらできないのも仕方ないですよね。それなら、「今の働き方が間違ってるんだ」「まったく方向の違うことをやらなきゃいけない」って発想を意識的に変えてほしいですね。これは大きな「気づき」であり、同時に価値観の大転換でもあり、なかなか大変なことだとは思います。

スローライフでもいい。実現させる選択肢が増える

一方、「月100万円もいらない。週2~3日のバイトはするから、地方に移住して月10万くらいでのんびり暮らしたい」というような人もいると思いますが、基本的なプロセスはまったく一緒です。

先ほどの北海道の例でいうと、「12時間以内」じゃなくて「1か月後までに札幌駅にたどり着ければいい」となると、飛行機、車、電車はもちろん、自転車でも行けるでしょうし、ヒッチハイクとかも可能かもしれませんよね。目標を達成する選択肢がすごく増えるっていうイメージです。

「東南アジアに海外移住したい」っていう人も、月10万円くらいでけっこう普通に生活できます。月10万円なら、海外の生活や情報を発信するWEBライターとかだってできるでしょうし、目標が明確になるとどうやって稼げばいいか、その手段もより明確になってくるのです。

「仕事でお金をもらう=嫌なことも引き受ける」ではない!

ゴールに向かって頑張っているときって、すごく楽しいんですよね。僕は当時、サラリーマンだった友人2人と会社をつくって、朝はそれぞれが勤める会社に行き、平日の夜や週末に赤坂の居酒屋で朝までミーティングしたり、次の事業プランを考えたり楽しかったですね。

もしこれが実現できたら1年後には毎月300万円くらい入ってきて、3人で分けると1人100万円。そうなったら生活がガラリと変わるチャンスがあるって思うと、兼業の大変さより、仕事の楽しさのほうが勝っていましたね。

地方移住も海外移住も今では当たり前。理想のライフスタイルを考えてみよう

「楽しさ」ってすごい大事。会社員を長くやっていると「お金をもらうなら嫌なことをやらなきゃいけない」っていう思考になってしまうんですよね。僕も会社員だったからわかるんですが、嫌な仕事もありましたし、そこから逃げることもできないし、「仕事でお金をもらう=嫌なことも引き受ける」とすり込まれちゃうのかもしれないですね。

でも、嫌なことがあったら逃げていいと思うんです。自分にとって嫌な仕事でも、それが嫌じゃない人、得意な人もいるんですよね。嫌な仕事は得意な人に押し付けて、僕はいいと思うんです。そのほうがトータルで生産性が上がりますから。

今回のまとめ「自分のゴールを定めることで、何をすべきか決まってくる」

さて、自分のゴールを定め、それを実現するにはいくら必要で、どれくらいの時間がかかるのかが見えてきたら、会社を辞めて独立しようと考える人もいるでしょう。その場合、一人で黙々とやるのか、誰かと一緒にやるのかで選択肢が分かれます。僕は仲間と一緒にやれたのは良かったと思っていて。次回はそんな体験談と合わせて「一緒に自由な生き方を目指す仲間の見つけ方」についてお話したいと思います。

文/遠藤 洋(えんどう・ひろし)
投資コミュティixi主宰、投資家・自由人。1987年埼玉県生まれ。大学在学中にアルバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロの状態から投資を始める。大学卒業後、ベンチャー企業に入社。26歳のときに投資で得た資金を元手に独立。本質的な価値を見極め「1年以内に株価3倍以上になる小型株」へ集中投資するスタイルで、最大18倍、1銘柄だけで億超えのリターンを達成。その投資経験をベースに、経営者、上場企業役員、医師、弁護士、ビジネスパーソンなど、これまで1600人以上の個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出。現在は投資をしながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。

構成/向井翔太

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