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けんけん乗りはNG!乗車前点検は必須!電動アシスト自転車に乗る時に気をつけたい5つのポイント

2022.06.25

坂道もスイスイ進める電動アシスト自転車。近年、利用者が増えているといわれているが、事故も多発しているという。普通の自転車とどのような違いがあるのか、また注意点などを確認しておこう。

電動アシスト自転車とは? 市場・事故状況

電動アシスト自転車とは、電動機(モーター)により人力を補助する自転車のことで、搭乗者がペダルをこぐことでモーターが作動してアシスト(補助)する仕組みだ。坂道でも普通の自転車よりもスイスイ楽に走れるといったメリットがある。

近年、この電動アシスト自転車の販売が好調に推移している。

経済産業省の統計データによれば、2007年以降の販売数量と販売金額は、軽快車(いわゆる一般車)、その他自転車(マウンテンバイクやミニサイクル、子供車など)ともに減少傾向にある。一方で、電動アシスト自転車は販売数量・金額ともに増加している。

一方で、事故も多発している。

独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、NITE)に通知のあった製品事故情報では、2017年から2021年の5年間に電動アシスト自転車の事故が366件あったそうだ。

事故には、消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加えて、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。

電動アシスト自転車 被害状況別の事故発生件数

特に多い事故は、走行中に転倒した事故やバッテリーの焼損事故など。重傷ケースが53%と多く発生している。

普通の自転車との主な違い

電動アシスト自転車イメージ(NITE提供/車両協力 ブリヂストンサイクル株式会社)

電動アシスト自転車にはアシスト機能があるため、バッテリー搭載製品としての注意事項があるという。

アシスト機能とは、電動モーターによって、人の力を補助(アシスト)する機能のこと。ペダルをこぐ際の力を感知し、人の力の最大2倍の電力補助をする。時速10kmを超えて時速24kmまではその比率を速度に応じて徐々に下げ、時速24kmを超えると補助をしないと定められている。速度が低く、力が必要なときは強くアシストし、ある程度スピードが出てきたらアシストしなくなる仕組みとなっている。

NITEの製品安全センター製品安全広報課 課長 山﨑卓矢氏に、電動アシスト自転車と、普通の自転車との主な違いを聞いた。

【取材協力】
山﨑 卓矢氏
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
製品安全センター製品安全広報課 課長
製品事故の未然・再発防止を推進し、国民のくらしの安全を実現するため、毎月、報道機関に製品事故の注意喚起に係る説明会を開催している。

「電動アシスト自転車は、バッテリーとモーターを搭載しており、その重さを支えるためにタイヤも太く、普通の自転車より重くなっています。そのため、アシスト機能もあってスピードが出やすい反面、一旦スピードが出てしまうと、ブレーキをかけて止まるまでの距離が長くなります。

そのため、ブレーキが正常に作動するかどうか乗車前の点検がとても重要です。また、お子様を乗せても楽に運転できるので大変人気ですが、その際にさらに車体が重くなりますので、バランスも崩しやすくなります。十分練習して運転に慣れることと、万が一の転倒に備えてお子様の頭部を守るためにヘルメットは必ず着用してください。特にお子様をチャイルドシートに乗せたまま、その場を離れることは絶対にしないでください」

電動アシスト自転車を運転する際に気を付けるポイント5つ

電動アシスト自転車点検イメージ(NITE提供/車両協力 ブリヂストンサイクル株式会社)

NITEは、電動アシスト自転車を運転する際に気を付けたいポイントを5つ挙げている。山﨑氏にそれぞれを解説してもらった。

1.操縦に慣れるまでは人の多い道や坂道などで乗らない

「電動アシスト自転車は強くペダルを踏み込みすぎると、急発進により転倒などの事故にいたるおそれがあります。また、アシスト機能を過信すると、坂道など傾斜のある場所での発進では平坦な道よりも大きな力が必要になりますので、平坦な道と同じこぎ出しを行った場合、アシストが不足しているように感じてバランスを崩すおそれがあります。安全な場所で練習を行い、電動アシストの感覚に慣れてください」

2.またがってからこぎ出す(けんけん乗りをしない)

「いわゆるけんけん乗りで、停止状態から片方の足だけでペダルを強くこいでしまった場合、電動アシスト機能が強く働いてまたがる前に自転車だけが飛び出してしまったり、バランスを崩して転倒したりするおそれがあります。必ずまたがってからこぎ出してください」

3.バッテリーを確実に取り付ける

「バッテリーが確実に取り付けられていないと、バッテリーが足に落下したり、走行中に脱落しバランスを崩して転倒したりするなど、けがをするおそれがあります。バッテリーを取り付けた後はぐらついていないかなど、確実に取り付けられていることを確認してください」

4.乗車前の点検を行う

「乗車前の点検を怠ると、もし不具合があった場合、特に車輪やハンドル、ブレーキに不具合があると重大な事故につながるおそれがあります。乗車前には必ず、車輪やハンドルまわり、ペダルに“ゆるみ”や“がたつき”がないか確認してください。

また先述の通り、必ず乗車前にブレーキの効きを確認してください。不具合がある状態で走行を続けると、最悪転倒するおそれがありますし、歩行者などと衝突したり巻き込んだりするおそれもあります。もし乗車前の点検で不具合が見つかったら、ご自身で調整ができない場合は、自転車技士または自転車安全整備士のいる店舗に相談してください」

5.最新のリコール情報を確認する

「リコール製品での事故が複数報告されています。例えば、バッテリーパックから異音がし、破裂した事故がありました。ご自身がお乗りになっている電動アシスト自転車がリコール対象となっていないか確認する必要があります。事業者、消費者庁、経済産業省及びNITEなどはホームページでリコール情報を掲載しています。製品が発売されてから数年後にリコールを実施したという事例や、型式などに限定せず、長期間使用していることを注意喚起している製品などもあります。また、使用しなくなり、保管されていた製品がリコール製品だった事例もあるため、あわせて注意が必要です」

電動アシスト自転車は、便利ではあるものの、普通の自転車に乗るのに慣れている人にとっては、その違いをよく理解することが大事といえそうだ。また乗車前のリコール確認や点検等も欠かさず行い、安全に運転するのを心がけよう。

【出典】
経済産業省「電動アシスト車が牽引、堅調な自転車産業」

【参考】
NITE「正しい乗り方を確認 ~使用者増加中!電動アシスト自転車~」
NITE「リコールの検索」

取材・文/石原亜香利

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