着てみてビックリ!虫よけ、UVカット、接触冷感、吸汗速乾、あらゆる機能を備えた万能インナー「An Giang」
2022.06.24ベトナムで蚊に刺された体験から着想
縫製品製造の老舗である株式会社竹嶋繊維の副社長は、ベトナム単身赴任中にメコン川流域地帯のアンジャンを訪れた。
そこは蚊が非常に多いところで、1日で「足中血だらけ」になるほど刺されたという。このとき、地元の人は上半身裸で畑仕事をしているくらいなのに、蚊に刺されないことを不思議に思ったそうだ。
5年後のある日、アンジャンを再訪した副社長は、うっかり虫除けスプレーを忘れてきたことに気づく。「仕方ない」と覚悟したが、意外なほど刺されずにすんだという。
この体験から、ベトナム人が虫に刺されないのは、パクチーなど、虫が嫌うにおいを発する香草類をよく食べているせいではないかと推測した。副社長も、長期にわたるベトナム滞在中、こうした香草類を使った料理に親しんでいた。
「それらを日常的に食べ続けたことによって、自分の体臭が香草の臭いに変化したのかも知れません」
そう考え、「みんなが気軽に着るだけで虫が気にしなくて済むインナーがあったらいいな」と着想。試行錯誤と改良を繰り返し、着るだけで虫が寄ってこないインナー「An Giang(アンジャン)」を開発した。
上の写真が、そのインナー。これは、メンズのトップスとボトムス(レギンス)でLサイズ。
サイズのバリエーションとしてはMサイズから3Lサイズまで揃え、レディース向けもあり、さらには手の甲や足先までをカバーするロングタイプなど、あらゆるニーズに応えたラインナップを擁する。
いずれも生地には、ピレトリンという除虫菊に含まれる成分を含有し、蚊などは近寄ってこれない仕様(不快なにおいはしない)。
さらには、伸縮性、接触冷感、UVカット機能を施し、汗をかいてもすぐ乾く素材を使っているという。
正式な販売はこれからだが、モニターとして使用したアウトドア愛好家からは高い評価を得ており、自信をもって今夏発売に臨むという。
■実際に着て蚊の集団に立ち向かう
この製品、本州を一時的に離れ、屋久島でリモートワーク中の筆者も着てみた。タイプは、上の写真と同じ、スタンダードタイプの上下である。
正直、ぴちぴちの衣類は好きではないが、こちらは素材の感触がとても滑らかで、袖を通しても嫌な感じはまったくしない(もちろん若干の締め付け感はあるが許容範囲)。
この上に無印良品の普通の半袖シャツをはおり、薄手のボトムスを履いて、近所にある林(というかほぼジャングル)に向かう。
屋久島の平地は亜熱帯気候に属し、全市町村でもっとも降雨量が多いことで知られる。蒸し暑い上に東京都の3倍雨が降るものだから、虫の数は尋常ではない。
先日、無防備で林に踏み込んだら、たちまち十数匹の蚊に囲まれ、あわてて退散したことがある。
その林に再び入った。顔や手は露出しているが、虫よけスプレーはかけていない。本製品に虫よけのにおい効果があるなら、顔や手もその恩恵を受けるはずだろうから。
しばらく、手を突き出し、帽子をとって顔をさらしたが、たしかに蚊は近づいてこない。
少し離れた距離に何匹もの虫が舞っているのは見えるが、それ以上近づいてこないのである。
結局、1回も刺されずにすんだ。また、この日は曇りながら蒸し暑い日であったが、これを着ていて暑いということもなかった。
これは、なかなかのすぐれモノでは?特に虫よけスプレーが好きでない人には、おすすめしたい一品だと思う。
「An Giang」は、6月29日まで「アタラシイものや体験の応援購入サービス」のMakuakeにて予約販売中。終了日が近いので、興味ある方は早めにチェックしておこう。
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文/鈴木拓也(フリーライター)