ウェブ会議システムなしで仕事することなど考えられない……コロナ禍を経てリモートでの会議、打ち合わせ、商談が当たり前になった今、このように思うビジネスパーソンは多いのではないだろうか。
そんな「ウェブ会議システム」に関する利用実態調査がこのほど、パルケにより、企業に勤める20~60代の男女583人を対象にして実施された。詳細は以下のとおり。
ウェブ会議の利用目的1位「社内会議」、2位「研修・授業」、3位「社外会議」
職場でウェブ会議システムを使用している20~60代の男女583人に、「ウェブ会議システムの利用目的」を尋ねたところ、1位「社内会議(73.2%)」、2位「研修・授業(48,7%)」、3位「社外会議(44.3%)」という結果となった。
以上から、約半数の職場では社内会議や人材育成など、社内コミュニケーションのためにウェブ会議システムを利用していることがわかった。
ウェブ会議システムは、移動時間・交通費などの削減、場所の確保が不要となり、さらに多様な働き方の実現などメリットも多く、今後もさまざまな利用方法が期待される。
全体では3割以上、300人未満の職場では約5割が「無料版のウェブ会議システムを使用」
職場でウェブ会議システムを使用する際、使用頻度が最も高いものはどれか尋ねたところ、「1人に1アカウント付与された有料版」を使用している人が38.1%、「メンバー間で有料アカウントを共有」して使用している人が29.1%という結果になった。
有料版でも、職場の使用頻度や環境などに合わせて、それぞれの使い方があるということがわかった。一方で、無料版を使用している人は2番目に多く、32.8%という結果になった。
職場の企業規模(従業員数)別に見ていくと、従業員数300人未満の職場では46.4%、1,000人以上の職場でも24.2%が無料版のウェブ会議システムを使用していることがわかった。
ウェブ会議システムは、社内コミュニケーションのために利用している職場が多く、全体的に倹約志向であり、さらに無料の範囲内で活用されているようだ。
無料版でウェブ会議システムを使用している人のうち、6割以上が平均1時間以上のウェブ会議をおこなっている
無料版のウェブ会議システムを使用している人に、平均的な1回の実施時間を尋ねたところ、「1時間(42.9%)」が最多、次いで「30分(25.7%)」「15分(12%)」という結果になった。
「2時間以上」と回答した人も6.8%いることがわかり、6割以上の人が平均1時間以上のウェブ会議をしていることになる。
しかし、無料版のウェブ会議システムは、時間に制限が設けられているものもある。「平均1時間以上のウェブ会議をしている」と回答した6割以上の職場では、連続して開催する、など工夫をして無料版のウェブ会議システムを使用していることがうかがえる。
<調査概要>
調査名:ウェブ会議システムの利用実態調査
調査対象:企業にお勤めの20~60代の男女583人
調査期間:2022年4月7日~4月14日
調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社パルケ
構成/こじへい