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最新の炊飯器に搭載された技術を知ることで見えてくる「日本人の米離れ」問題を解決するヒント

2022.06.22

最新の炊飯技術が米離れ問題を解決!?

日本人が米離れしているといわれて久しい。農林水産省の調べでは、米の1人当たりの年間消費量は、昭和37年度をピークに減少傾向となっており、昭和37年度は118kgの米消費だったが、平成30年度は53.5kgと約半分にまで減少。

また、家庭1世帯当たりの年間支出金額の推移で見ると、平成26年以降はパンの支出金額が米の支出金額を上回っているという。

そんな米離れを危惧し、国では米の消費拡大に向けて、米飯学校給食の推進や健康面からのごはん食の効用の発信などに注力している。

最近では、農林水産省と吉本興業がコラボしたZ世代向けの企画「ニッポンフードシフト」を展開。新しいご飯のお供をお笑い芸人が試食し評価する動画などを制作している。

https://youtu.be/ePvRMp9R44o

そんな中、先日、パナソニックが最新炊飯器の炊飯技術「おどり炊き」についてのメディア向けセミナーを神戸の工場で開催した。

このセミナーは、まるでかまどのようにふっくらおいしいお米が炊きあがる「おどり炊き」の技術を紹介することで、商品はもちろん、ご飯の魅力につなげるとともに、米離れなどで長期的には減少傾向である「米食」について改めて盛り上げられる機会、と捉えているという。

2013年から登場したパナソニックのおどり炊き

パナソニック炊飯器での「おどり炊き」技術の登場は2013年から始まった。IHを高速で切り替えることで激しい泡の対流を発生させる「大火力IH」と加圧、減圧を調整しかまどの大火力パワーを実現する「可変圧力」を組み合わせた「スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器」を市場に投入。

それから数回、機構を見直し、最新モデルでは、内釜を包むように搭載した「全面発熱6段IH」と1.2気圧まで加圧した後、1.0気圧まで一気に減圧する「可変圧力」に進化。爆発的な沸騰力を実現しており、米の一粒一粒にしっかり熱を伝えることができる。

米がおどるとはどんなダンス?

さて、「おどり炊き」と聞くと、釜の中で米がぐるぐる回っているイメージを連想するが、実際はそうではない。

例えば、高火力のかまど炊きの場合、沸騰によって釜底から激しい泡が上昇し米と米の間に隙間を作る。これにより米がその場でゆらゆらするのだが、まさにそれが「米がおどる」というイメージ。

この「米がおどる」ことを火を使わずに再現したのがパナソニックの炊飯器に搭載されている「おどり炊き」技術というわけだ。

【「おどり炊き」の様子】

https://youtu.be/aTxOLnbdoHg

では、なぜ「米がおどる」ことにこだわるのか。実は、おどらない場合、鍋肌に近い部分だけ熱が通りやすいためバリア層ができてしまうという。このバリアによって釜の中心の米に熱が伝わりにくくなり、結果、全体に加熱ムラができるというのだ。

おどらせ比較で顕著に表れる炊きムラ

こんな実験結果がある。パナソニックが「おどる」場合と「おどらない」場合の米の炊きあがり比較を行なった。「おどり炊き」ありの場合、上層と下層の米の炊きあがりにほとんど差がないのに対し、「おどり炊き」なしは、硬さや付着性、還元糖量が上層と下層で差が出てしまったのだ。

つまり、米一粒一粒の旨みをムラなくしっかり出すには、米をおどらせて、一粒一粒すばやく均一に加熱することが重要になるというわけだ。

セミナーでは、そんな「おどり炊き」で炊いたご飯を試食する機会も設けられた。写真左が実際にかまどで炊いたご飯で、写真右が「おどり炊き」で炊いたご飯。まずは、かまどで炊いたご飯を試食。

うん、おいしい!見るからに甘みを感じさせてくれそうなツヤがあり、実際、噛むほどに甘みがにじみ出る。心地よい粘りもある。一粒一粒形状もふっくらしてて硬さも絶妙だ。薪で炊いたからか、香ばしさも感じる。

そして一方の「おどり炊き」で炊いたご飯を試食。まず、見た目が白くてキレイ!一粒一粒ふっくらした形状で、さらにツヤっツヤ。すべてに熱が通ってます!旨みが詰まってますよ!と主張しているかのようだ。

噛むほどに粘りと甘みが出てくるし、すぐに噛み続けたくなるようなベストな硬さ。喉のとおりもスムーズな気がする。わかりやすく違いを感じるのは、かまど炊きの香ばしさがあるかないかぐらいか。結局、どちらで炊いたご飯も非常においしかった。

炊飯器を知れば米の消費量がアップ!?

今回のセミナーを通して一番に感じたこと、それは、やはり米はおいしい!ということ。ここ最近、米についてここまで注力しながら食べたことがなかった、というのもひとつの隠し味になっているとは思う。

だが、最新の調理家電は、最高においしい仕上がりを追求して開発されているので、搭載された技術の内容を知るだけでも、おいしそう!と思えてしまうのだ。技術の話しなのに、調理後の味を連想させる。

つまり、今回のように炊飯器の最新技術を知るだけでも「米食」を見直すきっかけにつながると感じた。ボタンひとつでこのクオリティーの米が味わえるところまで達した今の時代、米の消費量をアップするには炊飯器の技術を世間に広く知らせることが意外と近道なのかもしれない!?

炊き方が確認できるよう中身が見える特別な実機を開発チームが制作

試食したかまど炊きのご飯は、開発チームが実際に炊き上げたもの。かまどの炊飯方法を見させていただいたが、額から汗が噴き出るほどひたすらウチワで風を送るなど、かなりの重労働だった。これらの工程を引き受けてくれる生活家電の登場は、人類にとって改めて革新的だったと感じる瞬間でもあった

パナソニックには、米の特性を知りおいしさを理論的に解析して炊飯プログラムを開発するプロ集団「Panasonic Cooking @Lab 炊飯部」が存在。炊く、試食を繰り返し、おいしさを引き出す炊き方を開発している

関連情報:https://panasonic.jp/suihan/21features/kamado.html

取材・文・構成/小櫃謙

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