今の時代、転職するのは当たり前。しかし、せっかく“新卒カード”を切ってまで入社した企業だから、なかなか離れる決断ができない……そんなふうに転職するか、続けるかの狭間で揺れる会社員は多いことだろう。
では実際のところ、新卒で入社した会社に勤め続ける人の割合は、30代以下、40代、50代ではどのように違うのか。
キャリアバイブルはこのほど、事前調査で「新卒で会社に就職した」と回答した全国の男女450人を対象にした「新卒入社した会社と転職に関するアンケート」の結果を発表した。
30代以下の52%が「転職して別の会社に勤めている」
「現在も新卒で入社した会社に勤めているか」と聞いたところ、「勤めている」が30代以下で32.7%、40代で17.3%、50代で16.7%と、新卒で入社した会社に勤めている人は少ないようだ。
現在も新卒で入社した会社に勤めている141人を対象に「転職を考えたことはあるか」と尋ねたところ、60代を除くすべての世代で半数以上の人が「転職を考えたことがある」と回答した。
転職を考えたことがない理由としては、次のようなコメントが寄せられた。
・他の仕事に興味がない(20代・男性)
・面倒くさいから。(30代・男性)
・今の会社は居心地悪くないから。(30代・女性)
・他社で通用しないから(50代・男性)
一方、転職を考えたことがある理由としては、次のようなコメントが寄せられた。
・仕事量と給料が見合ってない。人間関係がしんどい。(20代・女性)
・新しい事に挑戦したいと思い始めた。(20代・男性)
・残りの人生、挑戦したいから(40代・男性)
・社会的不安定な時代に経営が厳しくなった。年齢的なこともあり、長く勤まる業務内容を取得しようと思った。(40代・女性)
<調査概要>
調査期間:2022年5月29日 ~ 2022年5月31日
集計対象人数:450人
集計対象:事前調査で「新卒で会社に就職した」と回答した全国の男女
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある。
出典元:株式会社NEXER
構成/こじへい