「経済圏」とは、docomo、au、SoftBank(Yahoo!)、楽天など1つの会社が運営している様々なサービス群(ECサイト、通信会社、決済サービス、金融サービス、エンタメ系サービスなど)を指す。
MMD研究所はこのほど、予備調査で18歳~69歳の男女25,000人、本調査で6つの経済圏のメイン利用者2,988人を対象にした「経済圏の意識に関する調査」の結果を発表した。
最も意識している経済圏と今後意識していきたい経済圏はどちらも「楽天経済圏」がトップ
18歳~69歳の男女25,000人を対象に、6つの経済圏のいずれかを意識しているか聞いたところ、48.5%が意識していると回答した。
次に、6つの経済圏のいずれかを意識している12,134人を対象に、最も意識している経済圏を聞いたところ、「楽天経済圏」が48.2%と最も多く、次に「ドコモ経済圏」が16.5%、「PayPay経済圏」が11.3%となった。18歳~69歳の男女25,000人を対象に、最も今後意識していきたい経済圏を聞いたところ、「楽天経済圏」が32.5%と最も多く、次に「ドコモ経済圏」が13.5%、「PayPay経済圏」が9.9%となった。
メイン利用している経済圏の依存度、「ドコモ経済圏」がトップ
予備調査から6つの経済圏のメイン利用者2,988人を抽出し、メイン利用の経済圏の依存度を10点満点で聞いたところ、10点の比率は「ドコモ経済圏(n=500)」が16.8%と最も多く、次に「PayPay経済圏(n=500)」が14.8%、「au経済圏(n=500)」が14.6%となった。
メイン利用している経済圏を76.3%が1年後も継続利用したい
6つの経済圏のメイン利用者2,988人を対象に、メイン利用の経済圏を1年後も継続利用したいか聞いたところ、76.3%が「継続利用したい」と回答した。
経済圏別に見ると、「継続利用したい」の回答はPayPay経済圏(n=500)が80.2%と最も多く、次にドコモ経済圏(n=500)が79.8%、楽天経済圏(n=500)が77.8%となった
メイン利用している経済圏を意識するきっかけになったサービスのトップ、ドコモとauとソフトバンク経済圏は「ポイント」
6つの経済圏のメイン利用者2,988人を対象に、メイン利用の経済圏を意識し始めるきっかけになったサービスを聞いたところ、ドコモ経済圏(n=500)とau経済圏(n=500)とソフトバンク経済圏(n=488)は「ポイント(ポイントカード作成)」、楽天経済圏(n=500)とイオン経済圏(n=500)は「買い物する場所」、PayPay経済圏(n=500)は「QRコード決済」がそれぞれトップとなった。
メイン利用している経済圏のサービスを45.6%が今後増やしていきたいと回答
6つの経済圏のメイン利用者2,988人を対象に、今後メイン利用の経済圏で利用するサービス数を増やしていきたいか聞いたところ、45.6%が「利用するサービスを増やしていきたい」と回答した。
経済圏別に見ると、「利用するサービスを増やしていきたい」の回答はPayPay経済圏(n=500)が54.0%と最も多く、次にドコモ経済圏(n=500)が52.6%、au経済圏(n=500)が48.8%となった。
※ソフトバンク経済圏にはYahoo!が入り、PayPay経済圏とは別として扱っている。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
調査期間:2022年4月15日~4月19日
有効回答:予備調査25,000人、本調査2,988人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>18歳~69歳の男女
<本調査>6つの経済圏のメイン利用者
※ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、ソフトバンク経済圏(n=488)、楽天経済圏(n=500)、
イオン経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)
設問数 :予備調査15問、本調査10問
出典元:MMD研究所
構成/こじへい