持続可能な社会の実現に向けて、環境に配慮した製品・サービスが求められている昨今、住宅もまた例外ではない。
では、環境に配慮した住まいとはどのような条件・設備の住居のことを指すのだろうか?
不動産情報サービスのアットホームはこのほど、全国のアットホーム加盟店を対象に実施したアンケート調査の結果をもとに「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備ランキング」を発表した。
「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」ランキング
不動産会社に「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備」について調査した結果、1位は「二重窓」だった。
二重窓は断熱効果で冷暖房の利用を削減できるため、環境への負荷軽減だけでなく電気代節約にもなる。次いで、2位は「太陽光発電システム」だった。東京都は事業者を対象に一定の新築建物に太陽光パネルの設置を義務化する条例改正を検討しており、今後ますます太陽光発電システムは普及していくと考えられる。
そして3位は「共用部などでのLED照明の設置」でした。長時間点灯しているエレベーターやエントランスなどの共用部の照明はLED照明にすることで電力消費を削減することができ、環境負荷軽減につながる。
4位以下には、「電気自動車用充電設備の付いた駐車場」31.7%、「オール電化(需要の少ない夜間電力を有効活用できる)」30.8%が続いた。
「環境に配慮した住まい探しをする際に知っておくべき不動産用語」ランキング
不動産会社に「環境に配慮した住まい探しをする際に知っておくべき不動産用語」について調査した結果、1位は「長期優良住宅」だった。
「長期優良住宅」とは長期にわたり使用可能な質の高い住宅を指し、単に物理的に長寿命であるだけでなく、ライフスタイルの変化などへの対応、住環境への配慮など、社会的に長寿命であることが必要であるとされる。長期優良住宅の認定を受けた物件を新築又は取得を行った場合、手続きをすれば税金が一部軽減される措置がある。
次いで、2位は「エコ住宅」でした。「エコ住宅」とは環境への負荷を抑えるための対策を講じた住宅のことで、具体的には、屋上緑化や雨水の再利用、太陽光・風力エネルギーの利用、ゴミの減量などの対策を指す。
そして3位は「ZEH」だった。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅という意味だ。
<調査概要>
調査対象:全国のアットホーム加盟店1,086店
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2022年4月19日(火)~4月26日(火)
出典元:アットホーム株式会社
構成/こじへい