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温泉旅行が好きな県民ランキングTOP3、3位北海道・埼玉、2位山形、1位は?

2022.06.16

温泉旅行行動は60代から活発に。一方で20代男性は9.8%

コロナ禍で長く続いていた各種制限も緩和され、まずは温泉でゆっくりと心と身体を癒やしたいという人も多いのではないだろうか。

日本リカバリー協会は日本疲労学会、神戸リサーチコンプレックス協議会、ベネクスと共同で2021年11月から12月にかけて全国10万人(男女各5万人)を対象にした健康調査を実施。

その回答から、今回は「休養・抗疲労行動(疲労解消)としての旅行総合(※1)・温泉旅行行動の実施率」を、2019年の新型コロナウイルス発生前より比較分析。その結果(※2)をまとめたので、温泉旅行に関する最新の傾向としてお伝えしたい。

※1 旅行総合とは、宿泊型の温泉旅行、温泉以外の旅行の合算で抽出。
※2 前提として今回の抽出対象者は、休養・抗疲労行動(疲労解消行動)として旅行及び温泉旅行と回答した方を対象。

コロナ禍を経て2021年の温泉旅行行動は全体的に回復傾向へ

2019年と比較した休養・抗疲労行動(疲労解消)としての温泉旅行行動の実施率を全体・男女別でみると、どれも2021年は大幅に回復している傾向となった。

2019年の新型コロナウイルス発生時から蔓延防止対策やGoToトラベルなど様々な国の施策により、旅行行動においては様子を見ながら動かなければならなかったものの、2021年にはコロナ以前まで回復傾向にあり、2022年には旅行行動の状況が完全に戻ることに期待ができそうだ。

〈図表1:温泉旅行行動率(全国、全体、20~69歳、2019-21年比較)単位:%、倍〉

温泉旅行好きな県民は?

休養・抗疲労行動(疲労解消)としての温泉旅行行動実施率の都道府県ランキングをみると、男性1位「神奈川県」、男性2位は、「長野県」。

また女性1位は「山形県」、2位は「神奈川県」、全体1位は「神奈川県」、全体2位「山形県」という結果になり、全体的に神奈川県民は疲労解消行動として温泉旅行へ行く傾向があるようだ。

神奈川県の温泉地といえば箱根があり、車はもちろん電車などの交通機関も充実し、身近な距離にあるため、旅行としてのハードルは低く疲労解消行動としても親しまれてきたのかもしれない。

〈図表2:温泉旅行行動率(全国、20~79歳、温泉旅行行動) 単位:%〉

温泉旅行は全体的に女性が好む傾向に

温泉旅行の実施率の全体比率をみると、旅行総合行動27.4%、温泉旅行行動19.7%という結果に。男女の実施率の全体比率は、旅行総合行動の男性は24.9%、女性は29.8%となり、内、温泉旅行行動の男性は、17.8%、女性は21.5%であった。

男女の傾向として、全体的に旅行総合・温泉旅行行動は女性の方が多いものの、旅行総合行動者の内、温泉旅行行動者はどちらも同じ結果の72%という結果に。

〈図表3:旅行総合・温泉旅行行動率(全国、20~79歳、2021年、) 単位:%〉

年代別でみると、20代全体は14.5%、男性9.8%、女性19.4%と20代が最も低く、一方で60代を境に増加していく傾向がみられる。

さらに女性だけをみると、20~50代まで大きな差はなく比較的比率は高い傾向にあり、男性でも同じく20~50代まで大きな差はないものの、全体的に比率は低い傾向がみられた。

特に20代男性は9.8%と10%を切っていることから、旅行を計画しても温泉旅行を選ばないようだ。

〈図表4:温泉旅行行動率(全国、20~79歳、2021年、全体、男女別、年代別)単位:%〉

疲労解消として温泉旅行は特に夫婦(子供無)に人気

休養・抗疲労行動(疲労解消)としての温泉旅行行動の実施率をみると、既婚者(子供無)が男性1.24倍、女性1.14倍と男女共に高い結果に。疲労解消行動として夫婦で行く傾向が強いようだ。

また全体を通して男性の未婚(子供無)の人は温泉行動が極端に低く、全体31.8%に対し18.7%(0.59倍)となり、独身男性においては旅行には行くものの、温泉旅行は選ばれにくいことがわかった。

〈図表5:温泉旅行行動率(全国、全体、20~79歳、男女、温泉旅行行動比較、属性別)単位:%、倍〉

世帯年収別にみると、男女共に1000万以上が一番高く、男性1.49倍、女性1.41倍という結果に。一方で最も低いのが男女共に200~400万未満となり、男性0.73倍、女性0.89倍になった。

〈図表6:温泉旅行行動率(全国、全体、男女、20~79歳、温泉旅行行動比較、世帯年収別)単位:%、倍〉

調査概要
調査名:「ココロの体力測定 2021」
期間:2021年 11月15日~12月20日
SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
本調査対象:1,248人(男女各624人)
方法:インターネット調査
SCR調査項目: 10問、本調査項目:30問
※疲労度合項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※集計データ:県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用
※今回の抽出対象者:行動:27,391人、温泉旅行行動:19,700人
休養・抗疲労行動(疲労解消行動)として、旅行及び温泉旅行と回答した人を対象にしている。

関連情報:https://www.recovery.or.jp/

構成/Ara

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