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レンジで加熱しても冷たいってどういうこと!?ニチレイフーズの「冷やし中華」が革命的だった

2022.06.18

ニチレイフーズの「冷やし中華」が革命的すぎる

夏になると無性に食べたくなるのが、冷やし中華。さっぱりした味付けで暑い時でもツルツルと喉を通り、卵やハム、野菜などもバランスよく入っているので、他の麺類ほど罪悪感なく食べられる。

しかし自宅で作って食べようとすると、かなりハードルの高いメニューでもある。①お湯を沸かし②麺を茹でて③冷やし、さらに具となる錦糸卵を作るために④卵を割って調味し⑤フライパンを熱して油をひき⑥薄焼き卵を焼いて⑦細く刻み、⑧野菜やハムなどを刻んで⑨調味料を混ぜてたれを作り⑩盛り付ける…、とざっと数えただけでも10以上の工程がある。しかも鍋ヤボウル、まな板など洗い物もかなり出るので、洗い物も面倒だ。リモート勤務中のランチタイムなら、下手すると冷やし中華を作るだけでつぶれてしまいかねない。

大手冷凍食品メーカー、ニチレイフーズの調査でも、「冷たい麺で手作りしにくいメニューは?」という問いに対し、約8割が「冷やし中華」と答えているという。

▲「冷やし中華」を手作りしにくいと回答している人は、「そうめん、ひやむぎ」の約4倍にのぼる(ニチレイフーズ調べ)

作りたくない、でも食べたい…。そんなワガママなニーズをかなえてくれる新商品が、ニチレイフーズから発売された。電子レンジで指定の時間温めると、冷たい料理が出来上がる新技術(※特許出願済)が使用された「冷やし中華」だという。チンしただけで冷え冷えの冷やし中華が食べられるなんてことが、果たして本当に可能なのか。さっそく購入して試してみた。

▲ニチレイフーズから2022年3月1日に発売された冷凍食品「冷やし中華(1人前/360g)」オープン価格 (参考価格400円前後 ※筆者調べ)

具までしっかり入っているのに感動!カップ麺より速くできて、洗い物も出ない!

袋を開けると、そのまま食べられるトレイの上に、麺、たれ、4種類の具材が入っている。

特製醤油だれには3種類の酢を使用し、冷凍しても完全には凍らないよう糖度を高めにしているという。具材は上からオクラ、自家製煮豚、紅生姜、錦糸卵とカラフル。すべて刻まれているので、このまま乗せるだけで完成する。具材を別トレイ入りにすることで、具材同士が混ざらず、仕上げのトッピングによる出来立て感が味わえる設計とのこと。

特製醤油だれを取り除くと、かなり大量の氷が入っている。「氷を入れたまま電子レンジ加熱しても大丈夫なのかな?」と不安になるが、袋の裏面の作り方を見ると、「トレイからタレ袋を取り出して、ラップをかけずに電子レンジで温める」とある。

つまり氷を乗せたままむきだしでレンジ加熱するのだが、”氷は電子レンジ加熱のマイクロ波の影響を受けにくい”という特性があるとのこと。そのためレンチンした後もこの氷が残り麺が冷えた状態で食べられる。ニチレイフーズの特許出願済の技術だそうだ。

▲500Wなら3分半、600Wなら2分50秒が加熱時間の目安。お湯を沸かす手間がいらない分、カップ麺より速い

▲具材トレイをはずしてタレを混ぜ、具材を盛り付ければ完成

今回、失敗したと思ったのは、購入してから2週間ほど冷凍庫に入れっぱなしだったこと。そのため指示どおりの時間設定だとまだ凍っていて、すぐに麺をほぐすことはできなかった。20秒ずつ2回追加したところでやっとほぐれる柔らかさになった。

▲決められた時間どおり加熱しても、まだこんなに氷が残っていることにびっくり

上の写真で麺がところどころ白くなっているのは、冷凍期間が長すぎて冷凍焼けを起こしている部分。ニチレイフーズによるとこのような冷凍焼けや加熱ムラを防ぐために、購入したらできるだけ早めに調理するのがおすすめとのこと。加熱してもこれだけ氷が解けずに残っていることに驚く。

容器の底はかなり熱くなっていて、麺もほんのり温かい状態。「これで本当に冷やし中華になるのか?」と不安になったが、溶けずに残っている氷と、半凍結状態のタレとよく混ぜると、ちょうどいい冷え加減になった。

具材を盛り付けて完成。見栄えも文句なし。

手作りと遜色のない完成度に、大満足!

食べてみて驚いたのは、具材の完成度の高さ。特にこの「自家製煮豚」は厚みがあるのに味が中まで染みていて、ジューシー。量もたっぷり入っていて、食べ応えがあった。

オクラの薄切りも、シャキシャキ感がいいアクセントになっていて、ほのかなとろみがあり麺とよくからむ。これまで冷やし中華にオクラを入れたことはなかったが、意外な好相性を発見。冷やし中華にマストな錦糸卵と紅生姜が付いているのも、開発者のこだわりを感じる。

たれは完全凍結を避けるために甘めに仕上げているが、気になるほどの甘さではない。酸味が抑えられていて、大人も子供も食べやすい味だと感じた。酸味が強いほうが好きな人は、酢をプラスしてもいいだろう。

麺は、ニチレイフーズの自社工場で打ちたての麺を急速凍結しているため、生麺のようなつるつるとした喉越しと適度な弾力があり、たれとよくからむ。

全体を混ぜ合わせた後にも、まだ氷が残っているため、最後まで冷たい状態で食べられた。

構想5年、具現化3年の新製品

ニチレイフーズによると、この商品はやはり、「冷やし中華を手作りすることのハードルの高さを何とかしたい」ということから企画された商品だという。「当社の過去の研究履歴を洗い直し、『氷』を活用することはすぐに決まりましたが、理想の時間内で麺と具材の両方を最適な温度、品質に仕上げることが非常に難しく、構想から約5 年、具現化するまで約 3 年かかりました」(ニチレイフーズ)。

またこの商品が誕生したさらに大きな背景としては、ライフスタイルの大きな変化があげられる。女性や高齢者の就業率の高まり、世帯人数の変化などにより、家庭内で「食事を素材から調理する」手間を省く傾向はどんどん強くなっていた。

さらに2019年からは、新型コロナウイルス感染症対策におけるテレワークやオンライン授業などの浸透、在宅時間の増加など社会環境の変化により、さらに家庭での加工食品、特に冷凍食品への依存が高まっている。2021年度の家庭用冷凍食品市場は、大きく伸長した2020年度を上回り過去最高の6,800億円の規模が見込まれているとのこと。

ニチレイフーズの調査によると、「調理や食事を家庭外に依存するライフスタイル」の定着に加え、「単身世帯の増加」による「パーソナルユース需要」 (1人前規格の主食・主菜や、片手で食べることができる軽食のメニューの需要)の増加が顕著となっている。確かに少し前までは、冷凍食品の主戦場は「弁当のおかず」だったが、コロナ以降は、1品で1食が完結する麺類やご飯ものなどの冷凍食品の棚のスペースがぐんぐん広がっているのを感じる。

「2021年の上半期では、『ラーメン・その他麺類』は新型コロナウイルスの影響を受ける前の前々年比137%にも上っています。当社はこの結果を受けて個食商品の第一弾として新技術を付加した『冷やし中華』を発売しました」(ニチレイフーズ)。

この「レンチンしただけで冷たい麺が完成」する特許技術を応用すれば、冷たいパスタや冷やし素麺なども登場するかもしれない。「真夏の暑い台所で麺を茹でる地獄」から解放してくれる、画期的な商品といえそうだ。

取材・文/桑原恵美子

取材協力/ニチレイフーズ

「ニチレイフーズ 冷やし中華」特設サイト

https://www.nichireifoods.co.jp/brand/hiyashichuka/

編集/inox.

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