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社内評価の高い上位5%社員が実践している「継続力」を身につける方法

2022.06.22

5%社員

 何かうまくいかなかったら努力で解決するという根性や体力に委ねられるのは若いうちだけです。若さは有限であり、いつまでも体力で解決することはできません。

 私はスキルが乏しい時に、睡眠時間を削り、体力で何とか仕事を終えようと努力していた結果、精神疾患になりました。努力は一見、ポジティブな行動に見えますが、美化されすぎていると感じます。

 多くの優秀な社員は「努力だけで解決するのは危険」だと考えます。39社でトップ5%の人事評価を得ている社員の言動を分析したところ、突拍子もない仕事術を実践しているわけではありませんでした。〝5%社員〟が特に行なっていたのは「当たり前のことを当たり前にやり続ける」ことです。

〝5%社員〟は作業に集中するための継続力を、いったいどうやって身に付けているのか。そのための方法について紹介しましょう。

あくまでも目指すのはローリスク・ローリターン

 継続力を重視する〝5%社員〟は、ハイリターンを目指しません。ローリスク・ハイリターンはギャンブルのようなもので再現性が乏しく、時に詐欺的な手法であると捉えています。また、ハイリスク・ハイリターンは稀にあっても継続することが難しく「成果を出し続ける」ことを目指す〝5%社員〟にとって魅力には感じないのです。

 そこで彼らはローリスクを選び、ローリターンを積み重ねることを目指します。成功確率を高めるのではなく、失敗確率を低くして着実に前へ進むのです。

 いきなり成功を目指してしまうと初動が遅れてしまい、失敗すれば挫折して行動を止めてしまいかねません。そのため、成功確率3割程度を目指し、失敗したらすぐに修正できるようにチェックポイントを設けます。例えば、資料作成の際には進捗20%の段階で提出する相手に「これでイメージは合っていますか?」と確認し、認識の相違を防ぐのです。資料完成後にはフィードバックを得て、次に資料作成する際に生かし、満足度をさらに高めます。いきなり大成功を目指すのではなく、このような修正を積み重ねて着実に成功に近づく戦略こそが実を結ぶのです。

〝乗っている作業〟でも途中で手を止めることが大事

 仕事の作業によっては、始めることでモチベーションが上がり、ドーパミンが分泌されて〝作業興奮〟が高まることがあります。その状態に陥ると休憩なく作業を続けてしまい、体力を過度に消耗することになるのです。興奮状態では冷静な判断がつかず、作業自体が目的となり、本来の果たすべき目的も忘れてしまいかねません。

 そんな〝作業興奮〟の危うさを、〝5%社員〟は知っています。興奮状態を抑えるために事前に〝区切り〟を設け、仕事の途中でもあえて作業の手を止めるのです。

 順調に進めている作業を途中で止めることは、集中力が途切れて効率が悪くなると思われるかもしれません。しかし、行動心理学によれば、制限時間を設けて作業し、休憩後に作業を再開すると〝ツァイガルニク効果〟の働きで、集中力が継続できるそうです。

 仮に3時間集中できても、それを何度も行なうのは体力的に困難でしょう。制限時間を設けて無駄な〝作業興奮〟を抑え、こまめに休憩することで集中力を保てる時間の頻度を高める。これが〝5%社員〟の行動習慣なのです。

時間の使い方について〝企画する〟ことを意識せよ

〝5%社員〟は仕事の段取りが完璧です。「いつまでに」「何を」「どの順番でやるか」を明確にして作業を進めます。期限内に仕事を終えるには計画性が欠かせません。

 仕事の意義や目的をはっきりとさせる傾向は〝5%社員〟の多くに見て取れます。例えば仕事を早く終えることを目的にするのではなく「何のために早く終えるのか」を〝企画する〟のです。特にテンションが上がるようなイベントや自分へのご褒美を用意し、そのうえで計画や段取りを練ります。

 時間の使い方を計画する前の段階で「なぜ時間を効率的に使わなくてはいけないのか」「効率的に使うと自分にとってどんなメリットがあるのか」について〝腹落ち〟してから段取りをしたほうが、当事者意識を持つことができ、集中して仕事を継続することにもつながるのです。ぜひあなたも、実践してみてください。

ツァイガルニク効果

〝ツァイガルニク効果〟とは、ドイツの心理学者クルト・レヴィンと、旧ソ連の心理学者ブルーマ・ツァイガルニクが発見した心理効果のこと。達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象を起こす。この効果を利用し、あえて途中で作業を止めると、行動をより強化できる。

越川慎司/全員がリモートワーク・複業・週休3日を実践するクロスリバー社の代表取締役。1000名以上がリモートワークをしているキャスター社の執行役員。自著17冊・累計62万部。『最速で結果を出す資料の作り方』(DIMEデジタル新書)が好評発売中。

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