JR全駅入場券
明治6年、新橋〜横浜間に日本初の鉄道が開業してから150年。メモリアルイヤーの今年、JR各社は様々な記念商品の販売を予定。中でも一番高額なアイテムではないかといわれているのが『JR全駅入場券』だ。
JRグループ6社より販売されるのは、名前のとおりJRすべての駅、4368駅の入場券。保存に最適な特製バインダー付きでその価格は70万円。会社によっても価格が異なるが、入場券の価格は平均すると1駅150円程度。4368枚を自分で買いに行ったとすると65万5200円と、金額的にはお得な感じがない。だが「私は買います!」と宣言する購入予定者に話を聞くと。
「駅員のいない無人駅では入場券の販売がありません。そんな、入場券が存在しない駅のチケットが手に入る千載一遇のチャンスです。さらに年に2日しか営業しないJR四国の津島ノ宮駅といった幻の駅の入場券もある。国鉄時代を思い出す硬券(厚紙を使ったチケット)というのもいいですね」(ほしあい眼科院長・星合繁氏)
購入申し込みは5月中旬よりホームページで受け付け開始。販売数は250セットで、申し込み多数の場合は抽選となる。
最高級の客室が100万円以上する「ななつ星in九州」「TRAIN SUITE四季島」などのクルーズトレイン。そんな列車に乗る人もいるので、これも抽選販売になるだろう。
滅多に手に入らないレア入場券も
収納に便利な特製バインダーと入場券は別々に送られてくる。バインダーに券を入れていく作業もファンにとっては楽しみのひとつだ。
入場券は2023年3月31日まで有効。発送は10月14日以降で年内までに届けられる。
取材・文/渡辺雅史 画像提供/JR東日本
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2022年4月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。