「LumaFusion」
プロ顔負けのムービーを作れる『iPad』用動画アプリの真打ち
カット編集やBGM挿入はもちろん、グリーンバックで撮影した被写体の背景を別映像に変更するクロマキー合成にも対応。各種形式への書き出しに対応するプロユースだ。「一眼カメラで撮影した高画質な動画データを画像の劣化なしに『iPad』で編集できます。アニメーション手法として用いられる〝モーションパス〟のようなプロ向けの機能まで揃っています。その一方、ほかのプロ向け動画アプリに比べてタイムラインなどが扱いやすく、定額制よりも割安な4900円の価格も魅力です」(amity_senseiさん)
始めやすさ ★★★★☆
サクサク度 ★★★★☆
「LumaFusion」のタイムライン表示で映像を編集しよう!
メイン画面はタイムライン、プレビュー、クリップの3要素で構成。『Apple Pencil』を使わずとも2本指での操作も可能だ。タイムラインから各クリップの詳細な編集ができる。
【こんな使い方が便利】〝ルームツアー〟的なショート動画が完成!
YouTubeを中心に人気を集める、その場にいるような主観映像による〝ルームツアー動画〟の編集にも「LumaFusion」が重宝する。タイムラインが扱いやすく、カラー調整、エフェクトの追加、テキストの入力などにも対応し、クオリティーの高い動画が手軽に出来上がる。
(1)使用したい動画クリップをタイムラインにドラッグさせる。(2)クリップの順番などを変更。(3)個々のクリップにおける色味をフィルターで調整。一度作った色調整フィルターを別クリップにもコピー&ペーストで反映させた後、テロップを入力すれば完成。任意の形式に書き出して利用しよう。
「PicsArt」
豊富なテンプレでオリジナルのコラージュ画像もお手のもの!
スマホやタブレットで撮影した画像を簡単に加工できるのが特徴。使用できるエフェクトはポップなものからアーティスティックなものまで実に幅広い。アプリストアには今回取り上げる無料版だけでなく、利用できるフィルターの種類が多いサブスクリクション版も用意されている。「Photoshopで使われるマスク処理も『PicsArt』を使えば簡単。該当するボタンをポチッとタップすればいいんです。複数の写真をコラージュすることもできますし、ちょっとしたグラフィカルなバナーを初心者でも作れます」(amity_senseiさん)
始めやすさ ★★★★★
サクサク度 ★★★★★
「PicsArt」のAIキリヌキ機能を活用しよう!
amity_senseiさんイチ押しの機能が、AI処理によるエフェクトだ。人物の切り抜き精度が高く、コラージュ画像の作成も簡単。フリー素材に頼らないオリジナルの写真を用意できる。
【こんな使い方が便利】クリエイター’sステッカーを使えば誰でもおしゃれなポスターを作成できる
ほかのクリエイターが作成した豊富なテンプレートのコレクションを使用できる「クリエイター’sステッカー」機能を用意(一部有料)。デザインセンスに自信がない人でも、同機能を活用することで、アーティスティックでオシャレな雰囲気のポスターなどを制作できる。
(1)「コラージュ」の項目から使いたいステッカーを選択。(2)任意のステッカーで「試す」を選ぶと自分の写真に適用できる。(3)加工の種類やパラメーターの設定では、任意のものを選択できるが、デフォルトのまま「次へ」を選択してもクオリティーの高いコラージュ画像が完成する仕組みだ。
取材・文/吉澤直哉