測定結果を数値とブザー、ライトで知らせるので確認が容易
キングジムは、息を吹き込むだけで簡単にアルコールチェックできる「アルコールチェッカー」2機種を7月29日に発売する。
2022年10月から施行される改正道路交通法施行規則により安全運転管理者による、運転前後のアルコール検知器を用いた運転者の酒気帯びの有無の確認と、アルコール検知器を常時有効に保持することが義務化される。従来は対象外だった“白ナンバー”であっても、自動車5台以上もしくは定員11人以上の自動車を1台以上所有の事業所は対象となる。
今回、キングジムから登場する「アルコールチェッカー」は、息を吹き込むだけで酒気帯びの有無を確認することが可能。コストパフォーマンスに優れた半導体式ガスセンサーを搭載する「BAC10」と、アルコール判別性能に優れた燃料電池式ガスセンサーを搭載する「BAC100」の2機種をラインアップする。
どちらも、測定結果を数値とブザー、ライトで知らせるので、ひと目で結果が確認することが可能。測定値が0.15mg/L未満の場合は緑色のライトが点灯し、酒気帯びとなる国内基準値の0.15mg/L 以上であれば赤色のライトが点灯する。
また、息を吹き込みやすい専用マウスピースが5個付属しており、都度交換し水洗いができるので衛生的に使用することが可能。専用マウスピースだけのオプション品も用意し、価格は各550円(5個入り)となる。
半導体式ガスセンサーを搭載する「BAC10」
コストパフォーマンスに優れた半導体式ガスセンサーを搭載するモデル。電源を入れ、約20秒の待機時間後に息を吹き込むだけで酒気帯びの有無を数値とブザー、ライトで確認でき、測定値は0.01mg/L単位、100段階で表示される。
電源は単3形アルカリ乾電池×2本(別売)。本体サイズは約W45×D19×H123mm、質量は約50g(電池含まず)。
価格は4,400円。
燃料電池式ガスセンサーを搭載する「BAC100」
燃料電池式ガスセンサーを搭載したモデルで、アルコール判別性能に優れているうえ、測定までの待機時間が短い点が特徴。過去の測定履歴を表示できるので、測定データの管理にも役立つ。電源を入れ、約10秒の待機時間後に息を吹き込むことで酒気帯びの有無の確認ができ、結果は数値とブザー、ライトでお知らせ。測定値は0.001mg/L単位、2,000段階で表示される。
電源は単4形アルカリ乾電池×2本(別売)。本体サイズは約W53×D22×H127mm、質量は約70g(電池含まず)。
価格は16,500円。
なお、キングジムでは「本製品のデータは飲酒の有無を判断するための一つの判断材料であって、運転の可否を判断するものではありません」とアナウンスしている。
関連情報
https://www.kingjim.co.jp/
構成/立原尚子