一般的に「目的」「意味」と訳されるパーパス。ビジネスの現場においては近年、このパーパスが「企業の存在目的や社会的意義」といった意味合いで語られることが増えている。
ウォンテッドリーはこのほど、求職者1,182名、採用担当者158名からなる1,340名を対象とした「企業のパーパスと採用に関する調査」の結果を発表した。その一部を抜粋し、以下にて紹介する。
パーパスを〝かなり重視〟して入社する人は直近5年間で倍増
入社時にパーパスを重視した求職者の割合を入社タイミング別で比較すると、「かなり重視した」という回答が2017年の18%から2022年の36%へと倍増した。
一方、「採用時にスキルよりもパーパスへの共感度合いを重視することがある」と回答した採用担当者は32%に達している。
パーパスを重視すると回答した採用担当者を対象に、その理由を自由回答形式で聞くと、以下のようなコメントが寄せられた。
「スキルは身に着けるものであって、スキルを身に着けられる力、素養があるかを判断している。」(IT企業、創業10年以内、東京都)
「スキル要件に満たない方が選考に参加されている場合でも、パーパスへの共感度が高ければその後の成長や組織への貢献が増大すると考えております。具体的には最終面接時に2時間かけて擦り合わせをいたします。」(IT企業、創業11~30年、新潟県)
「特に新卒採用においてはそのようにしています。中途採用でも20代の第二新卒のような人材は、あまりスキルは問わず、パーパスへの共感度の方を重視しています。」(教育系企業、創業31~50年、東京都)
<調査概要>
・調査名:企業のパーパスと採用に関する調査
・対 象:求職者 及び 採用担当者(Wantedly利用者/非利用者の双方とも含む)
・期 間:2022年4月15日〜4月22日
・人 数:1,340名(求職者1,182名 及び 採用担当者158名)
出典元:ウォンテッドリー株式会社
構成/こじへい
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