小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

新型「MacBook Air」「MacBook Pro」に採用された最新プロセッサー「M2」は何がスゴいのか?

2022.06.08

M1より18%高速になったCPU、35%パワフルになったGPUを搭載

Appleは、Macのために特別に設計したAppleシリコンの最新版であるM2を発表した。第2世代の5ナノメートルテクノロジーを使用して構築されており、18パーセント高速になったCPU、35パーセントパワフルになったGPU、40パーセント高速になったNeural Engineを搭載し、M1よりもワット当たりのパフォーマンスをさらに高めている。

M1と比較して50パーセント高いメモリ帯域幅と最大24GBの高速ユニファイドメモリも備えており、刷新された『MacBook Air』とアップデートされた13インチ『MacBook Pro』に搭載される。

M2のシステムオンチップ(SoC)設計は、強化された第2世代の5ナノメートルテクノロジーを使用して構築され、M1より25パーセント多い200億個のトランジスタで構成。トランジスタの増加により、M1より50パーセント高い100GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を実現するメモリコントローラなどチップ全体で機能が向上している。

最大24GBの高速ユニファイドメモリを備えており、より規模が大きくより複雑なワークロードも処理できる。

より大きいキャッシュを備えた高速な性能コアを搭載する一方で、効率コアも大幅に強化して際立ったパフォーマンス向上を実現。マルチスレッド性能がM1に比較して18パーセント向上したため、エフェクトを重ねた音楽制作や写真に複雑なフィルタを適用するなどCPUに負荷のかかるタスクをわずかな電力で処理できるようになった。

最新の『Windows』ノートパソコンの10コアチップと比較して、M2に搭載されたCPUは同じ電力レベルで約2倍のパフォーマンスを実現。わずか4分の1の電力でその『Windows』パソコン用チップのピークパフォーマンスを達成する。最新の『Windows』ノートパソコンの12コアチップと比較するとM2は4分の1の電力で、その12コアチップのピークパフォーマンスの約90パーセントを提供できるという。

M1より2つ多い最大10コアのAppleの次世代GPUを搭載

M2は、M1より2つ多い最大10コアのAppleの次世代GPUを搭載。より大きくなったキャッシュとより高くなったメモリ帯域幅との組み合わせの10コアGPUは、グラフィック性能の大幅な向上を実現し、同じ電力レベルでM1より最大25パーセント高いグラフィック性能と最大の電力レベルなら最大35パーセント高いパフォーマンスを達成する。

最新の『Windows』ノートパソコン用チップの統合型グラフィックスと比較すると、M2のGPUは同じ電力レベルで2.3倍高速なパフォーマンスを実現し、5分の1の電力でそのピークパフォーマンスを達成できるという。ワット当たりのパフォーマンスの向上で、システムはこれまで以上のバッテリー駆動時間を実現し、グラフィックスを駆使するゲームをプレーしたり大量のRAW画像を編集したりする時もシステムが熱くならずに静かに動作させることができるという。

さらにAppleの最新カスタムテクノロジーをMacにもたらし、新たな機能やより高度なセキュリティなども実現。Neural Engineは、1秒間に15兆8千億回の演算が可能で、M1より40パーセント以上増加した。メディアエンジンは、8K H.264およびHEVCのビデオに対応し、より帯域幅の高いビデオデコーダーを搭載。AppleのProResビデオエンジンは、4Kと8K両方の複数ビデオストリーム再生が可能だ。さらに最新のSecure Enclaveは、最高クラスのセキュリティを提供。新しい画像信号プロセッサ(ISP)は、より優れたノイズ低減を実現する。

macOS Montereyと組み合わせることで、画期的なパフォーマンスと生産性を実現

macOSはAppleシリコンのために設計されており、macOS MontereyとM2を組み合わせることで、画期的なパフォーマンスと生産性も実現する。Appleシリコンを搭載したMacコンピュータでは、Mac上で動作可能な『iPhone』と『iPad』のアプリケーションやMシリーズチップをフルパワーで活用するユニバーサルアプリケーションなど、これまでで最大のMac向けアプリケーションにアクセスできる。

今秋に登場予定の「macOS Ventura」もM2を最大限に活用し、「ステージマネージャ」などの新機能や「FaceTime」での連係カメラや「Handoff」によるパワフルな新機能も実現するという。なお「macOS Ventura」には、「Safari」、メール、メッセージ、「Spotlight」などの大幅なアップデートも含まれる。

M2の電力効率の高いパフォーマンスによって、新しい『MacBook Air』と13インチ『MacBook Pro』がエネルギー効率に関するAppleの高い基準を満たす。Appleは、2030年までに製造サプライチェーンおよび製品ライフサイクル全体をふくむすべての事業で、気候変動への影響をネットゼロにするよう取り組んでいる。これは、Appleが作るすべてのチップで、設計から生産まで100パーセントカーボンニュートラルにすることを意味しているという。

「M2はMシリーズチップの第2世代の始まりであり、M1の驚異的な機能を凌駕します。電力効率の高いパフォーマンスへの飽くなき追求により、M2はより高速なCPU、GPU、Neural Engineを実現しました。さらに、より高いメモリ帯域幅と、ProRes高速化のような新機能を備え、M2はMacのためのAppleシリコンの急速なイノベーションを継続しています」(Apple/ハードウェアテクノロジー担当シニアバイスプレジデント、ジョニー・スルージ氏)

https://www.apple.com/jp/

構成/KUMU

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。