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不動産、預貯金、有価証券、保険、亡くなった親の遺産を調べる方法

2022.06.09

親が亡くなった場合、子ども(+存命であればもう一方の親)の間で、遺産の相続方法を話し合うことになります。

そのためには、分けるべき遺産を把握する必要がありますが、親が持っていた財産をすべて把握している方はあまりいないでしょう。

親が遺言書を作成していたり、財産の内容をリスト化してくれていたりすれば、残された家族は苦労せずに済みます。しかし、相続に向けた準備が万端な家庭ばかりではありません。

もし一から遺産を調べなければならないとしたら、どのような方法で調べればよいのでしょうか?

今回は、親の遺産を調べる方法についてまとめました。

1. 遺産を調べる方法①|不動産の調べ方

遺産の中でも、大きな金額を占めることが多いのが不動産(土地・建物)です。遺産に含まれる不動産を調べる方法としては、以下の例が挙げられます。

1-1. 自宅にある書類を手掛かりに調べる

亡くなった親の自宅に以下の書類が保管されていれば、その内容を手掛かりにして、不動産の所在地等を知ることができる可能性があります。

・権利証
・登記識別情報通知書
・固定資産税に関する書類
・不動産売買契約書
・不動産賃貸借契約書

1-2. 名寄帳を確認する

「名寄帳」とは、課税対象となっている固定資産(土地・家屋)を所有者ごとにまとめた一覧表で、市区町村ごとに作成されています。

不動産が所在する市区町村がわかれば、その市区町村の役所で名寄帳の写しの交付を受けることで、遺産に含まれる不動産の詳細情報を確認できます。

2. 遺産を調べる方法②|預貯金の調べ方

銀行預金や郵便貯金は、複数の口座に散らばっているケースも多く、把握漏れが生じやすい遺産と言えます。調べる方法の例は、以下のとおりです。

2-1. 遺品中の通帳・キャッシュカードを探す

遺品の中に通帳やキャッシュカードが見つかれば、その金融機関に預貯金がある可能性が高いです。

遺品整理を行う際に、通帳やキャッシュカードが存在するかどうかを注意深く確認しましょう。

2-2. 思い当たる金融機関に照会を行う

故人が利用していた可能性がある金融機関があれば、そのすべてに対して口座の有無に関する照会を行うのがよいでしょう。

たとえばゆうちょ銀行では、「現存調査」という手続きを通じて、故人名義の口座の有無を照会することができます。

参考:現存調査(貯金の有無の調査)|ゆうちょ銀行

各銀行でも、相続関係を証明できる書類を提出することで、故人の口座の有無について回答してくれるケースが多いです。

3. 遺産を調べる方法③|有価証券の調べ方

故人が投資に関心を持っていた場合には、株式・投資信託などの有価証券を保有していた可能性があります。

金融商品取引所に上場されている有価証券については、証券会社の口座で保管されているのが一般的です。

証券会社に口座を持って取引をしていると、毎年証券会社から郵便物が送られてきます。遺品の中に、証券会社からの郵便物があるかどうか確認してみましょう。

これに対して、未公開株式などの上場されていない有価証券については、調べるのが難しいケースが多いです。故人の郵便物やメールなどを確認する中で、非上場企業への出資話などが出てきた場合には、やり取りの相手方などに連絡を取ってみましょう。

4. 遺産を調べる方法④|生命保険の調べ方

厳密には遺産ではありませんが、生命保険金を受け取れるかどうかも、残された家族にとっては重要な関心事でしょう。

故人が加入していた生命保険を調べる方法としては、以下の例が挙げられます。

4-1. 遺品の中から保険証券を探す

生命保険契約をする際には、保険会社から契約者に対して保険証券が交付されます。

遺品の中に生命保険の保険証券があれば、その保険会社に対して請求を行うことで、契約名用に従った保険金を受け取れます。

4-2. 生命保険契約照会制度を利用する

保険証券などの手掛かりが見つからなくても、一般社団法人生命保険協会の「生命保険契約照会制度」を利用する方法が残されています。

故人に関する情報を提供することで、協会に加盟している保険会社すべてに対して一斉照会が行われ、生命保険契約の有無について回答を得ることができます。

参考:生命保険契約照会制度のご案内|一般社団法人生命保険協会

5. 遺産を調べる方法⑤|借金の調べ方

故人が借金を負っていた場合、その借金も相続の対象になります。場合によっては相続放棄などを検討する必要があるため、借金の金額等は正確に把握しなければなりません。

故人の借金については、以下の資料から把握できる可能性があります。

①遺品中の契約書・請求書など

借入当時の金銭消費貸借契約書や、借金の返済を督促する請求書などが遺品に含まれていれば、借金額や債権者などがわかります。

②預貯金口座の履歴

口座引き落としや振り込みによって借金を返済していた場合、預貯金口座の履歴を確認すれば、毎月の返済額や債権者などの情報を知ることができます。

取材・文/阿部由羅(弁護士)
ゆら総合法律事務所・代表弁護士。西村あさひ法律事務所・外資系金融機関法務部を経て現職。ベンチャー企業のサポート・不動産・金融法務・相続などを得意とする。その他、一般民事から企業法務まで幅広く取り扱う。各種webメディアにおける法律関連記事の執筆にも注力している。東京大学法学部卒業・東京大学法科大学院修了。趣味はオセロ(全国大会優勝経験あり)、囲碁、将棋。
https://abeyura.com/
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