今や幅広い世代が利用している電子マネー。では、X世代・Y世代・Z世代と世代別に見ると、どのような使い方の違いが見受けられるのだろうか?
エイチームライフデザインが運営する、通信費・家計見直しサイト「Soldi」はこのほど、電子マネーを使用したことがあるX世代・Y世代・Z世代の663名を対象にした「世代別の電子マネー利用実態」に関する調査の結果を発表した。
電子マネーの利用頻度、Z世代とX世代は「1日1~2回」、Y世代は「2日~3日に1回」が最多
電子マネーの利用頻度を聞いたところ、Z世代とX世代では「1日1~2回」と回答した人が最も多く、Y世代では「2日~3日に1回」が最も多いという結果になった。
電子マネーを1日に1回以上使う人の割合は、Z世代で48%、Y世代では39.8%、X世代は33.9%とZ世代が最多となった。また、電子マネーを使う理由として、各世代ともに「支払いを簡単・迅速にできるから」という回答が6割以上を占めており、電子マネーの利便性の高さを実感しているようだ。
Z世代が最も使う電子マネーは「交通系電子マネー」。X世代・Y世代は「Pay Pay」が最多
各世代にどんな種類の電子マネーを使っているのか尋ねたところ、Z世代は「交通系電子マネー」が最も多く28.1%、X世代・Y世代はともに「Pay Pay」が最多で、それぞれ33.9%、34.4%という結果になった。
利用頻度の高い電子マネーが選ばれている理由は?
利用頻度の高い電子マネーを選んだ理由として、Z世代とX世代は「よく行くお店(場所)で利用できるから」が最も多く、Y世代では「ポイントの還元がいいから」との回答が最多だった。
世代のみ「デジタルギフトの購入」と「割り勘(個人間送金)」がともに20%以上の使用率
電子マネーの使用場面としては、世代間で大きな違いはないものの、3世代の内、Z世代のみが「デジタルギフトの購入」と「割り勘(個人間送金)」の使用が、ともに20%を超える結果となった。
各世代の半数以上が電子マネーの利用に不安を感じていない
電子マネーの利用に「不安や抵抗を感じるか」を聞いたところZ世代では64.3%、X世代では70.6%、Y世代では62.0%の人が「感じない」と回答し、多くの人が不安や抵抗をあまり感じていないことがわかった。
一方で、「電子マネーの利用に不安や抵抗を感じる理由」の回答として、Z世代は「使いすぎ」への心配が多く、X世代・Y世代では「セキュリティ」や「スマホの不具合・紛失時」が懸念事項として多くあげられ、世代による違いがうかがえた。
<調査概要>
調査方法 :インターネット調査、調査対象: 18歳から57歳の男女
調査期間 :2022年3月1日~3月24日、調査エリア:全国、サンプル数:663人(各世代221人)
各世代の年齢:X世代 42歳~57歳、Y世代 27歳~41歳、Z世代 18歳~26歳
出典元:株式会社エイチーム
構成/こじへい