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アフターコロナに求められる〝行きたくなるオフィス〟の条件

2022.06.02

すっかりテレワークが普及した今、オフィスに求められる機能も変わった。何のためにオフィスに行くのか。何のためにオフィスはあるのか。NTTグループの街づくり事業会社NTTアーバンソリューションズが、本社の入る秋葉原のビルで、アフターコロナ時代を見据えたオフィスを開設、実証実験が行われている。

オフィスは「意識的に向かう場所」になる

5月26日、街づくり事業を行うNTTアーバンソリューションズが秋葉原駅電気街口の前に立つ秋葉原UDXの6階に、アフターコロナ向けのオフィスを開設した。社員自らが働きながら、その機能性や効果の検証を始めている。

NTTアーバンソリューションズは、2年に及ぶコロナ禍を経て、リモートとオフィスのハイブリッドワークが定着したとし、オフィスは働き手にとって「意識的に向かう場所」に変わってきたと分析。アフターコロナ時代にリモートとオフィスのハイブリッドで働く人たちの「オフィスに行く目的」を、次の4つにまとめている。

1.協業、共創する。チームで協業し、仕事を教える、教わるなどの作業ができる。
2.リフレッシュできる。テレワークばかりしているよりも、オフィスに出社したほうが集中できるし、快適に働ける。
3.いろいろな人の交流できる。上司や同僚、パートナーたちと雑談でき、セレンディピティや学びを得られる。刺激にもなる。
4.人間関係を築く。企業文化を醸成し、社員、顧客、パートナーをエンゲージメントする場にもなる。

これらを踏まえて開設されたオフィスは、「未来のオフィス 4×SCENE(フォーシーン)」と名づけられている。foreseen(予知された/予測された)と、4つのSCENEを掛け合わせている。それぞれの仕事内容やスケジュールなどから最適の仕事環境を「予知して提案」し、それぞれの好みや目的に応じた「働く場を選べる」ことをめざしている。どのように具現化しているのだろうか。

ストレスなく出社できるオフィスに必要なものは?

社員は専用のアプリを使い、仕事の内容、進捗、スケジュールなどを社内で共有するのが前提だ。その蓄積されたデータによって、foreseenの先取り力が発揮される。

ひとつは、もっとも効率のいい出社の日時をレコメンドしてくれる機能。たとえば、Aさんが上司のBさんと打ち合わせをしたいと思っている。Bさんが出社する日時がわかると、それがAさんに通知され、最適な出社タイミングをレコメンドしてくれるというわけだ。

オフィスのエントランスに上のようなオフィスマップが設置されている。だれがどこにいるのか一目瞭然。会いたい人が何時から何時まで、どのスペースを予約しているのかもわかる。席は事前に予約できるし、その場で予約してもいい。

同じ社内の人間でも、打ち合わせをするなら事前にアポを取るのは当たり前。とはいえ、それが複数の人になったり、アポが取りにくい人だったりすれば、それだけでひと仕事だ。それがストレスなくセッティングできるのなら、オフィスに“行きたくなる”かもしれない。

リフレッシュタイムのレコメンドもおもしろい。仕事の内容や継続時間、ウエアラブルデバイスの使用を伴うがバイタルデータから、その人が感じているストレスの度合いを読み取り、リフレッシュするタイミングをレコメンドしてくれる。

テレワークの実施で、多くの人が、自分の体調や気分に合わせて仕事できることの快適さ、また職場の人の目を気にせず仕事できることの快適さを知ったことだろう。たまの出社もいいけれど、周りの人の目が気になるようでは、“行きたいオフィス”にはならないだろう。休憩サインが上司や先輩から出るのを待つのではなく、システムとして、仕事に組み込まれているなら、“行きたいオフィス”になるかもしれない。

リフレッシュタイムに使える「瞑想ルーム」。リフレッシュタイムを上手に取り入れたほうが仕事の効率は高まる。

リモートワークしやすいオフィスとは?

次に、4×SCENE(4つのシーン)を見てみよう。オフィスは大きく次の4つの機能に分けられている。

「未来のオフィス」の4つのシーン。INTRODUCTIONはエントランス部分。オフィスの状態を示したマップ、プレゼンも行える広めのスペース。CASUALはカフェスペースを併設し、気軽にコミュニケーションできるリビングのような空間。FOCUSは集中して仕事できる場所。図書館のように静か。TEAMはグループや組織単位で集まって作業できる空間。

ハイブリッドワーク時代には、出社中にリモートワークをする機会が増えるはず。オフィスでオンライン会議をするとき気になるのは、自分の声が周囲の人の耳に入ること。それから周囲の音が雑音となって、リモート相手にストレスを与えかねないことだ。こうした課題の解消を目指した技術も実証実験中だ。

オンライン会議用スペースのチェアに装着されたマイクとスピーカーシステム「パーソナライズドサウンドゾーン」。マイクに自分の声だけが集音され、周囲の音は相手に聞こえない。また、ヘッドフォンで耳をふさぐことなく、相手の声が明瞭に聞こえるので、ストレスなく相手と話ができる。

自走式のお手伝いロボットを導入。モニターでリモート先の相手と話すことができる。いちいちオンライン会議用のスペースに行かなくても、ちょっとリモート先の相手に参加してもらいたいときに便利。

社内会議、研修、ウェビナー、記者会見などに使えるスタジオ。アフターコロナのオフィスならではの一室。

CASUALのスペース。手前にコーヒーマシンやスナック類を置いたカフェスペースがある。

上のスペースは、コーヒーを飲みながらボーッとしていてもいいし、資料を読んでいてもいいし、おしゃべりをしていてもいいスペース。コロナ禍前は、こうしたカフェ的、社員食堂的な場所で他部署の人と話したり、仕事に関係ない話をしたりする場があった。部署にとらわれない人間関係をつくり、仕事の潤滑油になってきた雑談の今、見直されている。

NTTアーバンソリューションズは、この「未来のオフィス 4×SCENE」を、「さまざまな目的をもって出社する多様な人たちを、デジタルがナチュラルに支えることで、チームあるいは個人のパフォーマンスを高めると同時に、Well-beingを実現」とアピールしている。

テレワークより効率よく、快適に仕事ができるオフィス。ひとりで集中した仕事もできれば、他の人と協業もできれば、リモートワークもできる、多様な働き方ができるオフィス。休憩したいときに休めるオフィス。アフターコロナのオフィスに求められる条件は、働き手にとってのメリットが大きな割合を占める。

コロナ禍の2年は、リモートワークでどれだけ仕事できるかの社会実験期間でもあった。そして仕事できることが実証された今、オフィスの規模縮小を検討する企業も多い。これから本当に必要なリアルオフィスを考えるうえで、職場のマネジメント担当者には「未来のオフィス 4×SCENE」の見学をリコメンドしたい。

取材・文/佐藤恵菜


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