■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
(写真はイメージです。本文とは関係ありません)
オヤジナリティー ★★★
家計貢献度 ★★★
エルドラ度 ★★★
コロナ対策度 ★★
先日。午後3時頃に目黒駅近くで仕事が終わった。
季節もポカポカしてきたし、乾いたノドを潤す為に軽く一杯呑める店ないか?と、記憶を反芻してみる。
そういや昼から呑める店が何軒か入ってるビルがあったな~と、権之助坂を10mくらい下った右側のビルに入ると、やってるやってる!赤提灯が薄暗いビル内廊下に灯ってる!!ずいぶん前に一度来た記憶がある『K(仮名)』という店。
入店すると、コの字型カウンターを中心に、回りにはテーブルや壁に沿ったカウンターが数席。そこにはまだ昼下がりだっつうに、オレみたいな、まぁいろんな意味で我慢が苦手なタイプの人間がすでに数人出来上がっていた。
あの~、昼に酒場に入ると、入った瞬間に客同士、別に会話するワケでもないんだけど、ちょっとした同志感が生まれるんですよね。
「アナタもやっぱり、昼から我慢できない質ですか?ワタシもなんですよ」
「お互い、こればっかりはどォ~しようもないですな!ガ~ッハッハ!!」
みたいな心の会話が、目を合わすわけでも挨拶するワケでもないのに、共通意識としてあるといいますか。よく常連客と新参者がど~したとか、いがみ合うだとかは、昼呑みに関してはないような気がする。ようするに「みんな仲良くワキアイアイ」(R.I.P.上島竜兵さん)なのだ!
そんな話はともかく。軽く呑もうと『ウーロンハイ/320円』を注文。こういうことを書くと、最近はなにかと怒られたりするけど書いちゃうと、カウンター内の女性店員さんはセクシー系でして、その方がすぐに運んできたウーロンハイを見て「オッ!」って思った。
てっきりジョッキに入ったウーロンハイがくると思ってたんだけど、ジョッキの中は氷と四分の一ほど入った焼酎のみ。それとは別にガラスボトルで割り材のウーロン茶がきた。ようするにホッピーみたいな提供システムね、ガラスボトルはちょっと小さいけど。
あ~これできたら一杯じゃすまないよなぁ~、ボトルのウーロン茶はどう考えてもウーロンハイ3杯分くらいに割り材として使えちゃいますから。いや~、一杯のつもりだったんだけど、しょうがない、3杯呑んじゃいますか!と、お店のせいにして、本心ではシメシメと1杯呑むつもりを3杯呑みに変更する。