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小さいことは正義?3Dモデルから細かな文字までくっきり投影する超コンパクトな「E08プロジェクター」の実用性

2022.05.23

「プロジェクター」と呼ばれる製品は、昔は「金持ちの特権」のような代物だった。

自宅にホームシアターなるものがあるのは、紛れもなく金持ち。筆者などは公務員の息子だから、自宅での映画視聴は小さいテレビで我慢するしかなかった。

が、それも今や昔の話。最先端テクノロジーは、プロジェクターをも小型化させている。今回は応援購入サービスMakuakeに登場の『E08プロジェクター』を試してみたい。

何でも、手軽にホームシアターを実現させるプロジェクターらしいが……。

500gに満たない小型軽量プロジェクター

プロジェクターは、デカくて重い。そんなイメージを持っている人は、今も少なくないはずだ。

ところが『E08プロジェクター』の重量は、何とたったの480g。4,800gではない。480gである。

本体の上にマウスを置いてみると、こんな感じだ。

この小型ボディで、4,500ルーメンの輝度を発揮するという。おお、これならホームシアターも簡単に実現できそう!

『E08プロジェクター』はHDMI接続の他、Bluetooth5.1、Wi-Fiにも対応。そして映像は1080P フルHD。映写距離に応じて32インチから176インチまでの画面サイズに変化する。

個人的には1080P フルHD対応という点がありがたい。スマホのような小さい画面ならまだしも、プロジェクターの場合は720Pではいささか力不足。どうしても粗が出てしまうのだ。

というわけで早速製品を取り寄せ、使ってみよう。が、筆者の自宅の壁に映像を投影させて「これで映画を観ることができます。すごいですね」だけではつまらない。

何というか、もっとこう、クリエイティブな用途というか……こちらは「視聴する側」でなく、あくまでも「何かを提供する側」としての使い方はできないものか?

3Dモデルクリエイターと実験してみた

「俺の作品で実験してみたい? 別に構わないよ」

筆者は友人のAくんに、『E08プロジェクター』の実験について話してみた。というのも、Aくんは3Dモデルのクリエイター。BlenderでVRChat向けのアバターを制作している。

実はこれより前、筆者はとある施設の会議場を借りて『E08プロジェクター』を映写実験をしてみた。

が、正直に書いてしまうと『E08プロジェクター』付属の三脚はかなり小さく、しかもテーブルの上で接地面が滑ってしまうという具合だった。

故に、大画面投影が求められるシーンではこの三脚が問題になってしまう……という判断に至った。

もちろん、別の大きな三脚を用意できれば問題も解決できるはずだが、もう少ししっかりしたものをデフォルトで用意できなかったのかという不満は拭い切れない。

ただ、それはあくまでも三脚の話である。製品本体のパフォーマンスの話となると、状況はまた違ってくる。

Aくんの自宅の壁に、『E08プロジェクター』で3Dモデルを映し出してみる。するとAくんが「おおっ!」と声を発した。

「へぇ〜、結構細かい部分もはっきり映し出してくれるじゃない。大したもんだよ!」

彼は心底感心していたようだ。

「鮮明さで言えばもちろんディスプレイには敵わないけれど、たとえばクライアントとの打ち合わせでこのプロジェクターを使って作業の途中経過を報告する……という使い方はアリだと思うよ」

そしてここで、Aくんからこんな提案が。

「澤田、お前がネットで公開してる小説があっただろ? あれで実験してみようぜ」

筆者の小説もくっきり投影

筆者は小説投稿サイトでライトノベルを公開している。Aくんはそれで実験していたらいいんじゃないか、と提案してきたのだ。

「小さい文字がどれだけ細かく映し出されるか、そのあたりでプロジェクターのスペックが出ると思うよ」

な、なるほど! さすがクリエイターだ! というわけで、筆者が執筆した小説を『E08プロジェクター』で映してみる。

「ああ、大したもんだ! 及第点だよ。だって、文字が潰れてないだろ?」

Aくんの言う通り、決して大きくはない文字が白い壁にくっきり映し出されている。ちゃんと朗読もできるほどだ。

「これならプレゼン用途には困ることはないんじゃないか? それに、やっぱり小さいことはいいことだ。ケースなんて、まるで弁当箱じゃないか。これは評価すべき点だよ!」

Aくんもこの『E08プロジェクター』を気に入ってくれたらしい。

小さいことは正義だ!

「今の人ってさ、そもそも無理に広い家を買わなくなったよな? 俺の場合は独身というのもあるけれど、家ってとんでもないライフコストがかかるんだよ。だから広い家なんか買うよりも、身の回りのものを小型化したほうが合理的だと思う」

Aくんの家は6畳間のワンルームである。独り暮らしだから、それで不十分と感じたことはない。

「それは企業も同じことじゃないかな? 必要最低限の面積のオフィスを安く借りて、どこかで手狭に感じたのならスタッフの誰かをコワーキングスペースに行かせる。

言い換えると、会議やプレゼンのためだけにデカいプロジェクターなんか置く余裕はない。そんな感じの中小零細企業やスタートアップに人気が出そうだよな、この製品」

Aくんも筆者も、未だ嫁の来手のない男である。当然、子供もいない。

だからこそ、家も狭いが持ち物も少なくて済む。そして、そういう境遇の男が軽いフットワークを生かして働くためには、使用するデバイスは小型であるほうがいい。

『E08プロジェクター』は、Makuakeで1万3,600円(1台提供・5月20日現在)の出資枠を公開している。

【参考】

この価格でこの画質と大画面!超小型E08プロジェクターで自宅に映画館を!-Makuake

取材・文/澤田真一

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