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投資YouTuberのぽんちよさんが解説!もし4630万円あったとしたら何に投資すべき?

2022.05.22

どうもこんにちは、投資Youtuberのぽんちよです!

最近報道では、とある地方自治体がコロナ給付金を誤って1人に誤送金してしまった、というニュースが話題となっています。また、振り込まれた給付金の返金の可否や使い道などにも注目が集まっています。

誤振込されたお金を使い込むのはもちろん絶対にいけない行為です。しかし、「4630万円あったら、どんな資産運用ができるのかな〜」と考えるのは自由なはず……!そこで今回は投資家目線で、実際に4630万円を運用した場合にどのようなことができるのかを考えていきたいと思います。

4630万円で不労所得生活はできるか?

4630万円あれば超高級外車を購入できたり、地方であれば大きな一軒家も購入できるでしょう。では、「何かを買う」という消費活動ではなく、「お金を殖やす」という投資目線ではどうなるのでしょうか。

例えば、投資の世界では配当金というものがあり、会社の株を保有すると、株主はその利益の一部を現金として受け取ることができます。ただ株を保有しているだけで現金を受け取れるというので、配当金は不労所得のひとつとされています。

配当金が多く受け取れるような、いわゆる「高配当銘柄」に投資したとします。投資資金にたいして年間4%分の配当金が得られるような高配当株だった場合、月々15万円程度(年間185万円)が不労所得として入ってくる計算です。

もしあなたが「不労所得で働かずに生きていきたい」と考えるのであれば、毎月15万円の生活費ではすこし物足りないかもしれません。むしろ株式投資の世界では、下落局面や運用成績が振るわない年もあります。このため、4630万円が転がり込んできたからといって、即断で退職してしまうと、退職後に経済面でストレスを感じてしまうでしょう。

このため、即時退職ではなく、もう少し働いてみるという選択肢も視野に入れ、「憧れの不労所得計画」を考えていきましょう。

もう少し働く選択肢も?

4630万円には手を付けずそのまま運用し、働き続けた場合、将来的に元手資金はいくらになるのでしょうか?今回は、5%の利回りで運用した場合の、5年・10年・15年後の資産額とその際にもらえる配当金を考えてみましょう。

上記の表は4630万円を年利5%で運用した場合の、年数ごとの資産額と配当金を集計したものです。資産額としては、5年後で約5940万円、10年後で7620万円、15年後は9780万円になります。とくに運用年数が長くなると、複利の力が働くことで資産額の増加幅も大きくなっていきます。

さらに資産から4%の配当金が得られる場合には、5年後には月々約20万円、10年後には月々25万円、15年後には月々32万円の不労所得になります。当初の4630万円の不労所得と比較しても、かなり現実的に不労所得で暮らせる水準になるのではないでしょうか?

このようなことから、もしも4630万円が転がり込んできた場合には、あと10年は働いていくのもありかと思います。そして、月25万円の不労所得が得られるようになった時、不労所得で生活費が賄え、「不労所得で生きていく」という夢を実現するのが良いかと!

現実的な金額「500万円」の場合にはどうなる?

今回は4630万円のニュースを元に、投資家目線で資産額・配当金等をシミュレーションしてきました。

現実世界では、突然4630万円をもらえる人は決して多くないでしょう。しかし退職金や遺産相続でまとまった500万円程度のお金が転がり込んでくる、ということは考えられるかもしれません。

そこで現実的なケースとして、次にこの500万円をどのように投資していくかについて考えてみたいと思います。

まず、500万円入ってきたからといって、投資初心者の方がいきなり「一括500万投資する」というのはおすすめできません。というのも、元手が大きいため、1日での金額の上下が大きく、毎日一喜一憂して、精神的に疲弊してしまいます。また、投資直後に株価が暴落し、数百万単位で資産が減ってしまっては立ち直れないでしょう。

そのため、基本的には一括投資ではなく、分割投資をおすすめします。

例えば500万円の場合、投資期間を2年(24か月)に分割し、500万÷24か月で、毎月20万円ほどを投資していくという方法です。こうすれば徐々に投資額が増えていき、徐々に資金の上下になれていけるというメリットがあります。また、毎月定額で積立ていくことで、「高い時に少量、安い時に大量に購入する」といった効率的な買い付けも可能となります。

また、投資先については、個別株は銘柄選定や売買タイミングも難しいためおすすめしません。投資信託・ETFを通じて、全世界株式や先進国株式全体への分散投資が初心者にはおすすめです。

このように分割投資をして利回り5%だった場合、積立完了する2年後には資産額524万円、そのまま保有し続けると、5年後には608万円となります。

ただ貯金しても銀行金利は0.001%と雀の涙ほどですので、それに比べると十分な利益と言えるでしょう。ぜひ500万円が退職金や遺産相続などで振り込まれたならば、このような分割投資も視野に入れてみてください。

みなさんには積立投資を推奨していますが……

私が投資スタートしたとき、250万円ほどの貯金を日本の個別株に一括投資して、すぐに現金がなくなっていました。その後は「早く新しい株を買いたい」と思い、給料日やボーナスが待ち遠しい日々。給料が入金されるとすぐに株を購入する、という行為を繰り返していました。当時はたまたま相場が良かったため利益が出たものの、もし当時の「有り金すべてを投資につぎ込む!」という時期に、コロナショックのような暴落が起きていたらと思うとゾッとします。

私のように一括投資していても相場がよく、利益がでるケースもあります。しかし、投資初心者全員がこのようなビギナーズラックに恵まれるわけではありません。だからこそ、みなさんには「まずは分割投資」というのをお勧めしたいと思います。

文/ぽんちよ
投資系YouTuber。2019年10月からYouTubeチャンネル『投資家ぽんちよ』を開設し、投資や副業、セミリタイアに関わることを発信している。サラリーマンとして働きながら活動していたが、2022年3月にFIRE達成。YouTubeチャンネルはこちら

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文/DIME編集部

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