小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【最新ビジネス解説】ビジネスの〝賞味期限〟問題を解決!必要な場所に移動するエンシンのモジュール型ホテル

2022.05.24

業界の構造を一新するようなチャレンジは、人をワクワクさせ、はっとするような仕事のヒントを与えてくれる。東北の復興を支援するエンシンとホテル運営のインキーパーが、モジュール工法で建築した「ビジネスホテル ドリームビレッジ エンシン」も、そのひとつだ。

モジュール工法が示唆するホテルの未来

モジュール工法とは、別の場所で部屋などのモジュールをつくった後、建設地に運んで組み立てる方法。基礎工事から順を追って建設する従来の工法と比べ、工期を大幅に短縮できる。

エンシンは、東日本大震災の後、岩手県陸前高田市にコンテナ建築による「ドリームビレッジ陸前高田」を建設、宮城県気仙沼市にさらに気密性、断熱性を高めたモジュール工法による「アイルームエンシン気仙沼」を建設した。いずれも、復興作業に携わる工事関係者の宿泊需要が急増したため、いち早く建設したものだ。

しかし、現在では多くの復興工事が完了し、一部で宿泊施設の需要も減少した。一方で、キオクシア岩手が建設される北上工業団地では、増加する工事関係者に対して、宿泊施設の供給が不足している。

エンシンとインキーパーは、気仙沼で使用していた建物を解体、北上市に移設して「ビジネスホテル ドリームビレッジ エンシン」をオープンした。客室は長期滞在を想定したミニキッチン付で、コインランドリーと全客室分の駐車場を完備。夕朝食の要望にも対応する。

不動産であるホテルを動産化し、別の場所で再び不動産として活用するという「日本初の試み(インキーパー関欣哉氏)」。基本的に宿泊業は、需要の波は大きく不規則なのに、部屋数を増減するなど、フレキシブルな供給量の調整が難しい。フットワークよく需要に供給を最適化できるモジュール工法は、宿泊業の宿命を越え、新しいモデルをうむ可能性がある。

また、SDGsが国連で提唱され、省資源は各国の課題となっている。モジュールのリユースは、今後のビジネスとして期待は大きい。

今回は工事関係者向けのビジネスホテルだが、リゾート向けなど幅広い業態へ展開が可能だ。たとえばインキーパーが現在計画しているのが、グランピング向けのモジュールを、リースで提供するビジネス。事業者は初期費用を抑え、低リスクでグランピング施設を運営できる。数年後、仮にブームが去っても、別のモジュールに替えて宿泊事業を継続したり、あるいは簡単に撤去して、まったく違うビジネスに土地を活かすこともできる。

資源を活かすビジネスモデルの転換を

関氏が指摘するのは「ビジネスの賞味期限」だ。業種に関係なく、顧客から永続的に求められ、利益をうみ続けるビジネスは、おそらく存在しない。成功体験に縛られず、常に変わり続けることが、人と企業にますます求められる。

問題は、賞味期限が切れたとき、ゼロから新しいビジネスを考える時間があるとは限らないこと。また、そのたびに機械や建物をつくっていたら、地球の資源は枯渇する。

持っているナレッジや資源を活かし、いつでもビジネスモデルを転換できる仕組みづくりが重要。モジュールの再利用は、正にそのためのアイデアだ。

仕組みだけでなく、環境の変化へしなやかに対応できるマインドも大切だ。この点、コロナ禍で実感したビジネスパーソンは多いのではないだろうか。

ビジネスはもちろん、個人の生き方にも通じるビジネスストーリー。準備万端に整えて、不確実な時代を進んでいこう。

●プレスリリース
需要のある場所に移動するホテルが誕生!

取材・文/ソルバ!
人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小に関わらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。 
https://solver-story.com/

興味のあるジャンルを登録して@DIMEをもっと便利に!話題のコーヒーメーカー「BALMUDA The Brew」やAmazonギフト券が当たるキャンペーン実施中

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2022年6月16日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDテープライト250」! 特集は「超快適ウエアラブル」「最新EV図鑑」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。