周りの人の音がやけに気になることが、ありませんか。静けさを求めてカフェに入ったのに、大きな笑い声のお客さんが気になったり、みんながシーンとなる劇場などでは、小さな咳払いや紙袋の音さえも気になったり…。音に対する感度は人それぞれですが、不快な思いはしたくないし、周りにも迷惑はかけたくないもの。今回は、そんな想いを反映させた、“静音ボールペン”をご紹介します!
“静音ボールペン”「Calme(カルム)」が登場
使う人はもちろん、周りの人にも心地よい、気遣いのボールペン「Calme」が、ぺんてる株式会社から登場!2021年12月15日(水)より、全国の文具取扱店にて順次発売スタートします。
ボールペンの「カチカチ」というノック音を66%低減し、操作時に手に感じる衝撃も緩和した“静音ボールペン”「Calme」。ぺんてるは、今回の開発にともない「音ハラスメント」に対する調査を実施。(※)その結果、ミレニアル世代(20代30代)の約9割が、公共空間において周囲の作業音が気になっており、上の世代と比べても特に「音ハラスメント」に敏感だということが分かりました。
また、ミレニアル世代では、自分が発する音によって周りを不快にさせているのではないか…という「音ハラスメント」に対する不安を感じる傾向も高いことが判明。そのような調査結果を受けて、“自分も周りも穏やかに心地よく”をコンセプトに、静音設計の油性ボールペン、多色・多機能ボールペンシリーズ「Calme」の誕生に至りました。
(※)意識調査概要
調査名:世代別「音ハラスメント」全国意識調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国在住の男女、1,114名
調査期間:2021年7月30日~8月8日
“静音ボールペン”「Calme」のここに注目!
ぺんてるから新登場の「音ハラ」対応ボールペン「Calme」。注目ポイントをご紹介します!
静かで心地よいノック音
まず大きな注目ポイントは、ボールペンが持つ「カチカチ」というノック音がすごく小さくなったということ。「Calme」シリーズでは、単色ボールペンと多色・多機能ボールペンはそれぞれが、最適で異なる静音設計で作られており、ほどよいノック音を感じられる音と感触に調整されています。
開発の過程のヒアリングで、単純に音を限りなく減らした「無音」に近い状態にするだけだと「なんだか気持ち悪い」「ペン先が出たのか分からない」などの意見があり、丁度良い静音加減にチューニングしたのだそう。
静けさをイメージした、シンプルだけど個性的なデザイン
デザインは、無印良品の製品や、グッドデザイン賞審査委員などを務めるmiyake design代表の三宅一成が担当。デザインのポイントのひとつは、カメラの持ち手を思わせる革シボ加工を施した、こだわりのロンググリップ。しっとりと手に馴染む、持ちやすさを追求しています。これは技術的に今までやったことがないため、開発に苦労したとのこと。生活に馴染む静かな佇まいのボールペンを目指しました。
なめらか油性インキ
「Calme」には、濃く発色の良い、なめらか油性インキを搭載。手や紙が汚れにくく、スッキリとした筆跡で書くことができます。
「Calme」 各タイプの価格
カルム 単色ボールペン 0.5mm、0.7mm 各165円(税込)
カルム 3色ボールペン 0.5mm、0.7mm 各440円(税込)
カルム 多機能ペン(2色ボールペン0.5mm+シャープペン0.5mm)各550円(税込)(2色ボールペン0.7mm+シャープペン0.5mm)各550円(税込)
少しの「カシャッ」という微音が心地よい「Calme」。なめらかインキで書きやすさもバッチリです。ぜひお試しを。
取材・文/まなたろう