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SDGs消費での価格増負担、限界ラインは「3割増まで」が最多

2022.05.18

今や広く世間に浸透しているSDGsという言葉。では、この目標に基づいた消費活動をしている人はどれくらいの割合で存在するのだろうか?

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと斎藤明・立教大学教授はこのほど、NTTコム オンラインが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象として『SDGsを意識した消費活動』の現状と課題について調査を実施した。

SDGsに対し約半数が好感を持っており、男性より女性で好感度が高い

SDGsの認知は、全体の46.6%(「ややそう思う(38.0%)」と「とてもそう思う(8.6%)」の計)で、認知している人のうち、82.5%が内容を理解していると回答した。

また、SDGsの説明を提示、改めて全員に読んでいただいた後に、SDGsについて好感を持っているか尋ねたところ、全体の約半数(49.2%)がSDGsに対して好感を有している(「とてもそう思う」「ややそう思う」)との結果を示した。SDGsに対する好感度を性別で比較すると、男性では、43.1%、女性では55.3%で、男女間で10ポイント以上の違いが見られた(図1)。

【図1】SDGsについて好感を持っている(単位:%)

約半数がSDGsを意識した活動は〝よりよい未来を構築するために不可欠〟との認識

また、“SDGsを意識した活動は、よりよい未来を構築するために不可欠である”との考えに対し「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した割合が全体の約半数(51.2%)を占めた。これを性別で比較すると、男性では45.4%、女性では57.0%となっており、男女間で10ポイント以上の違いが見られた(図2)。

【図2】SDGsを意識した活動はよりよい未来を構築するために不可欠である(単位:%)

実際にSDGsを意識した消費の経験があるのは約3割

実際にSDGsを意識した消費(SDGs消費)の経験は、27.8%(「とてもそう思う」「ややそう思う」の計)である。これを性別で比較すると、男性では21.4%、女性では34.2%となっており、男女間で10ポイント以上の違いが見られた(図3)。また、年代別でみると、35-44歳、65歳以上でSDGs消費経験がやや高い(図4)。

【図3】SDGs消費の経験(全体および男女別)(単位:%)

【図4】実際にSDGsを意識した消費の経験(全体および世代別)(単位:%)

SDGs消費の具体的な購入品目では食料品や日用雑貨・消耗品が多い

SDGsを意識した消費(SDGs消費)の経験がある人に、具体的な購入品目を確認したところ、「食料品(65.8%)」「日用品等(58.3%)」「衣料品(41.4%)」「電力(34.2%)」の順で回答が多かった。

男女で購入品目に差がみられ、女性では「食料品」が高く、男性では「電力(再生可能エネルギー等)」が46.2%と女性よりも10ポイント以上高い結果となった(図5)。

【図5】SDGs消費経験のある品目(複数回答)(単位:%)

半数以上がSDGsを意識した消費活動を行っている

“SDGsを意識した消費”と“それ以外の消費”の割合をみると「SDGsを意識した消費の割合がそれ以外の消費より多い」のは57.6%、「どちらも同程度の割合」が25.1%で、「SDGsを意識した消費の割合が少ない」のは17.3%であった。

これを男女別でみると、男性で「SDGsを意識した消費の割合が多い」と回答したのは65.6%、女性では57.6%で、女性に比べ男性のほうが消費活動においてSDGsを意識していることがわかる。

品目別でも男女の差がみられ、女性では「コーヒー」や「食料品」、「日用雑貨」などでSDGSを意識した消費活動が多いことから、日常的な消費シーンの中にSDGsが浸透してきていることがわかる(図6)。

【図6】品目別でのSDGsを意識した消費とそれ以外の消費の割合(単一回答)

SDGs消費での価格増負担への限界ラインは「3割増」までが最多

SDGs消費における価格の増加についてどこまで負担できるのか調べるため、代表的な購入品目4つ(「食料品全般」「日用品等」「衣料品」「電力」)ごとに、「これ以上高いと「高すぎて買えない」と思う価格」について尋ねたところ、いずれの品目においても、「通常商品より3割増」との回答が最も多く、次いで「通常商品より5割増」の順番となった。

年代でみると、18歳~25歳までの若年層では、「通常商品より5割増」との回答が最も多く、SDGs消費での価格増に対して若年層では増加に対する許容度が高いことがわかる(図7、図8、図9、図10)。

【図7】【食料品全般】これ以上高いと「高すぎて買えない」と思う価格(単位:%)

【図8】【日用雑貨・消耗品(木や紙のストロー等)】これ以上高いと「高すぎて買えない」と思う価格(単位:%)

【図9】【衣料品(アパレル)】これ以上高いと「高すぎて買えない」と思う価格(単位:%)

【図10】【電力(再生可能エネルギー等)】これ以上高いと「高すぎて買えない」と思う価格

<調査概要>
・調査対象: 「NTTコム リサーチ」登録モニター
・調査方法: 非公開型インターネットアンケート
・調査期間: 令和4年3月4日(金)~令和4年3月7日(月)
・有効回答者数:1,105名
・回答者条件: 18歳以上の全国男女
・回答者の属性:

出典元:NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

構成/こじへい


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