コロナ禍で働き方は大きく変わった。その中で、管理職のマネジメントスタイルにも何らかの変化はあったのだろうか?
Adecco Group Japanはこの度、日本全国の部下を持つ管理職1,000名を対象にした「コロナ禍での部下のマネジメントに関する調査」の結果を発表した。
(1)管理職の4割以上が、コロナ禍以前と比べて部下のマネジメントにおける自身の負担が増えたと回答
日本全国の部下を持つ管理職1,000人に対し、「コロナ禍以前と以後で、部下のマネジメントにおけるあなたの負担はどのように変わりましたか」と質問したところ、4割以上となる40.6%が「大きくなった」と回答した。コロナ禍で部下をマネジメントするにあたり、負担が増加したと考えている管理職が多くいることがわかった。
(2)管理職の5割以上が、コロナ禍以前と比べて部下のマネジメントの難易度が上がったと回答
日本全国の部下を持つ管理職1,000人に対し、「コロナ禍以前と以後で、部下のマネジメントの難易度はどのように変わりましたか」と質問したところ、5割以上となる50.4%が「難しくなった」と回答した。負担が増加しただけでなく、難易度も上がったと考えている管理職が多くいることが伺える結果となった。
(3)コロナ禍での部下のマネジメントにおけるもっとも大きな課題は「モチベーションの管理」
日本全国の部下を持つ管理職1,000人に対し、「コロナ禍での部下のマネジメントにおける課題は、どのようなところにあると思いますか。特に大きな課題だと思うものを3つ選んでください」と質問したところ、もっとも大きな課題だと考えられていたのは「モチベーションの管理」で、調査に回答した管理職の54.6%が、もっとも大きな課題に選んだ。
(4)管理職の2人に1人が、コロナ禍以降、部下のマネジメントにおける自身のやり方が変わったと回答
日本全国の部下を持つ管理職1,000人に対し、「コロナ禍以前と以後で、部下のマネジメントに関するあなたのやり方は変わりましたか」と質問したところ、2人に1人となる55.5%(555人)が「変わった」と回答した。
コロナ禍以降に部下のマネジメントに関するやり方が変わったと回答した管理職555人に対し、具体的にどのように変わったかを質問したところ、もっとも多かった変化は「部下の自主性を重んじるようになった」(41.6%)だった。
(5)部下のマネジメントのやり方が変わっていない管理職も、その4割以上がやり方を変える必要があると回答
コロナ禍以降も部下のマネジメントに関する自身のやり方が変わっていないと回答した管理職455人に対し、「変える必要はあると思いますか」と質問したところ、4割以上となる40.7%(181人)が、「変える必要がある」と回答した。しかし、そのうち8割以上となる82.3%(149人)は、「変える必要はあるが、どのように変えたら良いかわからない」と回答していた。
※Adecco Group Japan調べ
<調査概要>
調査対象:日本全国の部下を持つ管理職(オフィスワークやデスクワークの仕事に従事していて、本調査回答時の勤務先における管理職としての勤務期間が3年以上の方)
サンプル数:1,000人
割付:自身と部下がどちらも出社中心で勤務:500人、自身と部下がどちらもテレワーク中心で勤務:500人
調査方法:インターネット調査
実施時期:2022年3月4日~7日
構成/こじへい
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