ユカイで楽しいコーヒーの焙煎。自宅で焙煎をする、いわゆる「自家焙煎」の場合、コーヒー生豆をフライパンで煎るのが一般的ですが、これが案外た~いへん。
なかなか上手い具合にいかないのが友情かつ人情で、結局自家焙煎をあきらめて、メーカーやお店の人に焙煎を任せてしまう人が多いのです。
コーヒー焙煎ガジェット全盛!? のこの時代、風味が抜群でお手軽カンタンな焙煎機は存在しないものなのでしょうか? できればスマホでコントロールできるとなお良いです。
そこでインターネットで実際に探してみたところ、応援購入サービスMakuakeにて出品を開始したSandbox Smartより、風味抜群! スマホアプリで設定可能なコーヒー焙煎機の……「Sandbox Smart R2」を大発見いたしました!
ちなみに本機は、以前本誌で紹介記事を掲載した所、ペイビュー数が爆上がりで大評判になった「SANDBOX SMART Roaster」の後継機種です!
本当に美味しく淹れられる? アプリでコーヒー豆を本格焙煎できるSANDBOXのコーヒーロースター「SMART ROASTER」
そこでこのたび、さっそく入手して使ってみることにいたしました!
コーヒー焙煎機「Sandbox Smart R2」を試用してみました!
スマホアプリで設定可能なコーヒー焙煎機「Sandbox Smart R2」開梱の儀です。
※今回ご紹介するのは試用品につき、実品とはサイズ・仕様など多少異なる場合があります。
それなりの大きさの梱包でした。試用品の箱の実測重量は約14.75kg。実測サイズは48×38×45cmでした。相応の場所を確保しておく必要があるかもしれません。
※相応の場所の定義については個人差があります。
さあ、サクサクと中味を取り出していきましょう。特に組み立ては必要ありません。電源ケーブルを接続して、背面のスイッチをオンにすれば準備オッケーです。
あまりの手軽さに拍子が抜けてしまうほど。
見た目が超格好いいそのデザインは、みなさんご存じのドイツで開催される国際的なデザイン賞である、レッド・ドット・デザイン賞の「2021年最優秀賞」に輝いたほどです。
次に、スマホアプリをインストールします。
以下のURLから専用アプリをダウンロード後起動して、バスガイドに従い、焙煎機とスマートフォンをBluetoothで接続します。
接続を完了すると正面左下の電源スイッチのボタンがピカピカ点滅を開始します。そうなったら正面上部の蓋をカパッと開けます。
ここが豆の投入口となるのです。我が家の猫ちゃんも興味しんしんですたいニャン。
アプリのメニューで焙煎したい豆のグラム数を指定して、まずは余熱を行います。アプリ画面の指示に従い、豆を投入します。こぼさないように慎重にね!
ちなみに最大550gを一度に焙煎できるそうです。1回の焙煎で約55杯の風味が最大限引き出せるとか! これはもはや喫茶店がひらけちゃいそう!
そうこうしているうちに焙煎が始まりました。消費電力は900Wの直火式! お家のブレーカーを落とさないように、注意一秒怪我一生!
どんどんコーヒー豆に対して加熱が行われます。しばらくジッと我慢の子であった!
焼きムラが起きないように、4本の石英管ヒーターがドラム中央に配置され、豆の内部までしっかりと均一に熱を伝えます。
グオングオンと大きな音がなりますが、動作音は約65dBくらいです。通常、会話をする時が大体60dBと言われていますので、まあ耳をつんざくほどウルサイ、というほどではないです。少々騒がしい、といった感じかな。もしくはちょっと騒がしい程度です。
ちなみに焙煎の際はスマホアプリに用意されているR2専用プロファイルで浅煎り・中煎り・深煎りを試してみて、自分好みの味や特徴を掴んでみるのがモア・ベターよです。
上級者は自分で火力・ファン速度・ドラム回転速度を細かくカスタマイズして、自分なりの焙煎テクニックを保存して再現することが可能です。
あいかわらず猫ちゃんも興味しんしんですたいワン。煎っている豆の様子は前面ガラスで確認可能です。
ちなみに本機で焙煎をすると、結構けむりが出ます。正直モウモウとなります。モワモワかもしれません。
部屋の中がコーヒーの香りに満たされまくってしまうので、換気はマジ重要です。
そんな時に役に立つのが、オプションの「排煙フィルターF1」。かなりの割合で排煙を吸い取ってくれる優れものです。
さて、そうこうしている間に、豆がパチパチ鳴る「クラック音」が発生するんじゃあないか? ……という予告の案内が通知されます。
豆から発せられるパチパチ音が鳴った時点で、アプリ画面の「第一クラック」のボタンを手動で押すと、見事に焙煎を終了し、加熱が停止され、120度の温度に下がるまで冷却が行われます。
前機種でもそうだったのですが、焙煎終了の判断材料になる「クラック音」を聞いたのちに焙煎を終了させる手段が、あくまでも手動である必要があるのがちょっとコナン君のアレレ~? みたいな感じでした。この辺をフルオートにするにはまだ技術的に難しいのかな?
まあその辺は割り切って使う必要があります。それほど大した手間じゃないですしね。
さあ、焙煎を終了させたら豆を取り出しましょう。本体下部のトレイを引き出して、本体正面のつまみを上に押し上げて手前に引けば、豆がバラバラと落ちてきます。ガラス窓は完全開放できないようなので要注意です。
挽き立てのコーヒー豆はアチアチの状態で、そのまますぐにコーヒーミルで挽くワケにはいかないので、何らかの手段で冷ましてあげる必要があります。
そのまましばらく放っておいて常温で乾かしてもいいのですが、その間にコーヒーの風味が飛んでしまう可能性もあるので、できれば早急に冷やしてあげる方が豆の風味が良くなります。
例えば風力で強力に豆を冷ましてくれる「純正クーラーC1」というオプション機器もあるので、こちらを入手しておくと何かとベンリかもしれません。
スイッチオン! ぐおー。
前回の記事では、コーヒー豆の挽き方に特にこだわりは無かったので、安価な手動のグラインダーを購入して豆を挽いたのですが、正直失敗しました。ムチャクチャに「パワー!」が必要です。
少々値がはっても電動ミルにしておいた方が後悔しません。手動はよほどのこだわりが無い人でない限りオススメしませんですニャン。
挽いた豆をコーヒーフィルターに投入して、アチアチのお湯を淹れ……。
いっただっきま~す!! 「……お、おいちい!!」
飲み終わったらトレイに残ったチャフは、同梱のハケでよく掃いてキレイキレイにしておきましょう!
寸法:380×328×275mm
重量:12kg
参考サイト
※詳しいスペックや機能などはコチラをご参照ください。
参考動画
【FURUの本音ジャッジ】
焙煎の手軽さ ★★★★★
価格の安さ ★★★
細部へのこだわり ★★★★★
アプリの操作性 ★★★★
コーヒーのプロからの評価 ★★★★★
次回作はフルオートで焙煎して挽いてドリップして飲ませてくれる、究極かつ至高のマシンをお願いたしま~す(←わりとマジ)!
文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、自称漫画家 兼 実質ライター。 電脳ねたがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com
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