日本全国の中で、もっとも中古マンションの価格相場が高い市区町村とは、いったいどこなのだろうか?
ワンノブアカインドはこのほど、同社が運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データを元に、2022年3月の全国市区町村における中古マンションの相場や、1年前と比較した価格の上昇率を表す騰落率、首都圏主要エリアにおける中古マンション価格の相場推移などを調査した結果を発表した。
全国市区町村 中古マンション価格ランキング100(2022年3月)
本ランキングは、ワンノブアカインドが保有する中古マンションの販売履歴データを元に「坪単価」を算出し、70㎡での価格に換算した「推定価格」によるもの。2022年3月の対象件数(当月に販売履歴のある物件数)が30件以上ある全国204市区から、トップ100を掲載している。
全国1位は「東京都港区」(9753万6300円)、以降、「東京都千代田区」(9473万7000円)、「東京都渋谷区」(8551万3100円)と続いた。
100位以内の市区で、首都圏以外のエリアのトップは、東海が68位の「愛知県名古屋市中区」(3052万5900円)、近畿が24位の「京都府京都市中京区」(4620万1700円)、中国が78位の「広島県広島市中区」(2800万6100円)、九州・沖縄が69位の「沖縄県那覇市」(3042万2100円)となっている。
全国市区町村 中古マンション価格騰落率ランキング100(2022年3月)
本ランキングは、2022年3月と前年(2021年3月)の坪単価を比較して算出した「騰落率」を順位付けしたもの。2022年3月と2021年3月の対象件数(当月に販売履歴のある物件数)がそれぞれ30件以上ある187市区町村が対象となる。
・全国1位は「埼玉県さいたま市大宮区」の+28.50%。前年と比較し、坪単価が約44万円上昇した。次いで「香川県高松市」「埼玉県さいたま市浦和区」で、3位までは騰落率が+25%を超えていた。また、100位内の市区の割合は「東京都」「神奈川県」が各21%、次いで「大阪府」が12%、「埼玉県」が10%となっていた。
首都圏主要エリア 中古マンション相場推移(2021年3月~2022年3月)
首都圏の主要エリアにおける2022年3月の70㎡換算推定価格は、「都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)」「城南(品川・目黒・大田・世田谷)」「川崎市(全7区)」で前月より下落したが、その他エリアでは上昇していた。
首都圏でもっとも価格が高かったエリアは「都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)」で、推定価格は8,518万300円。次いで「城南(品川・目黒・大田・世田谷)」「城東(台東・墨田・江東・葛飾・江戸川)」「城北(文京・豊島・北・荒川・板橋・足立)」「城西(中野・杉並・練馬)」と、東京23区エリアが続いた。
なお、東京以外で推定価格がもっとも高かったのは「川崎市(全7区)」となった。
出典元:マンションレビュー 調べ
構成/こじへい
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