現役文系エンジニア6人に直撃取材。彼らはなぜエンジニアを目指し、どのようにそのスキルを身につけたのか? これからエンジニアを目指す人へのアドバイスとともに紹介!
経済学部出身
レンガ エンジニア
川岡優太さん
【Background】未経験からエンジニア職に転職!
経済学部を卒業後、ビジネス用アプリケーションのヘルプデスクの職に就いた。顧客からの技術的な質問をエンジニアにつなぐ仕事だったが、IT系のスキルアップが望めないと悟り退職を決意。半年の勉強期間を経て、未経験エンジニアとしての道を歩み始めた。
「数学が苦手だったので、ロジカルなものづくりの筆頭であるエンジニア職は最初から無理だと思っていました。大学でも数学が不要な科目ばかり履修していました」
それでも将来性に期待してIT系の仕事を目指し、新卒採用ではシステム操作方法などの問い合わせに対応するヘルプデスクの仕事に就いた。
「技術については理解できても、この仕事ではスキルアップは望めないなと思い転職を決意しました。半年間勉強し、未経験でしたが今の仕事に就けました。勉強してみて、苦手意識を持っていた数学の知識はあまり必要ないとわかりました」と振り返る。
「当然プログラミングをするうえで数学が必須なシーンもありますが、エンジニアにはサービスが形作る企画力のほうが大切なスキルだとわかりました。そのためにアウトプットを重ねて経験を積むことが成功への近道だと思います」
レンガ社が手がける、マンションの口コミサイト「マンションノート」で、ユーザーが使う画面機能や、口コミデータを蓄積し、新規投稿をメール通知する機能を開発する。
エンジニアを目指す人へのアドバイス
●完璧主義にならず、まずやってみる、遊び感覚でプログラムを書いてみる。「Progate」といった学習サービスを使うのもよい。
●自分がよく使うサービスを真似して再現してみると、加速度的なスキルアップにつながる。海外サービスで英語も一緒に学ぶと◎。
●プログラムや技術解説など、自分でまとめた情報のアウトプットを定期的に残し、モチベーションを高めるとよい。
取材・文/久我吉史