■連載/四柱推命に学ぶチャンスのつかみ方・ 第4回
四柱推命はおよそ1800年前に日本に入ってきて、今もなお活用方法を研究され続けている学問。政治家やビジネスマン、芸能人などが占いを活用しているのは、仕事での活躍はもちろん、人間関係、個人の幸福度を上げることにもつながるからです。人を幸せする「鳥海流四柱推命」の普及活動を行う星 絢さんの5回連載の4回目は、成功につながる占いの活用法についてです。
第1回 新生活を始める前に知っておくべき「本当の自分」と「これから」
第3回 「大殺界」は怖くない!?誰にも平等に訪れる「天中殺」の過ごし方
ビジネスの成功と占いの相関関係
「チャンス」という言葉を聞くと、ビッグチャンスを思い浮かべる人は少なくないと思いますが、「チャンス」は直訳すると「機会」です。何かをする機会は全てチャンスであり、無数にある機会をしっかりと活かし続けることが、仕事や人生の成功へと繋がります。例えば、何かのプロジェクトを企画すれば、それを遂行することもチャンスですが、知人と食事をする機会があれば、それもチャンスなのです。
チャンスを活かすには、「自分の資質をできる限り発揮すること」と「運気の流れを把握すること」が大事です。なぜなら、せっかくチャンスがやってきても、資質を発揮できていなければ、チャンスを掴み、その後も継続していくことは難しくなりますし、自分の運気を把握して備えをしていなければ、タイミングもズレてしまうからです。極端な例として、ストレスが多く生きづらい人と能力を発揮してイキイキと仕事をしている人、仕事をするときは流れにも乗っていて絶好調な人と疲れている人、などを比べてみるとその重要性が分かるでしょう。
チャンスを活かすには、まず自分を知ること
四柱推命の命式には、ベースとなる10種類のタイプ、物事を上手くいかせるための4パターン、方向性を示す10個の通変星、原動力の種類などを表す12個の十二運星、生まれ持って制限がある可能性、これらが自分自身・仕事・社交面、また、年代というカテゴリで散りばめられています。単純計算で43,200通りの結果が見やすい表として表れるので、全く同じ命式の人は、一生に1人出会うかどうかでしょう。
ここでお伝えしたいのは、四柱推命はそこまで詳しく観ることができるということです。四柱推命のすごさをお伝えしたいのはもちろんですが、それ以上に、人は性格も強みも能力も価値観も全て違うバラバラな生き物なのですから、しっかりとまずは自分自身のことを知って頂きたいのです。
自分の資質を最大限に生かすには、成功者のアドバイスを聞いたりセミナーで学んだりする以前に、自分自身の特質を知って、それが発揮されるような仕事のスタイルを追求していくことが大事です。
チャンスを逃さないためには、自分の運気を知ること
運気も人によって様々です。休んだ方が良い日、トラブルが多くなる1か月、出会い運が一気に高まる1年、ビジネスが広がりやすい10年間など、運気の種類や尺度も幾つかあります。今は、どのようなことをすれば社会に通用しやすいのか、今年はどんな1年なのか、今月・来月の運気はどうなのか、何月何日に何をすると運気の波に乗れるのか、四柱推命を学ぶとそれらが自分で分かるようになります。逆に、それを把握しなかったり何の対策もしなかったりすると、どれだけ自分の資質を発揮しても、良い行動・振る舞い・心構えができなくなります。運気を知るか否かは、パフォーマンスの良し悪しやトラブル回避率、ビッグチャンスを掴めるか否かにも影響してくるのです。
隠れた自分のウィークポイントを知ることができる四柱推命の占い
四柱推命では、自分の弱点を知ることもできます。これを認識して対策をしなければ、同じ負けパターンで何度も失敗したり、それにも気付くことがなく成功に至らないまま10年、20年と無駄な時間を過ごしてしまう可能性があります。物事には陰と陽がありますから、強みがあるということは弱みがあるということであり、強みは裏を返せば弱みでもあるのです。例えば、パワフルに動き回るのが強みの人は、事務的な仕事をずっとすることができませんし、芯が強い人は、頑固なのです。
よく頂く相談の中に、「飽きっぽく何をやっても続かない」「自由に暮らしたいが収入も安定させたい」というものがあります。実は僕自身も飽きっぽい星が3つあり、50もの仕事を経験しました。また、起業志向だけど安定思考でもあるという葛藤もありました。それがある時、四柱推命で自分自身を鑑定してから対策が分かったのです。今では自由と安定を手に入れつつ、同じ仕事を何年も続けています。
強みを生かすことも大事ですが、ウィークポイントが制限・足かせ・ブロックとなっていることが原因で飛躍できていない場合もあるのです。
文/星 絢(ほし・けん)
(株)地球人 取締役。(社)日本占道協会 認定師範。1981年2月4日生まれ。青森県出身。高校卒業後に上京し、20代の頃から起業を志すも、幾度となく失敗。20代最後に人生の方向性を見失い、半年間箱根に住み込みながら生き方を探求。500万円の借金も返済不可能となり債務整理を経験。その後、人生をかけたコミュニティ事業も低迷しているときに四柱推命の師である鳥海伯萃先生と出会い、占いの勉強を始め、今は、無借金・年商3000万円にまで会社を成長させ、四柱推命鑑定師・講師の養成を主軸としながら、より多くの人や世の中を更に豊かにしていくことを追求している。著者に「占い起業のはじめ方、成功の技術」(彩流社)がある。http://suimei.hpjt.biz/blog/
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