突然だが、皆さんは夢を持ってビジネスに取り組んでいるだろうか? 「夢なんてバカバカしい」「現実に追われて夢どころではない」とお考えなら、音声技術とAIでコミュニケーションの課題を解決する、レブコム社のビジネスストーリーを読んでほしい。
エイプリルフールに語った夢
2022年4月1日、営業経験者なら思わず注目してしまうプレスリリースが配信された。
「装着するだけで営業トークが上達する「AI搭載ヘッドセット」を開発」
トークやプレゼンに課題を持つセールスパーソンは少なくない。AIの適切なアドバイスで顧客のコミュニケーションが良好になり、商品を売ったり、商談を進めることができるなんて…。
実は、こちらのリリース、PRTIMES社がエイプリルフールに実施している「April Dreamプロジェクト」に、同社が参加したもの。実際に商品がリリースされたわけではなく、将来の夢を語ったプレスリリースだ。
スマート電話の実力とは?
とはいえ内容をよくみると、あながち遠い将来の夢とばかりは言えない。同社はすでにAI搭載のビジネス向けスマート電話「MiiTel(ミーテル)」を提供し、機能のアップデートを続けている。
ここからは、夢ではなく現実に運用されている機能だ。
スマート電話とは、AIが通話の内容を解析し、定量的に表示するサービス。会話のスピード、かぶせ率、ラリーの回数、沈黙や抑揚といった項目が、数値で可視化される。
同社いわく、「採点付カラオケの電話版」だ。営業部門のマネジメントに活用できるだけでなく、セールスパーソン個人が自分の通話を振り返ったり、優れたトークを知ることで、セルフコーチングツールともなる。
また、音声が自動で文字起こしされ、さらに要約機能も搭載している。チーム内での情報共有、上司→部下の報告などが効率化される。なお、SFAなどの営業管理ツールとも連携できるので、より戦略的な運用も可能だ。
さらに、2022年2月にはAIによる音声感情認識も搭載された。声の特徴と単語によって、AIが感情を推定するという機能だ。納得していない、迷っている、といったネガティブな感情、喜んでいる、感謝している、などポジティブな感情を判定できる。
どうだろう、「装着するだけで営業トークが上達するAI搭載ヘッドセット」の実現も、意外と近くに感じられないだろうか?
機能的にはほぼ実現しており、AIの解析速度が最大の課題として残る。即座に通話を解析しフィードバックできるスピードが実現すれば、会話中にアドバイスを送れるようになる。スマート電話の役割が、通話内容の評価から、トークのリアルタイム支援に変わる。
このように、現代のテクノロジーの進化はすさまじく、到底実現不可能だと思われるような商品、サービスも、現実になろうとしている。あなたの夢や目標も「どうせ無理だ」と諦めることなく、大胆なビジョンを描いて、実現へのアクションを重ねていこう!
●プレスリリース
装着するだけで営業トークが上達する「AI搭載ヘッドセット」を開発
取材・文/ソルバ!
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