「不動産×ウェブ×ビッグデータ」の領域で、さまざまな不動産テックサービスを展開するワンノブアカインドは、運営するマンション情報サイト『マンションレビュー』の保有データを元に2022年2月の全国市区町村における中古マンションの相場を調査。坪単価をベースに70平方メートルでの価格に換算した「中古マンション価格」のランキングおよび首都圏や大阪など主要エリアでの相場推移、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)に20政令指定都市を加えた25市区での相場推移について発表した。
全国市区町村の中古マンション価格ランキング100
ワンノブアカインドが保有する中古マンションの販売履歴データを元に「坪単価」を算出し、70平方メートルでの価格に換算した「推定価格」によるランキング。2022年2月の対象件数(当月に販売履歴のある物件数)が30件以上ある全国199市区からトップ100を算出。全国1位は「東京都港区」の1億266万9100円。坪単価は484万8600円で前月比プラス11万800円。次いで「東京都千代田区」、「東京都渋谷区」。順位変動はないが千代田区の坪単価は前月よりやや下落し、渋谷区は約18万円上昇した。東京都以外の上位では、14位に「武蔵小杉」のある「神奈川県川崎市中原区」がランクイン。
各エリアでの2022年2月の推定価格が1位の市区町村は次の通り。
北海道/北海道札幌市東区:2049万1000円
東北/宮城県仙台市若林区:2192万4600円
北関東・甲信/茨城県つくば市:2674万1900円
南関東(東京圏)/東京都港区:1億266万9100円
北陸/新潟県新潟市中央区:1761万7600円
東海/愛知県名古屋市中区:3103万4100円
近畿/京都府京都市中京区:4811万3800円
中国/広島県広島市中区:2808万2300円
四国/高知県高知市:1891万3500円
九州/沖縄県那覇市:3074万8200円
東京都内各エリアでの2022年2月の推定価格は次の通り。いずれも2022年1月より上昇。
都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)/8513万9500円(前月比:プラス211万7700円)
城東(台東・墨田・江東・葛飾・江戸川)/5171万7900円(同プラス:53万4500円)
城南(品川・目黒・大田・世田谷)/6264万3900円(同プラス129万7000円)
城西(中野・杉並・練馬)/5069万3800円(同プラス26万7200円)
城北(豊島・北・荒川・板橋・足立)/4575万5100円(同プラス106万9000円)
東京23区外/3328万9200円(同プラス109万400円)
100位以内の市区で首都圏以外のエリアのトップは次の通り。(北海道/東北/北関東・甲信/北陸/四国は100位までにランクインなし)
東海/愛知県名古屋市中区(69位):3103万4100円
近畿/京都府京都市中京区(22位):4811万3800円
中国/広島県広島市中区(80位):2808万2300円
九州/沖縄県那覇市(70位):3074万8200円
100位以内の市区で前月と比較して坪単価が上昇したのは68市区。2021年3月の坪単価と比較した上昇率がもっとも高かったのは33位の「埼玉県さいたま市大宮区」。坪単価は約44万円上昇し、上昇率はプラス28.30パーセントとなった。
全国エリア別の中古マンション価格ランキング
ワンノブアカインドが保有する中古マンションの販売履歴データを元に「坪単価」を算出し、70平方メートルの価格に換算した「推定価格」によるランキング。2022年2月の対象件数(当月に販売履歴のある物件数)が15件以上ある市区町村が対象。各エリア5位まで。ただし「北陸」「四国」は対象件数が15件未満の市区町村が多いため3位までの掲載。南関東(東京圏)のみ、都県ごとに5位まで掲載。北海道は「札幌市」、東北は「宮城県仙台市」、東海は「愛知県名古屋市」が上位を占めた。札幌市、仙台市、名古屋市以外でのトップは次の通り。
北海道/北海道小樽市(エリア8位)
東北/福島県郡山市(エリア6位)
東海/愛知県安城市(エリア9位)
主要エリアの中古マンション相場推移(2021年3月~2022年2月)
※首都圏のみを抜粋。
ワンノブアカインドが保有する中古マンションの販売履歴データを元に「坪単価」を算出し、70平方メートルでの価格に換算した「推定価格」について、エリア別の平均価格で推移を調査。首都圏の主要エリアでの2022年2月の推定価格は、全エリアで2022年1月より上昇。
首都圏でもっとも価格が高かったエリアは「都心6区」で、70平方メートル換算の推定価格は8513万9500円。次いで「城南」「城東」「城西」「城北」と東京23区エリアが続いた。東京以外で推定価格がもっとも高かったのは「川崎市(全7区)」。首都圏の主要エリアでの2022年2月の推定価格は、全エリアで2021年3月と比較して上昇。上昇率がもっとも高かったのは「埼玉主要エリア(さいたま市全10区・川口市)」でプラス16.51パーセント、次いで「川崎市(全7区)」のプラス12.92パーセント。
主要25市区のマンション坪単価推移(2021年3月~2022年2月)
2022年1月と比較して価格が上昇したのは17市区。2021年12月から2ヶ月連続で価格が上昇したのは7市区。「神奈川県相模原市中央区」は6か月連続で価格が上昇中。
都心5区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)および20政令指定都市。政令指定都市は、市役所が設置されている区を代表区として調査。2022年1月と比較して価格が上昇したのは17市区。2021年12月から2か月連続で価格が上昇したのは7市区。「神奈川県相模原市中央区」の坪単価は6か月連続で上昇中。
『マンションレビュー』概要
2010年より運営しているマンション情報サイト。全国約14万7千棟の物件の概要のほか、『クチコミ』『適正相場』『資産価値』もわかる情報サイトで、年間の訪問ユーザー数は約1500万人(2021年)。登録会員数は2021年11月に50万人に達し、2022年3月には54万人を突破。一般ユーザーだけではなく1700社以上の全国の不動産会社にもさまざまな角度からの物件情報・データを提供して取引をサポート。「消費者が後悔しない不動産取引」の実現を目指し、さまざまなサービスの開発・提供をサポートしている。
データ引用元:『マンションレビュー』調べ
構成/KUMU
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