デノンがDolby Atmos&Dolby TrueHDに対応したデュアルサブウーハー内蔵サウンドバー「DHT-S217」を発売
2022.05.06デノンは、デュアルサブウーハー内蔵サウンドバー「DHT-S217」を5月中旬に発売する。価格はオープン。予想実勢価格は29,700円前後。
本体底面に75mmのサブウーハーを2基搭載
「DHT-S217」は、2019年に発売され、同社のサウンドバー史上最高の売上を記録した「DHT-S216」の後継機。主な進化点は、立体音響技術「Dolby Atmos」、ロスレスオーディオフォーマットの「Dolby TrueHD」、リニアPCM(最大7.1ch)に対応したこと。2022年1月に発売された上位モデル「DHT-S517」と同じSoCを採用したことにより、臨場感豊かなサラウンドサウンドを再生することができるという。
本体には、合計6基のドライバーを搭載し、スピーカーとしての本質的な音の良さと、バーチャルサラウンド技術を駆使した立体的な空間再現能力を両立。フロントL/R には25mmツイーターと90×45mm楕円形ミッドレンジ・ドライバーを搭載。
さらに、映画も音楽も迫力たっぷりに再生するために本体底面に75mmのサブウーハーを2基搭載し、左右側面にバスレフポートを配置している。
サウンドモードは、コンテンツに合わせて選べる「Movieモード」と「Musicモード」のほか、デノンならではの特別なサウンドモード「Pureモード」、夜間の視聴に最適な「Nightモード」、映画やドラマのセリフ、ニュース、ナレーションなど、人の声の周波数帯域だけを強調して聴き取りやすくする「ダイアログエンハンサー」を搭載。なお、「ダイアログエンハンサー」の効果の強さは3段階で調整することができる。
サウンドチューニングはデノンのサウンドマスターである山内慎一氏が担当。エンクロージャー、ドライバー、アンプ回路など音質に影響するあらゆる回路、パーツの設計までこだわり抜き、Hi-FiコンポーネントやAVアンプ同様にデノンらしい「Vivid & Spacious」なサウンドを追求したという。
インターフェースは、4K/60Hzや幅広いHDR信号のパススルーにも対応するHDMI入出力を各1系統装備するほか、光デジタル入力、AUX入力(3.5mmステレオミニジャック)、サブウーハー出力も各1系統搭載。音声フォーマットは、Dolby Atmosのほか、Dolby TrueHD、Dolby Digital PlusやMPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、7.1chまでのリニアPCMをサポート。Bluetoothにも対応し、スマートフォンやタブレットなどから音楽やアプリの音声を再生することもできる。
リアパネルの接続端子
本体サイズは890×67×120mm、質量は3.6kg。リモコン、HDMIケーブル、光デジタルケーブル、電源コード、壁掛け用スペーサー×2、壁掛け用テンプレート、リモコン、単4形乾電池×2などを付属する。
製品情報
https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-hometheatresystems_ap/dhts217
構成/立原尚子