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入社2~5年目の会社員1000人に聞いた就職活動中に受けたハラスメントの実態

2022.05.06

「オワハラ」とは「就活終われハラスメント」の略。内定を出した企業が他社の選考を辞退するよう迫る行為がこれに該当する。このほか、立場を利用したセクハラ被害も横行しており、就活生は常にトラブルの危険にさらされていると言える。

日本労働組合総連合会はこのほど、2016年の調査に続き2回目となる「入社前後のトラブルに関する調査2022」をインターネットリサーチにより実施。大学卒業後に新卒で正社員として就職した全国の入社2年目~5年目の男女1,000名の有効サンプルを集計した。

就職活動中の経験

大学卒業後に新卒で正社員として就職した全国の入社2年目~5年目の男女1,000名(全回答者)に、就職活動中の経験について聞いた。

全回答者(1,000名)に、就職活動の中で経験したことを聞いたところ、「他の応募企業の選考状況を聞かれた」(50.0%)と「他に応募している企業名を聞かれた」(43.5%)が突出して高くなった。

次いで高くなったのは、「内定時に、その企業に就職するという誓約書の提出を求められた(オワハラ)」(9.3%)、「内定時に、保護者の同意書の提出を求められた」(7.5%)、「内定を伝えられたあとで、他社の選考を辞退するように求められた(オワハラ)」(5.8%)だった。

また、“オワハラ”を受けた人の割合は14.5%、“セクハラ”を受けた人の割合は6.2%だった。内定の際に就職活動を終了し自社に入社するよう圧力をかけられる“オワハラ”や、容姿に関する発言・質問や2人きりの食事に誘う行為など“セクハラ”を受けた人がいることが明らかになった。

卒業時期別にみると、「他に応募している企業名を聞かれた」は2020年では50.4%と、2019年(42.0%)と比べて8.4ポイント高くなり、他社への応募状況に対する採用側のけん制意識が強まっていることがうかがえる結果となった。

内定後に就職先の求めに応じて行ったこと

内定後に就職先の求めに応じて行ったこと 「内定者インターンシップやアルバイト」24.1%

全回答者(1,000名)に、卒業後に最初に就職した会社で、内定から実際に就職するまでの間に、就職先の求めに応じて行ったものを聞いたところ、「資格取得の勉強・通信教育」が24.6%、「内定者インターンシップやアルバイト」が24.1%、「研修に参加」が18.8%、「読書感想文やレポートなどの課題を提出」が12.9%、「次の学年の採用選考の手伝い」が3.3%となった。

2016年の調査結果と比較すると、「内定者インターンシップやアルバイト」は2016年17.2%→2022年24.1%と6.9ポイント上昇した。

業種別にみると、“金融業、保険業”では「資格取得の勉強・通信教育」(47.2%)が他の業種と比べて高くなった。また、“学術・開発研究機関、専門・技術サービス業”と“生活関連サービス業、娯楽業”、“教育・学習支援業”では「内定者インターンシップやアルバイト」(順に36.0%、35.4%、46.4%)、宿泊業、飲食サービス業では「研修に参加」(39.5%)が高くなった。

業種別に2016年の調査結果と比較すると、「内定者インターンシップやアルバイト」を行った人の割合は、“宿泊業、飲食サービス業”では2016年8.8%→2022年34.2%と25.4ポイントの大幅上昇となり、“建設業”(2016年14.8%→2022年32.1%)と“生活関連サービス業、娯楽業”(2016年20.0%→2022年35.4%)では15ポイント以上の上昇となった。

内定者インターンシップやアルバイトの延べ日数 「1~5日」が47.3% 2016年調査から24.6ポイント上昇

就職先の求めに応じて内定者インターンシップやアルバイトに参加した人(241名)に、参加した内定者インターンシップやアルバイトの位置づけを聞いたところ、「必ず参加することが求められ、ほとんどの内定者が参加した」が29.9%、「参加を強く求められ、ほとんどの内定者が参加した」が17.0%で、必ず参加することを求められたり、参加を強く求められたりした人は合計で46.9%となった。

他方、「参加は希望に応じてだったが、ほとんどの内定者が参加した」は33.6%、「希望者だけが参加するもので、一部の内定者が参加した」は19.5%で、希望に応じて参加したり、希望者だけが参加するケースだった人は53.1%だった。

2016年の調査結果と比較すると、希望に応じて参加したり、希望者だけが参加するケースだった人の割合が上昇(2016年46.5%→2022年53.1%、6.6ポイント上昇)し、必ず参加することを求められたり、参加を強く求められたりした人の割合は下降(2016年53.5%→2022年46.9%、6.6ポイント下降)したが、強制的に内定者インターンシップやアルバイトへの参加を求められた人は少なくないようだ。

また、参加した内定者インターンシップやアルバイトの延べ日数を聞いたところ、「1~5日」が47.3%と半数近くになった。他方、「31~50日」が6.2%、「51~100日」が4.1%、「101日以上」が2.1%となり、合計した『31日以上(計)』は12.4%となった。

2016年の調査結果と比較すると、「1~5日」は2016年22.7%→2022年47.3%と24.6ポイントの大幅上昇となり、『31日以上(計)』は2016年28.0%→2022年12.4%と大幅下降となった。内定者インターンシップやアルバイトの参加日数は短期化したが、依然として1ヶ月以上の長期間となっていたケースが確認された。

内定後に就職先の求めに応じて行ったことの影響

内定から入社までの間に、“資格取得の勉強・通信教育”、“内定者インターンシップやアルバイト”、“研修”、“課題提出”、“次の学年の採用選考手伝い”に参加した人(576名)に、それらに参加したことの影響を聞いたところ、「時間的な拘束が大きかった」が17.9%、「アルバイトに支障があった」が12.0%、「卒業論文・卒業研究に支障があった」が8.0%となった。

2016年の調査結果と比較すると、「卒業論文・卒業研究に支障があった」(2016年13.1%→2022年8.0%)や「授業・ゼミ活動に支障があった」(2016年11.3%→2022年5.9%)では5ポイント以上の下降となった。内定者インターンシップやアルバイトの参加日数が短期化したことで学業に支障が出るケースが減ったのではないだろうか。

内定から入社までの間に参加した“資格取得の勉強・通信教育”、“内定者インターンシップやアルバイト”、“研修”、“課題提出”、“次の学年の採用選考手伝い”の感想を聞いたところ、「会社の雰囲気を知ることができ有意義な時間だった」「同期入社の人たちとの交流を深めることができた」といった回答が挙げられた。他方、「一日かかる研修が多く、給料も出ないので困った」「遠距離で飛行機での往復だったため、費用がかなり必要だった」といった経済的負担の重さに悩む回答や、「資格取得と課題提出が重なり精神的にも肉体的にも辛かった」といった精神的苦痛や肉体的苦痛を訴える回答もみられた。

※連合調べ

<調査概要>
調査タイトル :入社前後のトラブルに関する調査2022
調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
大学卒業後に新卒で正社員として就職した全国の入社2年目~5年目の男女
調査期間 :2022年2月28日~3月2日
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :全国
有効回答数 :1,000サンプル(性別×卒業時期が均等になるように割付)

出典元:日本労働組合総連合会

構成/こじへい


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