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毎月の小遣いは平均3万2560円、貯蓄額は平均68万円、20代の金銭感覚はどう変わったか

2022.05.03

SMBCコンシューマーファイナンスは、2021年12月3日~4日の2日間、全国の20歳~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2022」をインターネットリサーチで実施し、1000名の有効サンプルの集計結果を発表。

その結果、20代でサブスクサービスにお金をかけているのは47.1パーセントで金額の全体平均は毎月1468円だったことがわかった。

【20代のお小遣い・貯蓄事情】

20代の毎月のお小遣いは平均3万2560円で前回調査から3162円増加

毎月自由に使えるお金はいくらあるかについては、「1万円以下」(25.3パーセント)にもっとも多くの回答が集まり、「1万円超~2万円以下」(19.3パーセント)や「2万円超~3万円以下」(17.0パーセント)、「4万円超~5万円以下」(17.3パーセント)に回答が分散し、平均は3万2560円だった。前回の調査結果と比較すると平均は3162円増加(前回調査2万9398円→今回調査3万2560円)。

婚姻状況別にみると、未婚男性では3152円の増加(前回調査2万9526円→今回調査3万2678円)、既婚男性では4480円の増加(前回調査2万4960円→今回調査2万9440円)だった。一方、未婚女性では5580円の増加(前回調査3万1225円→今回調査3万6805円)となったのに対し、既婚女性では5662円の減少(前回調査2万6737円→今回調査2万1075円)で婚姻状況により対照的な結果になった。

20代の貯蓄額は平均68万円で前回から4万円減少。既婚者では平均105万円で前回から21万円の大幅減少

現時点でどのくらいの貯蓄ができているかについては「50万円以下」(44.7パーセント)に最も多くの回答が集まったほか、「50万円超~100万円以下」(16.3パーセント)にも回答がみられ、調整平均は68万円だった。「0円」は14.0パーセントだった。前回の調査結果と比較すると、現在貯蓄できているお金の調整平均は4万円の減少(前回調査72万円→今回調査68万円)。

婚姻状況別にみると、未婚者では1万円の減少(前回調査61万円→今回調査60万円)にとどまったが、既婚者では21万円の大幅減少(前回調査126万円→今回調査105万円)になった。職業別では、会社員では9万円の減少(前回調査117万円→今回調査108万円)、パート・アルバイトでは11万円の減少(前回調査37万円→今回調査26万円)だった。

老後の生活に対する意識では「老後が不安」が74.3パーセント

老後資金や老後の生活では、<老後の生活資金は年金だけで十分だと思う>について「そう思う」が10.1パーセント、「そう思わない」が89.9パーセントになった。男女別では、老後の生活資金は年金だけで十分だと思わない人の割合は、女性では95.0パーセントと男性(84.8パーセント)に比べて10.2ポイント高かった。老後の生活に対する意識を聞いたところ、<老後が不安>では「そう思う」が74.3パーセント、<老後が楽しみ>では「そう思う」が27.6パーセントになった。

20代の大半は、老後の生活に対する不安感を抱いているようだ。男女別では、老後が不安と感じている人の割合は、女性では83.6パーセントで男性(65.0パーセント)と比べて18.6ポイント高くなった。

リタイア時に安心できる貯蓄金額は平均2322万円で前回から438万円増加

仕事をリタイアする年齢までに貯蓄がいくらあれば安心できるかは、「500万円以下」(21.8パーセント)や「500万円超~1千万円以下」(18.8パーセント)、「1千万円超~2千万円以下」(18.9パーセント)、「2千万円超~3千万円以下」(10.8パーセント)、「3千万円超~5千万円以下」(10.9パーセント)に回答が集まり、調整平均は2322万円となった。

「2千万円超(計)」の割合は36.4パーセントだった。前回の調査結果と比較するとリタイア時にあれば安心できる貯蓄額の調整平均は438万円の増加(前回調査1884万円→今回調査2322万円)になった。

【20代の消費意識と消費実態】

お小遣いを使いすぎたと感じる金額は平均3万9908円/月、女性では婚姻状況で19,098円と大きな金額差

自分が自由に使えるお金(お小遣い)を1か月間でいくら使ったときにお金を使いすぎたと感じるかは、「4万円超~5万円以下」(18.1パーセント)や「5万円超~10万円以下」(17.7パーセント)などに回答が集まり、平均は3万9908円だった。婚姻状況別にみると使いすぎたと感じる金額の平均は、未婚男性では3万7600円、既婚男性では3万9440円と婚姻状況による大きな差はみられなかったのに対し、未婚女性では4万6465円、既婚女性では2万7367円と1万9098円の差がみられた。

サブスクサービスにお金をかけている20代は47.1パーセントで拡大! かけている金額も月1468円で前回調査から約2倍に増加

モノを持たない消費のひとつであるサブスクリプションサービスについて、月額・定額制で使い放題のサービスにお金をかけている人の割合は47.1パーセントで、金額は1か月あたり全体平均は1468円だった。前回の調査結果と比較すると実際にお金をかけている人の割合は12.3ポイントの上昇(前回調査34.8パーセント→今回調査47.1パーセント)になり、かけている金額の全体平均は730円の大幅増加(前回調査738円→今回調査1468円)になった。

長引くコロナ禍において、おうち時間の充実を図ろうとする人が多いためか20代ではサブスク消費の拡大が進んでいるようだ。

月額・定額制で使い放題のサービスにお金をかけている人(471名)に、現在利用している月額・定額制で使い放題のサービスを聞いたところ、「動画配信」(68.8パーセント)と「音楽配信」(62.8パーセント)が特に高くなり、「雑誌・マンガ」(7.9パーセント)、「ゲーム」(5.9パーセント)、「コンタクトレンズ」(5.3パーセント)が続いた。

コロナ禍のリベンジ消費でお金をかけたいものは「旅行・観光」がダントツ! 2位「外食」、3位「ライブ・コンサート」

コロナ禍のリベンジ消費でお金をかけたいと思うものは、「旅行・観光」(40.0パーセント)が突出して高かった。コロナ禍が収束したら友人や家族との旅行を満喫したいと考えている人が多いようだ。

次いで高くなったのは、「外食」(22.1パーセント)、「ライブ・コンサート」(18.7パーセント)、「テーマパーク」(17.2パーセント)、「飲み会」(17.0パーセント)だった。男女別にみると女性では「旅行・観光」が49.0パーセント、「ライブ・コンサート」が26.6パーセント、「テーマパーク」が25.0パーセントで、男性(順に31.0パーセント、10.8パーセント、9.4パーセント)と比較して15ポイント以上高かった。

【20代のマネー意識】

20代の“おごり・おごられ”に対する意識は「人におごりたくない」33.1パーセント&「人からおごられたくない」26.7パーセント

マネー意識について“おごり・おごられ”に対する意識の質問には、<人におごりたくない>では「非常にあてはまる」が11.4パーセント、「ややあてはまる」が21.7パーセントで、合計した『あてはまる(計)』は33.1パーセントとなり、<人からおごられたくない>では『あてはまる(計)』は26.7パーセントになった。20代には“おごり・おごられ”の関係を望まない人が少なくないようだ。

金銭感覚が異なる人とは友達・恋人になりたくない人が半数以上

金銭感覚と人間関係についての意識を聞くと<金銭感覚が異なる人とは友達になりたくない>では『あてはまる(計)』は52.3パーセント、<金銭感覚が異なる人とは恋人になりたくない>では『あてはまる(計)』は63.5パーセントになった。金銭感覚が合わない人と親しくなることで生じる衝突を避けたいと考えている人が多いといえるかもしれない。

男女別では、女性では、金銭感覚が異なる人とは友達になりたくないと回答した人の割合が61.0パーセント、金銭感覚が異なる人とは恋人になりたくないと回答した人の割合が73.0パーセントと、男性(順に43.6パーセント、54.0パーセント)と比較して20ポイント近く高くなった。

お金と幸せの関係は20代の74.6パーセントが「幸せになるにはお金が必要」と回答

<金銭感覚が異なる人とは夫婦になりたくない>では『あてはまる(計)』は67.3パーセントで、男女別にみると女性では、金銭感覚が異なる人とは夫婦になりたくないと回答した人の割合が76.8パーセントと男性(57.8パーセント)と比較して19.0ポイント高くなった。女性には、金銭感覚のズレは夫婦喧嘩の原因となると考えている人が多いといえそうだ。

お金と幸せの関係についての意識については、<幸せになるにはお金が必要>では『あてはまる(計)』は74.6パーセントで、男女別では、女性は幸せになるにはお金が必要と回答した人の割合が78.6パーセントと男性(70.6パーセント)と比べて8.0ポイント高くなった。

【ライフイベントと収入事情】

20代の半数以上が結婚しようと思えるのは「年収500万円」で前回からハードルが下降

ライフイベントと年収の関係について、結婚しようと思える世帯年収額では年収400万円でしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの合計)は36.3パーセント、年収500万円でしようと思える割合(「年収500万円あれば」までの合計)は51.9パーセント、年収600万円でしようと思える割合(「年収600万円あれば」までの合計)は62.5パーセントになった。20代の半数以上が結婚をイメージできるのは年収500万円であることがわかった。

前回の調査結果と比較すると半数以上が結婚しようと思えるのは前回調査では年収600万円(57.5パーセント)だったのに対し、今回調査では年収500万円(51.9パーセント)となり、結婚へのハードルが下降する結果になった。「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査21.8パーセント→今回調査13.8パーセントと8.0ポイントの下降になった。

20代の半数以上が1人目の子育てに前向きになるのは「年収600万円」、前回調査からハードルが下降

出産・子育て(ひとり)しようと思える世帯年収額では、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収700万円(54.4パーセント)だったのに対し、今回調査では年収600万円(50.0パーセント)で、結婚と同様に出産・子育てに対するハードルも下がる結果だった。「年収がどんなに多くてもしたいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査24.2パーセント→今回調査14.5パーセントと下降した。

20代の半数以上が自家用車購入を考えるのは「年収500万円」で住宅購入を考えるのは「年収800万円」

自家用車を購入しようと思える世帯年収額は、年収400万円でしようと思える割合は36.2パーセント、年収500万円でしようと思える割合は51.8パーセントと半数以上が自家用車の購入をイメージできるのは年収500万円だった。前回の調査結果と比較すると半数以上が自家用車を購入しようと思えるのは前回調査では年収600万円(53.7パーセント)だったのに対し、今回調査では年収500万円(51.8パーセント)とハードルが下がる結果だった。

住宅を購入しようと思える世帯年収額では、20代の半数以上がイメージできるのは前回調査では年収900万円(52.4パーセント)だったのに対し、今回調査では年収800万円(57.9パーセント)とハードルが下がった。

【20代のマネートラブル経験と金融リテラシー】

「詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある」20代は5人に1人。経験した詐欺被害TOP4は「マルチ商法・ねずみ講」「ワンクリック詐欺」「無料商法」「ネットオークション詐欺」

詐欺などのお金に関するトラブルでは、これまで詐欺などのトラブル被害に遭ったことがあるかについては、「遭ったことがある」は21.2パーセント、「遭ったことはない」は78.8パーセントになった。詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある人の割合は、男性では24.2パーセントと女性(18.2パーセント)と比べて6.0ポイント高くなった。

これまでに詐欺などのトラブルの被害に遭ったことがある人(212名)に被害に遭ったトラブルを聞いたところ、「マルチ商法・ねずみ講」(28.3パーセント)が最も高く、「ワンクリック詐欺」(25.5パーセント)、「無料商法」(24.5パーセント)、「ネットオークション詐欺」(17.5パーセント)、「フィッシング詐欺」(15.1パーセント)が続いた。

これまでに詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがあるかについては、「遭いそうになったことがある」は32.4パーセント、「遭いそうになったことはない」は67.6パーセントとなった。

これまでに、詐欺などのトラブルの被害に遭いそうになったことがある人(324名)に、被害に遭いそうになったトラブルを聞いたところ、「ワンクリック詐欺」(39.2パーセント)が突出して高かった。

ワンクリック詐欺は、ウェブサイトや電子メールに記載されたURLを一度クリックしただけで、一方的に契約成立を宣言され、多額の料金の支払いを求められるという詐欺。最近は手口が特に巧妙になっているので注意が必要だ。

20代は、インターネット利用時に危うくだまされそうになったという人が多いようだ。次いで高かったのは、「フィッシング詐欺」(27.5パーセント)、「マルチ商法・ねずみ講」(26.9パーセント)、「無料商法」(15.4パーセント)、「キャッチセールス」(14.8パーセント)だった。

10代のうちに学びたかったお金の知識のトップは「資産形成・資産運用」

お金に関する知識を正しく身につけることで金融トラブルを回避したり、お金に対する不安を和らげたりすることはできる。10代のうちに学んでおけばよかったと思うお金の知識は、「資産形成・資産運用」(41.3パーセント)が最も高くなり、「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」(34.5パーセント)、「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」(33.5パーセント)、「ローン・クレジットの仕組み」(28.4パーセント)、「家計管理」(26.0パーセント)が続いた。

男女別では、女性は「生活設計(人生設計と人生に必要な資金の計画)」が41.0パーセント、「保険・リスク管理(事故・災害・病気などへの備え)」が41.6パーセント、「家計管理」が33.0パーセントと男性(順に28.0パーセント、25.4パーセント、19.0パーセント)と比較して10ポイント以上高くなった。

2022年4月より成年年齢が18歳に引き下げられ、親の同意を得ずにさまざまな契約を行うことができるようになる。若者を狙った悪徳商法や詐欺を防ぐためにも10代から金融商品に対する契約の基本的な考え方や消費者トラブルなどの「お金の知識」について学ぶ機会が必要だ。

https://www.smbc-cf.com/news/news_20220113_1005.html

構成/KUMU

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