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会社を辞めたいと思っている新入社員で早く転職活動をしたほうがいい人の特徴

2022.04.27

■連載/あるあるビジネス処方箋

 4月が終わろうとしている。新入社員の中には、さっそく会社を辞めたいと思う人がいるのかもしれない。おそらく、今後も繰り返し、沸いてくるはずだ。あなたの潜在意識では、入社した会社は本意ではないのだ。だから、わずか1か月で不満や不安を感じるのだと思う。

 結論から言えば、その悶々とした思いが7月になっても消えないならば、「第2新卒」として転職活動をはじめたほうがいい。少なくとも、転職を今後の選択肢の1つにするべきだ。そのうえで、ヒントになりうることを私の視点で書きたい。

 まず、現在の会社が業界ランキング(売上、経常利益、正社員数などの総合評価)で最上位の3番以内をAグループ、その下の4位~20位をBグループだとして、これらA、Bに入っているならば考えたほうがいい、どこに不満を感じ、なぜ、転職をしたいのかと。通常、20位以内の会社ならば人事(採用、定着、育成)のレベルがおおむね高いのだから、せめて30歳までくらいは残ったほうがいいからだ。

 深く考えるべきは、Cグループ(21位以下~)だ。このクラスの会社に残るのはキャリア形成のうえでも大きなリスクがつきまとう。そもそも、人事部がほとんどなく、あったとしても正常には機能していない可能性が高い。社員の育成などは、おそらく十分にはできていないだろう。キャリア形成の時期が終わった人(30代後半)はともかく、それ以前の特に未来がある20代に残留を私はお勧めできない。

 Cグループ以下の会社の人が転職活動をすると肌で感じる機会があるはずだが、転職市場においてのあなたの価値は低いはずだ。少なくとも、AやBのグループの会社にエントリーをしても、ファーストステップの書類選考で落ちることが多いだろう。Aの会社が「第2新卒」を含め、採用試験を行う場合、圧倒的にAもしくはBグループの会社の在籍者を優先的に扱う。つまり、AとB、その下のC以下の間には人材の質の面で大きな差や壁があり、まさに「ルビコン川」があるのだ。

 その川を渡るか否かで、65歳までの定年までの賃金は少なくとも1億円は変わってくるだろう。いや、2億円を超えるかもしれない。結婚(離婚を含め)をはじめ、人生設計も大きく異なるはずだ。転職する場合も、フリーランスになる場合も、AやBのグループの会社にいると何かとアドンバンテージになる。人生の選択の幅が広くなるのだ。

 現在の会社がCグループ以下ならば、急いでBグループよりも上に転職したほうが、メリットが大きい。「好きこそものの上手なれ」を真に受けて、会社に残り、がんばっても労働市場においての価値は願うほどには高くはならないだろう。

 Cグループからいきなり、Aグループにワープするのは可能性が低いので、とりあえずは「第2新卒」としてBグループに転職を勧めたい。狙うのは、今年夏から秋にかけて「第2新卒」や既卒者を含めた新卒採用があるならば迷わず、エントリーをしよう。あるいは、新卒者を対象にした通年採用があれば、人事部に連絡をして事情を話して受験させてもらえるように交渉してみよう。この路線は可能性が高いとは言えないが、今の会社に残るよりははるかに意味があるのだから、ひるむべきではない。

 大前提としてAやBの会社に入り、こういう仕事をしていきたいといった明確で、強い考えを持っていることが必要だ。このあたりが曖昧なまま、転職するのは避けたほうがいい。

 私が強調したいのは、努力すれば認められる的な姿勢を信じ込むことだ。今なお、経営層やその受け売りをする識者に目立つ。それは10代の頃の受験勉強の話であり、会社員のキャリア形成には通用しない。そもそも、採用や定着、育成が破綻している会社で、人が育つと考えること自体、大きな矛盾がありはしないか。

会社員の仕事力は勤務する会社や部署、上司や先輩社員から刺激や影響を受け、養われる。ひとりでがんばったところで、得るものは極めて少ない。だからこそ、Cグループ以下の会社に入社し、不満を感じている人には転職を勧めたい。横へのスライド、つまり、同等の会社に移るのは避けたほうがいい。

 メディアの大きな問題は、AやBグループの会社の経営層や中枢の社員、さらにはAやBグループの会社の出身者の声を強調しすぎることだ。きわめてゆがんで、卑屈な報道だと私は思う。世の中にはCグループ以下の会社に勤務する人のほうがはるかに多いのだから、バランスのとれた内容にすべきだろう。その意味で、今回、このような内容を読者諸氏になげかけた。

文/吉田典史

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