ここ数年、スニーカー界隈をにぎわせていた厚底のダッドスニーカーは定着。そこで新たなキーワードとして浮上しているのが、ハイテク化だ。もちろん、90年代に紐づくかつてのハイテクスニーカーとは一味違う。5つのトレンドから最旬アイテムを紐解く。
●まずはトレンドをチェック!
スタイリスト 小林知典さん
モノ雑誌や男性ファッション誌を中心に活躍。スニーカーをはじめ、カジュアルウエアのトレンドの変化に日々目を光らせている。
90年代と現在のハイテクスニーカーの違いは何か? スポーツの違いだと小林さんは分析する。
「90年代のブームの背景にあるのは、プロバスケットボールリーグであるNBAの隆盛でしょう。注目度が高まるとともに、シューズのテクノロジーは飛躍的に進歩しました。一方の現在はアウトドアが大ブーム。運動性能はもちろんのこと、ダッドスニーカーの火付け役がトレイルランニングシューズであったことも進化を後押し。都会的な着こなしにマッチするようなスタイリッシュなアウトドアシューズが急増しています」
東京2020で金メダルを獲得した前後で、スケートボードを楽しむスケーター人口が急増。ナイキなど有名メーカーのスケートラインが注目を集め始めている。
アウトドア
アウトドアブランドの躍進が止まらない。トレンドを牽引するのはトレイルランニングシューズやハイキングシューズの担い手。オフロードからオンロードへの進出が相次ぐ。
厚底スニーカーのオールラウンドモデル
ホカ『リンコン 3』1万5400円
クッション性と軽量性を追求したロードランニングシューズの第3世代。レースモデルを思わせる非対称のシュータン、アウトソールの一部にラバーを配することでスピードへの対応力を強化した。
シューズの重量は片足約210g(27cm)。同サイズの第2世代と比べて約8gも軽くなった。
TPUプレートをインナーに搭載したアウトドアシューズ
ザ・ノース・フェイス『ベクティブ エスケープ』1万7930円
2021年春夏にデビューした軽量なハイキングシューズ。ミッドソールに立体成形のTPUプレートを搭載して安定性を高めたほか、ロッカー形状のソールでスムーズな足運びをサポート。
カカト部にメモリーフォームを配置。丸編みのニットアッパーと相まって足をやさしく包む。
トレランの技術を注入しさらなる推進力を追求!
サロモン『ファンタズム』1万6500円(5月発売予定)
トレランのリーディングブランドが手がけた中級者向けランニングシューズ。高弾力性&軽量フォームに船底を思わせるロッカー形状を採用することで、パワフルな蹴り出しと自然な足運びを両立した。
ミッドソールに軽量な「Energy Blade」を搭載。よりダイナミックな走りをサポートする。
ロングセラーモデルを現代的な顔つきに刷新
メレル『ジャングル モックエクスプローラー』 1万2100円
人気モデルのアッパーをピッグスキンスエードとニットのコンビ素材で再構築。フィット感の調整をラクにするコードレースシステムを新たに追加した。
コードとクロージャーが連動。片手で履き心地を調整できる。
@DIME公式通販人気ランキング