シュア・ジャパンは、Shureの最高峰ボーカルマイクロホン「KSM」シリーズの新製品として「KSM11」を発表した。
Shureは、1925年に米国イリノイ州シカゴで創業したイヤホン、ヘッドホン、マイクロホン、インイヤモニタリングシステムなどのコンシューマーおよびプロフェッショナル用音響機器メーカー。
そんな老舗メーカーであるShureのハイエンドボーカルマイクロホン「KSM」シリーズの新製品「KSM11」は、デジタルオーディオのリニアリティ(周波数帯域における出力の均一性)のメリットを、十二分に発揮するために開発されたモデルだ。
軸外の位相歪みを低減して密度の高いサウンドを再現
ライブパフォーマンスやイベント収録、クオリティーの高さが要求される配信などを想定しデザインされた「KSM11」は、3/4インチのゴールドダイヤフラムとプレミアムな電子回路テクノロジーを採用したワイヤレスコンデンサーマイクロホンカプセルにより、卓越したダイナミックレンジを実現。さらに、安定性の高いカーディオイドパターンにより、軸外の位相歪みが低減され、純粋で密度の高いサウンドを再現するという。
また、耐圧性に優れたへこみに強い硬化鋼製グリルと、ふかれ低減ポップフィルターにより、安定性に優れた自然な音を実現。加えて、綿密に合理化されたシンプルな設計により、同社従来製品に比べ、ひとまわり小さくなり、軽量化にも成功している。
主な仕様は、周波数特性が50~20,000Hz、出力インピーダンスが250Ω、感度が-46.5 dBV/Pa、最大音圧が151dB、S/N比は71.5 dB。本体サイズは直径48.7×高さ76.3mm、質量は150g。カラーはブラックとニッケルの2色を用意する。
製品情報
https://www.shure.com/ja-JP/products/microphones/ksm11
構成/立原尚子