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今年9月の西九州新幹線開業日にデビューするJR九州の観光列車「ふたつ星4047」の魅力

2022.04.23

「ふたつ星4047」の外観イメージ。金のラインには北九州で製造されるチタン素材が使用される見込み
(C)Don Design Associates

2022年はJR九州にとって、まさにビックイヤー!

9月23日には西九州新幹線武雄温泉~長崎間の開業をひかえ、同社がパイオニアとして誕生させた、豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」についても大幅な車両リニューアルを実施し、10月に運行が開始される。

そしてそんな中、九州各地を走る観光列車「D&S列車」にも新しい仲間が誕生する。

西九州新幹線と連携した新しい観光列車

新しい観光列車が走るのは西九州新幹線が開業する、佐賀・長崎エリア。その名も「ふたつ星4047」だ。

数字部分の読み方は「よんまるよんなな」で、使用される車両の形式名となっている。西九州新幹線の開業日と同じ、2022年9月23日にデビューする予定だ。4月6日にはJR九州小倉総合車両センターにて改造キックオフセレモニーが開催され、この春新しく就任したJR九州 古宮洋二社長、デザインを担当するドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏ほかみなさんが出席した。

改造キックオフセレモニーに参加した古宮社長、水戸岡氏と改造担当者、客室乗務員

JR九州の観光列車は単に車両に工夫を凝らすだけではなく、列車のストーリーを重んじる。それは観光列車の愛称でもある「D&S列車(デザイン&ストーリー列車)」という名称にも込めれている。

新しいD&S列車への決意表明を行うJR九州客室乗務員の是木涼子さん

「ふたつ星4047」は午前便と午後便に分かれて運行される。

午前便は武雄温泉から長崎本線を有明海沿いに南下し、長崎へ。午後便は長崎から大村線を北上。大村湾の景色を楽しみながら武雄温泉に戻るルートで運行され、まさに佐賀県と長崎県という「ふたつの星」をめぐる観光列車だ。

この列車のコンセプトは「西九州の海めぐり列車」。日本一の干満比を持つ有明海と、波穏やかな大村湾と西九州のふたつの海をめぐる。

また列車名にもある通り、この列車には様々な「ふたつ」が込められている。

例えば、先述の「ふたつの県」のほか、「ふたつの海」、「ふたつのコース」、山沿いを高速で走る新幹線に対し、海沿いをのんびり走るこの列車といった異なる「ふたつの列車」などだ。

「ふたつ星4047」が発着する武雄温泉と長崎ではそれぞれ西九州新幹線「かもめ」と接続する。

行きは新幹線で長崎へ向かい、帰りに「ふたつ星4047」に乗車。大村湾に眺めながら武雄温泉へ戻ったり、逆に明るくきらめく午前中の有明海を眺めつつ、「ふたつ星4047」で長崎に向かい、長崎で観光。帰りは新幹線で帰るといったルートが想定できる。

さらには、午前午後便の両方に乗って、ぐるりと一周し、新幹線で長崎に向かい、長崎泊なんて旅も面白いかもしれない。

現在予定されている運行ルート。青線が午前便、赤線が午後便だ(提供:JR九州)

「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい」をリニューアル!

今回、「ふたつ星4047」に使用される車両は、元々別のD&S列車「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい」の一部に使用されていた車両だ。それらあわせて3両をリニューアルし、「ふたつ星4047」として生まれ変わる。

「はやとの風」、「いさぶろう・しんぺい」は南九州の肥薩線を走っていた列車だが、「令和 2 年 7月豪雨」の影響で肥薩線 八代~吉松間が現在でも不通となっている。

この影響で、「いさぶろう・しんぺい」については運休、「はやとの風」についても、利用率が下がっていたことから今回の改造候補に白羽の矢が立った。

「ふたつ星4047」に生まれ変わる「はやとの風」と「いさぶろう・しんぺい」の予備車両(中央赤い車両)

とはいっても「はやとの風」も沿線に愛され続けられた大切なD&S列車。沿線との連携やおもてなしがD&S列車における最大の魅力ともいえるだけに、運行終了に際し、JR九州は沿線へていねいに説明してまわった。その一報に惜しむ声も多かったそうだが、「今までありがとう」といった感謝の声も少なくなかった。

そして「はやとの風」は2022年3月に運行終了を迎え、「ふたつ星4047」として生まれ変わるべく、JR九州の小倉総合車両センターに回送された。

「はやとの風」「いさぶろう・しんぺい」ともに客室乗務員が乗務し、乗客の思い出づくりのお手伝いをしてきた

「はやとの風」は2004年、九州新幹線新八代~鹿児島中央間開業に合わせて誕生した列車で、九州新幹線に接続して肥薩線をめぐる観光列車として活躍してきた。

今回の「ふたつ星4047」も西九州新幹線の開業に合わせてデビューするわけで、奇しくも「はやとの風」に使用されていた車両たちは連続して、九州の新幹線開業という晴れ舞台に、花を添える存在として活躍することとなった。

3両編成のうち1両はラウンジカー!

「ふたつ星4047」は3両編成。そのうち2号車は「ラウンジ40(よんまる)」として、1両がまるまる誰でも自由に使用できる、乗客たちのラウンジスペースになっている。

「これからの観光列車はこうした広いラウンジスペースが不可欠になってくる。ビュッフェでは沿線のこだわりの食べ物や飲み物を販売して、列車の車内空間と車窓と共に楽しんでいただければ」とデザイナーの水戸岡氏が語る。

1号車と3号車は普通車指定席となる。車内サービスについてはまだ詳細は明らかになっていないが、これまで以上に楽しく豊かなサービスを期待したい。

2号車に登場する「ラウンジ40(よんまる)」(C)Don Design Associates

車両に取り付けられるロゴマーク(C)Don Design Associates

JR九州ならではの観光列車って?

現在国内のあらゆるところで観光列車が運行されている中、そのパイオニアともいえるJR九州ならではの観光列車とはなんだろうか……そんな質問を古宮社長と水戸岡氏に尋ねてみた。

JR九州の数々のD&S列車、「ななつ星in九州」、西九州新幹線などのデザインを通し、水戸岡氏は「おそらくデザイナーへの信頼度が最も高い」と話す。

「デザイン案をいくつかJR九州に提案すると、決まって最も奇抜な案を採用してくる。白、黒、赤というのはあまり使用しないケースが多い中、はやとの風は真っ黒、今回は真っ白と思い切りがいい」。

2022年4月に就任したJR九州 古宮洋二代表取締役社長

JR九州の数々の列車デザインを担当してきた水戸岡鋭治氏

一方で古宮社長は「沿線に通い、ご理解ご協力をいただきながら列車をひとつずつ作っていくのがJR九州」と話す。

「ふたつ星4047」は2022年9月23日、西九州新幹線の開業と同日にデビュー予定。全席指定の特急列車として運行される見込みだ。

取材・文/村上悠太

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