「ありがとうございます」を連発したくなる!これが本当のおもてなしだ!!
とことん、まいった!
『サウナ&カプセルホテル レインボー新小岩店』といえば、何といっても、114℃高温サウナと14℃水風呂が生み出す温暖差100℃の快感!
もはやこの時点で、
「ありがとうございますだ!」
と、領民思いの名代官様に感謝する農民がごとく、ただただ頭を垂れたい気持ちでいっぱいである。
だがそれは〝ありがとうございますだ〟の序章にすぎなかった!
114℃サウナ室ともなれば、最上段のタオル地のサウナマットもかなりチンチンに熱い。
なもんで、おケツ熱々状態を回避するために、この施設ではいわゆるビート板のサウナマットが用意されてて、各自それをお尻に敷けるようになっている。まぁ、このタイプのサウナは珍しくない。
そんな中、レインボー新小岩店の高温サウナ室って、すばらしいことに、ベンチの座面の奥行きがすごく広いんですよね。となると、体育座りだったりアグラ座りだったり、足先を温度の高い上部に持ってくるサウナ通好みの座り方がしやすい。しやすかったらそりゃしちゃうでしょうよ。
すると!! 普通の大きさのビート板だと、お尻は熱々を回避できても、足先がビート板からハミ出しちゃって、今度は足先がとんでもなく熱くて辛抱たまらん状態になっちゃうんですよね。
そんな皆様のために、何と体育座りしても足先がハミ出ない大型のビート板も用意されてる!!
オレ、こういう利用客の身になった何気ないサービスというかホスピタリティーって一番すごいと思う。〝ちょっとしたこと〟といえば、ちょっとしたことなのかもしれないんですが、〝ちょっとしたこと〟をしっかりしてる施設は、本質の部分ではそれ以上にしっかりしてるに決まってんじゃん!
この大型ビート板があるっていうだけで、レインボー新小岩店は、何から何まですごいってこと確定したようなもんですよ!!
そんなホスピタリティーでさらに驚いたのが、ロッカーに小さなメッシュバッグが自由に使えるように用意されてるの。スマホとかタバコとか入れて館内持ち歩けるように。
これだけでまたも〝ありがとうございますだ〟なんだけど、このバッグ持って、一杯呑みに館内の「お食事処」に行ったら、各テーブルごとに、そのメッシュバッグを引っかけられるフックが取り付けられてるんですよ。
普通こんな細かいことまで気は回りませんよ。女性スタッフの方のアイデアと伺ったんだけど、そういうアイデアを思いつく気持ち、それを提案できる空気、実際に採用する社風。この組織としての柔軟性!!
そんなバッグを引っかけたまま、呑んだ酒がまずかろうハズなし!
『死ぬまで大宴会やりたい店リスト』ってのが、オレの脳内にあるんですが、そこにすぐさまランクインいたしました!
とにかくすべてに関して頭垂れて、「ありがとうございますだ!!」。
座面の広い感動の……いや汗導の高温サウナ。ほかに中温サウナにミストサウナも!
水風呂も14℃のほか約24℃のヌルめも鎮座。すべての人にやさしい、これがホスピタリティーだなァ〜。
3杯目に黒霧島550円をストレート注文。量多め◎!!
クエン酸サワー420円、320円のいか塩辛コンビ。純粋に旨い塩辛にきゅうりと昆布の漬物のるやつは飲み助殺し!
このバッグ&フックを見よ! テーブルとテーブルの間隔が超空いてるコロナ対策も◎。
【DATA】
[住]東京都葛飾区新小岩1-49-1 [電]03・3653・5122 [料]3時間コース1600円、普通コース2100円、朝風呂1時間コース1000円 [休]無休 [交]JR「新小岩」駅南口より徒歩1分 ※男性専用
カーツさとう
コラムニスト/プロドランカー。グルメ、旅、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。@DIMEの新・サウナ専門サテライトメディア『Saunner』もチェック!
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2021年2月28日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。