UVC映像出力を備え、オンライン講義やウェビナー配信などさまざまな用途に対応
近年、急速な社会環境の変化により、教育、ビジネス、医療などさまざまな分野においてリモートコミュニケーションのニーズが急増している。
例えば、大学教育ではリアルな対面講義とオンライン講義を同時に行うハイフレックス型(※1)講義が一般的になりつつあるという。
企業では従来の対面型会議やセミナーがビデオ会議やウェビナー(オンラインセミナー)形式に置き換わり、医療分野においてもリモート診療の導入も加速している。一方で、送信側のカメラ機能が低いと、必要な情報が伝わりきらないことも。
そこでソニーは、超解像ズーム機能によって最大40倍(※2)の高倍率ズームが可能な4K対応の旋回型カラービデオカメラ『SRG-X40UH』を発売するというので、詳細をお伝えしよう。
SRG-X40UH 左/ホワイト、右/ブラック
旋回型4Kカラービデオカメラ『SRG-X40UH』は4K対応の高精細映像に加え、超解像40倍の高倍率ズームを搭載。大講義室の後方からでも板書内容や教員の表情をしっかりととらえ、クリアな映像で撮影が可能だ。
また、水平画角約70°(ワイド端)の広角撮影が可能なため、狭いスペースや被写体との距離が近い場所にも設置でき、小会議室から大講義室まで対応する設置面の自由度を備えている。
さらにUVC(※3)による映像出力にも対応しているため、PCとUSBインターフェースで接続することで、Web会議用途やウェビナー配信、あるいは病院内における患者や計器のモニタリングやリモート診療などにも幅広く利用できる。
カメラの向きやズーム、フォーカスなどの情報を最大100個まで登録・呼び出しできるプリセット機能にも対応。またPoE+(Power over Ethernet Plus)対応により、LANケーブル経由でコントロールと併せて給電することもできる。
低照度時はモノクロ映像に切り替え、暗所でも撮影を可能にするDay&Night機能を搭載。IRリモートコントローラー同梱。VISCA/VISCA over IPでの外部コマンドによるカメラ制御が可能。天吊り設置(上下反転機能)に対応している。
4K対応の高精細な映像と、設置面の自由度をあわせ持つ『SRG-X40UH』は、大学、オフィス、医療現場など、さまざまな場面で高精細・高画質なリモートコミュニケーションを実現する。
製品概要
商品名:旋回型4Kカラービデオカメラ
型番:SRG-X40UH(ホワイト/ブラック)
発売日:2022年9月
市場推定価格:33万円前後(税込)
※1:Hybrid-Flexible(ハイブリッド・フレキシブル)型の略。対面・オンラインで自由に受講方法を選択できる形式を指す
※2:フルHD解像度の場合。4K解像度の場合は30倍
※3:USB Video Class。USBインターフェース上でのカメラ映像のデータ伝送やカメラの操作などを定めた通信規格
関連情報:https://www.sony.jp/brc/products/SRG-X40UH/
構成/Ara