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大日本印刷が屋外でも設置できる5G-Sub6帯用のフィルム型アンテナを開発

2022.04.18

景観を損ねず、直径15cmの細い円柱への巻き付けも可能

大日本印刷は第5世代移動通信システム(5G)のSub6周波数帯に対応し、直径15cmの細い円柱にも巻き付けられる、意匠性・耐候性の高いフィルム型アンテナを開発した。

開発の背景

高速大容量通信が可能な5Gで使われるSub6帯(3.7GHz帯、4.5GHz帯)周波数の電波は通信距離が短いため、人々が通信できるエリアをカバーする基地局とアンテナを多数設置する必要がある。

同社によれば、アーケードや地下街、人口密集地などで、街灯や電柱、建物の内部や外壁などにも違和感なく設置できるアンテナの需要が高まる見込み味だという。

しかし、従来のアンテナは街灯や電柱等の円柱物に巻き付けて設置することが困難であるほか、デザイン面で景観と調和しないなど課題があった。

そこで、これらの課題に対して同社は、形状や給電線の設計を工夫することで、5G-Sub6帯で各通信キャリアに割り当てられている100MHz以上の帯域幅に対応しながら、直径15cmの細い円柱にも巻き付けられる可撓性(かとうせい:しなやかにたわむ機能)を持ったフィルム型アンテナを開発。

さらに電子線(EB:Electron Beam)を照射してフィルムにコーティングした機能性樹脂等を硬化させる独自のEBコーティング技術を活用することで、耐候性を高め、設置場所の環境を考慮した意匠デザインも施すことにより、景観を損なうことなく、屋外でも設置可能な製品としたという。

5G-Sub6帯用フィルム型アンテナの特徴

・高い屈曲性を有しており、曲面に設置することができる。
・木目調などの意匠性を付与することにより、景観を損ねることなく設置が可能。
・街灯・信号機・電柱など屋外でも設置可能な耐候性を備えている。

今後の展開

同社によれば、2023年度の量産化に向けて、各種通信関連会社と共同で機能検証を進め、2025年に売上10億円を目指すとコメントしている。

なお、2022年3月には、電気通信事業者であるオプテージとOPTAGE 5G LAB(https://optage.co.jp/5g/)においてローカル5G設備で共同実証実験を実施。意匠付きフィルム型アンテナの5G-Sub6帯での通信に成功している。

関連情報

https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162365_1587.html

構成/清水眞希

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